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『言葉が故郷へ帰る夜』

2022年12月17日
昼寝研究所寝言レポート#3184

午前中に指定していた荷物を受け取りました。
銀色の額です。
そしてRingoさんに描いていただいた絵『言葉が故郷へ帰る夜』です。
タイトルはラフ案を見てわたしが決めさせていただきました。
どうしても説明しがちになってしまう、というか、これ絵のタイトルというより小説のタイトルですよね……

はい、額装してみました。同じ額で金色のものも持っていたのですが、試しに入れてみたら、ちょっと額の主張が強かったので、やはり今回購入した額に入れました。絵の青が映えるかと。

言葉が故郷へ帰る夜

満月の澄んだ光の中、空に舞うたくさんの書物。
それを眺める少女。飛んでいく本の中にどんな世界が広がっているのだろうと思いながら見送っているのです。たぶん。
月光に照らされた寂しげな儚げな表情が良いですよね〜

タイトルを付けさせてもらったのもおもしろい体験でした。
末永く大切に飾らせてもらいます!

これ、ラフを見ながらタイトルをあれこれ考えすぎて、既にわたしの中で長い話ができつつあるのですが……

以下、この絵から生まれたお話の概略です。

完全に誰にも必要とされなくなった本は、最後の時期がくると空へ還っていくという話がこの大陸には伝わっています。
年に一度、そういった本が空の彼方へ飛んでいく日があると。

普通の人にはそれは見ることができません。

しかし、その本の姿を見ることができる人が稀に存在します。
何故か各国に一人だけ。これは昔からずっと変わりません。
彼等は視書師と呼ばれ、その国の王などに命じられて「書物がこの世界から失われる」のを防ぐ役目を担っているのです。

田舎に住んでいるとある少女は昔から不思議に思っていました。
時々、本がたくさん飛んでいく夜があると。
幼い頃から引っ込み思案だった彼女は、他の人にはそれが見えないことを察して、自分だけの秘密にしていました。
本は珍しいものですが、彼女の村にも何冊かあり、おもしろい物語、薬の作り方、怪我や病気の治し方が書かれていることもあるという、とても役に立つものだと聞いていました。
実は少女も母親にもらった本を二冊だけ持っていました。
しかし、少女は字が読めませんでした。母親も読めなかったので、そこに何が書かれているのか知らないままです。
読み書きの勉強はお金がかかるため、諦めていました。

やがて、彼女は空を飛んでいく本が『終わりを迎えた本』であるという言い伝えを知ります。
そして、それを防ぐ視書師という人達がいることを。

彼女が住んでいる国の都には既に視書師がいました。だとしたら自分に見えるのは何か違うものだろうと少女は思っていました。どちらにしろ、彼女にとっては都のことなど遠い世界の話でした。

ある時、本を見上げていた少女は一つの疑問を持ちます。

空へ消えていく本たちはどこへ行くのだろうかと。

……というような話があるんですよ。
いまのところ、書く予定はありませんが……

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あ、作者のRingoさんのつぶやきです。
そうなんです。月へ帰る物語というあれもありますよね。

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今日はもうこのお話で良しとしましょう。
なんか、こうして書いている間にも色んな設定が出てくるな……

というわけで昨日2022年12月16日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版も0冊でした。そうか……
Kindle Unlimitedの既読ページ数は1031。ありがとうございました。

数日前からKindle本の評価件数が妙な増え方をしているのです。一昨日ぐらいに70件から161件に増えたと思ったら、今日218件に。他の本も増えているものもありますが、以前のままのものも。
……Amazon側でカウント方法に変更があったのか、偽アカの評価件数が増えているだけかと思うのですが……まあ、見た目にインパクトがあるから良しとします。

小説は進んでないけど、まあ、良しとしましょう。

それでは本日もお疲れ様でした。
おやすみなさい。

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