【皐月賞2019 有力血統馬情報】

【2サトノルークス】
ディープインパクト産駒。母の父Sadler's Wells。
2017年セレクトセールで2億9160万円で落札された。母母父ナスルーラ系、母リッスンはドイツの２歳Ｇ１フィリーズマイル優勝馬。母父ナスルーラ系は過去10年2勝・3着3回、複勝率22%。皐月賞過去10年サンデーサイレンス系8勝、残り2勝の母父はサンデーサイレンス。皐月賞で最も重視しなけばならない血脈はサンデーサイレンスだ。

【4ダノンキングリー】
デイープインパクト産駒。母の父Storm Cat。
半兄ダノンレジェンドはJBCスプリントなどダート短距離重賞9勝した短距離G1馬、母系が短距離系なのでダービーより皐月賞向き。デイープインパクト×Storm Catの黄金配合からキズナ、アユサン、ラキシス、リアルスティールなどがG1馬が出ている。2代母Caressingは米国G1・ＢＣジュヴェナイルフィリーズの優勝馬。デイープインパクト×Storm Catの配合馬は、中山芝2000mを得意としている。

【7ヴェロックス】
ジャスタウェイ産駒。母の父Monsun。
母の父Monsunはドイツの大種牡馬でG1・3勝。産駒では10頭のG1馬を輩出、無類のスタミナと時計のかかる馬場へ対応できるスタミナを伝えている。ジャスタウェイ産駒は速い流れに対応できるスピードと先行して残れるスタミナ持つ傾向が顕著にでて内回り芝2000mの若駒S,若葉Sを強い競馬で連勝している。父の父ハーツクライ産×Monsunは、極上のスタミナ配合で長距離G1菊花賞あたりで資質が一気に開花するかもしれない。

【12サートゥルナーリア】
ロードカナロア産駒。母の父スペシャルウィーク。
母シーザリオは日米オークスを制覇した世界的名牝馬。半兄にジャパンC、菊花賞を制覇したエピファネイア、朝日杯FS覇者リオンディーズがいる超良血ファミリー。ロードカナロアはスピードを伝える血統で、芝1800m以上では成績が低下するが、母シーザリオはスペシャルウィーク×Sadler's Wellsというスタミナ豊富配合、父ロードカナロアのおとなしい気性を受け継いで折り合いに懸念がないことから距離延長は問題なく対応できるはずだ。先週グランアレグリアがぶっつけで本番で桜花賞を制覇したことは、調教技術が急速進歩していることを示している。G1ぶっつけで本番のメリットはトライアルレースを使うことの消耗度が抑えられる。これからトライアルレースの存在意義が変わってくるかもしれない。

【17アドマイヤジャスタ】
ジャスタウェイ産駒。母の父エリシオ。
父の父ハーツクライ産駒はスタミナに優れ長く良い脚は使える半面中山内回りは苦手、ハーツクライ自身は有馬記念で唯一国内でデイープインパクトに先着して優勝した実績から内回りへ対応できる潜在能力を持っていた。しかしジャスタウェイ産駒は速い流れに対応できるスピードと先行して残れるスタミナを持ち、小回りの2000m前後への適性が高い。自身もホープフルS(2着)、すみれS(2着)と中距離内回りへの実績あある。母の父エリシオで高速馬場への適性を高めている。

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