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ジャパンカップまとめ<人気記事!>

《ジャパンカップコース特性》
(東京芝2400m左)
ジャパンカップは平均的には2分24秒台の決着で、速ければ23秒台の時計が出る。ジャパンカップのスタート地点は正面スタンド前の直線。最初の1コーナーまでの距離は約313m。スタートから2コーナーにかけてはほぼ平坦。ゴール前の直線は途中から高低差2.1mの上り坂、ゴールまでの残り約300メートルはほぼ平坦となる。直線距離は525.9m。最高の戦いを世界に示す舞台なので先行争いは激しく、600m通過後からペースは落ち着き向正面直線ではゆったりと流れるが、12秒台のラップは持続する。残り800mあたりから徐々にペースアップして11秒台のラップが連続する厳しい流れになっていく。この厳しい流れについていける末脚の持続力と鋭い瞬発力が求められる。直線だけのよーいドンの末脚比べの緩い展開にはならない。世界レベルの高い能力が必要で、流れが向いたので勝てたとかになることはなく極めて高いレベルの瞬発力が勝敗を決める厳しい戦いになる。高速ラップを刻むので逃げ切りは困難、先行馬は並大抵の先行力では残れない。まくり、追い込みも厳しく最近ではオルフェーヴルがかろうじて2着の好走したくらい。コース形態上、中心は差し脚質。4コーナ出口である程度の順位と馬場の良いところ確保できる騎手の瞬時の判断力も勝ち切る重要なファクターになる。
《京阪杯コース特性》
(京都1200m芝右)
向正面直線の坂下からスタートで100m後の上り坂があり3コーナーまでは316m。スタート直後の上り坂があるので、スプリントレースにしてはテンは速くならないが後半3ハロンが極端に速くなる。直線は短く約328mで平坦。3角から4角のカーブが小回りで急カーブのため外にふくれる。京都の芝は移動柵がA~Dコースまで取れるためインコースの芝状態は良好。先行力と強力な瞬発力が要求されるコースだで内枠の逃げ・先行馬が圧倒的に有利。ハンデ戦である為1600万以下を勝ったばかりの馬や、格上挑戦の馬でもチャンスある。

<ジャパンカップ情報>

【1カレンブーケドール】
3走前のオークスはタフな展開の中、好位追走から2着、ジェンティルドンナが記録したオークスのレースレコード2分23秒6を上回る2分22秒8の走破時計は優秀でジャパンカップでも十分通用すると思われます。ディープイインパクト産駒牝馬が3勝・2着1回、15年と13年は牝馬ワンツー決着でした。古馬との斤量差4キロをいかせば十分勝ち負けになる算段からエリザベス女王杯へは見向きもせずジャパンカップ1本に絞り込んできました。人馬一体津村騎手のG1初制覇なるか注目です。
【2ワグネリアン】
昨年のダービー馬。天皇賞(秋)は5着でしたが、2着のダノンプレミアムと0秒1差。外枠14番から勝ちに行く競馬をしたことは高く評価できます。持ち味の勝負強さを発揮して巻き返しなるか注目されます。ディープインパクト産駒の牡馬は0勝、2着1回・3着1回と成績はいまひとつです。
【4ムイトオブリガード】
前走アルゼンチン共和国杯を3番手先行から粘り強く抜け出して重賞初制覇。芝2400m・2500mでは8戦5勝2着1回、全6勝中5勝を芝2400m以上で挙げている。東京芝2400mは3戦3勝と抜群の適性を示しています。距離適性はメンバー中トップ、人気のなさを考慮すれば馬券妙味は大きいようです。あとは中2週で長距離戦を走るには馬への負荷が大きくなることが懸念されます。
【5スワーヴリチャード】
昨年の大阪杯覇者。前走の天皇賞(秋)は休み明けで7着も、大阪杯よりも1秒以上速い、1分57秒1の走破時計は優秀です。昨年ジャパンカップ3着、安田記念3着、宝塚記念3着、ドバイシーマクラシッ3着と常にG1で好走は実力が本物であることを十分に示しています。
【6ユーキャンスマイル】
前走の天皇賞(秋)は2着のダノンプレミアムとはクビ+クビ差の4着、4角13番手からメンバー中最速33秒7で上がりの自慢の末脚を発揮、超一戦級相手に潜在能力の高さを示しました。2000mより2400m、右回りより左回りの方が圧倒的に合っています。左回りは4戦3勝で天皇賞(秋)以外はすべて勝っています。母ムードインディゴも左回り巧者でした。
【8レイデオロ】
17年ダービー、18年天皇賞(秋)とG1を2勝を挙げている実力馬。ダービー馬のジャパンカップ優勝は09年ウオッカ以降勝ちはありません。ジャパンカップとダービーは展開が異なり、ジャパンカップはスタートからゴールまで息の入りにくいハイラップを刻みますので、スタミナ、スピード、瞬発力と総合能力の高さが必須になります。レイデオロは17年ジャパンカップ2着の実績があり、世界的名手のビュイック騎手が手綱をとることで、120%潜在能力を引き出す騎乗になることが推測されます。
【9ルックトゥワイス】
前々走の目黒記念で芝2500mの国内レコード2分28秒2は、これまでの記録を1秒3更新する破格の勝ち時計でした。出遅れて後方からの大外一気の末脚で差し切る強い競馬での勝ち方は、今が全盛期のピークであることを示しています。前走のアルゼンチン共和国杯最も重い斤量57キロを背負っての4着は仕方ありません。全6勝中5勝が左回り、東京コースは2勝・2着4回、広く直線が長いコースで持ち前の瞬発力を発揮できます。
【11シュヴァルグラン】
7歳も現役続行を決めドバイシーマクラシックでは2着と衰えのないことを示しました。一昨年のジャパンカップの覇者、昨年は4着の得意のレースで巻き返しなるか注目されます。ただ過去10年のジャパンカップにおいて6歳以上の連対例がないことが若干心配されます。ジャパンカップはスタートから速いラップを刻む厳しい展開になることが多いので年齢を重ねるごとに厳しくなると思われます。
【13エタリオウ】
菊花賞2着をはじめ重賞で2着が4回と惜しい競馬でなかなか勝ち切れてません。後方から追い込む走りであと一歩届かなのが現状です。エタリオウが勝つには条件が必要で、時計のかかる馬場でのハイペースになれば一発の可能性は十分あると思われます。
【18ジナンボー】
母は3冠牝馬のアパパネ、父05年の3冠馬デイープインパクトの超良血馬。デビューが遅く4歳になりますがまだ7戦で4勝と経験は浅いでので、これから一気に資質が開花していくことに大きな期待が寄せれれています。前走の新潟記念は勝ち馬ユーキャンスマイル とタイム差なしクビ差の2着、54キロの斤量の恩恵はありましたが、余力を余しており大きな上積みが見込めそうです。

<ジャパンカップコース適性>

【2ワグネリアン】
東京コースは3戦2勝、昨年のダービー馬。後半の残り800mあたりからペースアップして直線はは11秒台のラップが連続する流れになる。この流れに対応する鋭い瞬発力に加え、なおかつ末脚の持続力を備えておりジャパンカップへの適性は高いと思います。
【4ムイトオブリガード】
東京芝2400mは3戦3勝。全6勝中5勝を東京コースであげてます。昨年アルゼンチン共和国杯は32秒5の異次元の末脚を使っています。ジャパンカップでは約7割の勝ち馬が差し馬。決め手がある差し馬の好走する確率が高いようです。
【5スワーヴリチャード】
東京コースは8戦2勝・2着2回・3着2回。東京G1は2着1回・3着2回で昨年のジャパンカップを3着。今年はドバイシーマクラシッ3着、宝塚記念3着と一流馬相手に結果をだしてます。昨年は極めて高いレベルの能力が要求された舞台、並の実力では通用しないジャパンカップ3着、高次元の瞬発力勝負への対応力は相当高いはずです。
【8レイデオロ】
東京コースは4戦3勝、2着1回で内2勝はダービーと天皇賞(秋)のG1であげている東京巧者です。今年は初の海外遠征で調子を落とし勝ててませんが、涼しくなると成績は上向いてくるタイプ。昨年天皇賞(秋)を制覇した東京コースへ戻り、気候も涼しくなることで巻き返してくる可能性は大きいです。
【18ジナンボー】
東京コースは5戦3勝。全4勝は芝1800mから2000mであげています。前走から400mの距離延長がどうかが懸念されてますが、瞬発力勝負になっても速い脚をつかえますので、十分対応でき、R.ムーア騎手の剛腕で距離はもたせてくれると思われます。

<ジャパンカップ血統>

【1カレンブーケドール】
ディープインパクト産駒。母の父スキャットダディ。
父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系の牝馬。母ソラリアはチリのエルダービー、アルトゥロLペニャ賞、チリ1000ギニーのG1を3勝、年度代表馬の選ばれた名牝馬です。ディープインパクトの3歳牝馬はジェンティルドンナ優勝、デニムアンドルビーが2着と血統的相性が良いです。母系はスタミナ血統色が強く、瞬発力戦より持続戦の方が実力を発揮できそうです。
【2ワグネリアン】
ディープインパクト産駒。母の父キングカメハメハ。
2代母ブロードアピールはガーネットS、根岸Sなど6つの重賞を制覇した名牝馬です。ディープインパクト×キングカメハメハという組み合わせは、ジャパンカップ2着のデニムアンドルビー、キタノコマンドール、アイスバブル、ジナンボーがなど多くの活躍馬が出ている配合です。2代母ブロードアピールの父Broad Brushは中距離米国G1を4勝した名馬で、2代母ブロードアピールはダートで猛烈な脚で差していたように、東京の長い直線で瞬発力の血脈が最大限いかされると思われます。
【5スワーヴリチャード】
ハーツクライ産駒。母の父アンブライドルズソング。
サンデーサイレンス系×アンブライドルズソングは菊花賞馬のトーホウジャッカル、朝日杯FSダノンプラチナが輩出されてます。バンドワゴンの半弟で、母母キャリアコレクションはB米国G1・2着2回のマイラー。父スタミナ×母スピードの組み合わせからベストは2000m前後になると思われます。
【6ユーキャンスマイル】
キングカメハメハ産駒。母の父ダンスインザダーク。
キングカメハメハ×ダンスインザダークの配合はG1・2勝のラブリーデイ、ショウリュウムーンなどが輩出されています。母ムードインディゴは秋華賞で2着。ダンスインザダークの影響を強く受けた胴長体型で、長距離戦で高い潜在能力を発揮します。キングカメハメハ産駒のジャパンカップ成績は、10年にローズキングダム優勝、17年にレイデオロが2着、ルーラーシップとラブリーデイが3着となっています。
【8レイデオロ】
キングカメハメハス産駒。母の父シンボリクリスエ。
母の母レディブロンドは6戦5勝の好成績を挙げており、ディープインパクトの半姉にあたります。その母ウインドインハーヘアの牝系から多くの優秀な馬がでています。昨年のジャパンカップはアーモンドアイとキセキのキングカメハメハ系のワンツーフィニッシュしたように、終始緩みのない持久力勝負で無類の強さを発揮するのがキングカメハメハ産駒です。レイデオロ自身も一昨年2着しているように、血統的適性は間違いなく高いようです。
3連単6点勝負の考え方です⇒【予想理論:3連単6点勝負】
http://talmud.seesaa.net/article/163969310.html


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