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BABYMETAL 追う幻影には誰も勝てない

アニバーサリーは特別なもので、私にとっても貴方にとっても年に一度のこと。今年誕生日を迎えた方、迎える方、おめでとうございます。

■思い出補正というのは厄介なもので誰しもが持ちうる無意識の感情と言っていいのではないでしょうか。ノスタルジーとも言い換えれるかもしれませんし、栄光の日々、あの頃は良かった話など、言い方は違えど、多くの人が持っているものです。
■それは素晴らしい事なのだけど、人は記憶の中で思い出を反芻するうちに、多くは良い方向に、たまに悪い方向に補正をかけてしまうものではないでしょうか。肯定と否定どちらも自分の都合のいいように人は無意識であっても自己防衛側に補正をしてしまう生き物です。
■美しい思い出はより美しく、当時の映像や
画像でさえ、瞬間を捕まえたものでさえ、そこに上乗せされてゆく"想い"があります。
■何月を重ねるごとに美しさには新たな美しさがコーティングされていきます。
その行き着く先にあるのは、神格化です。ここまで来るといよいよ厄介です。
■誰も勝てなくなります。おそらく本人でさえも。その思いが、自分の中だけで収まれば良いのですが、他ベクトルに向かうことは良い結果を生まない気がするのです。多くの議論はこれに起因している気がします。
記憶を記憶のままに思い出してみる。それがいかに大事で大変か。でもそれが大事ではないでしょうか。

■トマトはトマトのままで。桃は桃のままで。

あの日、彼女が現れると歓声があがった。


■あーそういえば、私は昔は、大谷翔平ばりにカッコよくて、才能があって、かつ努力家で、神童と呼ばれており、将棋では無敗で、相撲でも無敵で、ゲームも上手くて、モデルにならないかと常にスカウトされたりして、宇宙飛行士になれるけど気まぐれでならなくて、メンサ会員首席で、六法全書暗記してて、歌は玉置浩二並みで、ほぼほぼ神に近い存在だった気がしてきたなー。歳をとるごとに年々そう思えてきたわー。多分補正ないと思うわー。
思い出ってiine、iine、iine、iine。

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