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私は中学生の頃から「物語」ることが好きでした。
いろんな発想が浮かんできて、それを詩に起こし、ストーリーに起こしていました。

そのころから、地球温暖化や人種差別、人間の業が引き起こす悲劇について考えており、そのようなストーリーを書いていたのをふと思い出しました。

地球温暖化で、今とは全く違う、隔離され制限された環境下で生きなければならない世界や、クローン人間や脳機能障害を患った子供が国の政策で秘密裏に作られ、白人至上主義が当たり前となり、女性も戦闘の第一線に立たされ命の危機にさらされる社会を、そのころ描いていました。

15年以上前に、兄が東大に入るための勉強をしている隣で、一人言葉を発さず黙々と考えていたストーリー。

本当に私が考えた物語なのだろうか?と疑うほどの内容で、まさに当時「降ってきた」ストーリーだったのだろうと思います。

いま、SDGs界隈の話に触れる機会が多くなり、特に私は体質的にヴィーガンを推進しているため、地球温暖化や人間のエゴについての情報に特に触れることが多く、このままでよいのだろうかと考えさせられています。

このストーリーを考えていた当時は、人間にとってスリリングで、生命を脅かされるような危機的状況の話が人を滾らせると感じていて、しかも、実際にこんな未来は来ないだろうと楽観的に考え、楽しんで考えていたところがありましたが、現状を見ると、温暖化は深刻さを増し、クローン人間が作れる技術をもうすぐ人は得て、脳機能障害を持った子供たち・成人が沢山生まれている(私も含め)。さらに、アメリカでは白人至上主義の大統領が着任しています。

女性が世の中で平等に働けるようになり、しかし女性を完全に守れる程の社会制度が、すべての国にあるわけではない状況。特にこの国では、女性の生理についてさえ、いまだに男性の認知が及んでおらず、まだまだ「仕事なんてできる体ではない」といった攻撃・侮辱を受けています。



あの頃考えていた”スリル”が”リアル”になりつつある。

本当にリアルになってしまったら、どうすればよいのだろう。

いや、リアルになる前に止めなければ。

人間が人間のために、生命を殺すようなことがあってはならない。


こんなことを言うと、偽善的と言われるかもしれませんが、
私は子供たちに今以上の生きにくさを残していきたくない、
そう思うだけなのです。

時代は変わります。
今生きることができているこの現代も、先代の皆様が、多くの血を流しながら、命を削りながら作ってきてくださった、生きやすい社会です。
ただ、生きやすい社会が、人間だけが生きやすい社会に傾いてしまっては、本末転倒で、戦争がない、という時代に変わった今、あらゆる生命体が調和し共調する社会を作っていくことが、私たちが次世代のために作る「アップデートされた生きやすい社会」なのではないかと考えるのです。

皆さんも、未来を少し想像してみませんか。
そして、今、社会で、世界で、本当は何が起こっているのかに興味を持ってみませんか。

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