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これぞおバカB級映画だ!アフリカン・カンフー・ナチス!

映画、アフリカン・カンフー・ナチス(2021年)を見ました。
すごく衝撃的なB級映画だったので、おすすめします。
先に言っておきますが、タイトルの通り枢軸国家をネタにしたパロディ、
またクオリティがそんなに高くないグロシーンも存在します。
映画事故回避のためにね。

あらすじ
第二次世界大戦でベルリンの地下壕で自決をしたアドルフ・ヒトラー、
東京裁判にかけられて処刑された東條英機。
その2人は、実は生き延びていた!
亡命先のガーナで東條英機から空手を習ったヒトラーは、
その卓越した技術で次々にガーナを掌握、
魔術的な力を持つ血塗れの党旗で彼らを洗脳し、
新たな人種、「ガーナアーリア人」として支配するのであった。
カンフーの影蛇拳の使い手、主人公アデーはヒトラーたちによって、
カンフー道場を潰され師匠を殺され、恋人も奪われてしまう。
アデーは復讐を誓い、最強のカンフーマスターになるために、
様々な修行を得て成長していく…

という、ストーリーだけでもB級感満載の映画です。
このお話を考え出したのは、日本在住ドイツ人の監督、
セバスチャン・スタイン監督。
公式サイトによると、
「2018年、ひどい二日酔いに目覚めた時、ふとアフリカに行きたいと思いつき、
それを実行するための言い訳として、本作のプロットを2日間で考え出した」らしい。
監督本人も、ヒトラー役で出演。
相方の東條英機も日本での監督のご友人だそう。
あとは現地ガーナで雇った俳優さんたちで映画を撮影したそうです。
色々と無茶苦茶な映画ですが、色々ツッコミどころ満載で

・ガーナ人が全員なぜか関西弁(特に吹き替えはキャラが濃い)
・ヒトラーがカタコト(日本在住の監督本人が吹き替えを担当しているそう)
・空手マスターのはずの東條英機の動きが素人(前述の通りただの監督の友達なので…)
・ヒトラーの側近、ゲーリングが黒人(白人キャストが足りなかった、というか監督しかいなかったため)

という感じ。
ストーリーのネタバレを入れずにこれなので、
作中のツッコミどころは数知れず。
吹き替え版もあまり有名な声優さんではないのかなーという感じでしたが、
予告編に若本規夫さん、本編のナレーターに上坂すみれさんと
なぜかナレーションだけ豪華。

しかも、ドイツ・日本・ガーナ合作との事。
ヒトラーと東條英機役以外、俳優さんや制作の方も現地、
ガーナの方が演じて製作に携わっているとの事。
監督曰く、ドイツ語で放映された最初のガーナ映画との事。

しかも、現在どうやら2作目の制作も予定しており、
それに向けて制作費集めのため、クラウドファンディングを実施しているそうです!
内容が内容なだけに欧米諸国ではまず配給など無理でしょうからね…
今のところ、150万円の予算に対して450万円の達成とのこと!
すごい!!
リターンにエキストラ出演もあるので、
一度見てみて、続編を作ってほしい、
またもし興味がある方は応援してみてはいかがでしょう?


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