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one day photo_25:東京都写真美術館

今週は東京都写真美術館で新進作家展と野口理佳展を見てきました。
新進作家展は過去のものは図録で見ましたが実際に見るのは今回が初めて。「あ、現代美術化した」という感じの展示内容はシャーロットコットンの著書「写真は魔法」に通じるものがありました。
個人的に一番好きだったのは澤田華さんの作品、認識のずれみたいなものを自覚させるような映像作品は見ていて「あれ、俺ってこれ今どう認識したんだ?」っていう感じにさせられて面白かったです。

野口理佳展は会場の雰囲気がやっぱりいい、そしてプリントも整然としていて美しい。静謐な空気が漂う中で見る作品はどれも宇宙や未知の力を感じさせた。クマバチって力学上飛べないはずなのになんで飛んでいるんだろう?みたいな話の題材だから選んだんだろうか?

潜る人、夜の星、フジヤマは写真集で見ていて地上の普遍的な景色の中に銀河や宇宙飛行士、月面といった世界を見出すことが出来るものかと感心した覚えがある。やや内向きであんまり好きではないんだけど、ロマンチックな作品だなと思って見ていた。
ただ、どれも写真集じゃなくて原盤で見るとすごいんだろうと思っていて、今回その原盤が展示されていて、やはりすさまじい迫力で慄いてしまった。
潜る人の原盤は3メートル近い横幅のプリントで、宇宙飛行士のような潜水服を着た人が海に向かって行くというもの。めちゃくちゃかっこいい。

写真の内容までは詳しく読めないことがほとんどだけども、こうやって美術館で原版に触れてモノとして良いものに自分の眼を合わせて、目利きが出来るようになると仕事にも役立ちそうなので、次回はオペラシティに川内さん見に行くことにしました。楽しみ。

伊吹

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登山ブログを書いたり、山で写真を撮っています、登山写真で気が付いた技術をひたすらつぶやきます。