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イベントブースのデザインから学んだこと

6月30日、NewsPicksとLinkedInが主催する、グローバルな視点でキャリアを考える大学生のためのイベント、Global Career Fesが都内で開催されました。交流会場にブースを出展するにあたり、会社のロゴTシャツ・バナースタンド・テーブルクロスのデザインを担当しました。

イベントブースのデザインは、企業イメージやブランド、メッセージを来場者に伝えるコミュニケーションの場です。制作過程でも、採用や広報メンバー、デザイナーなど多くの関係者と相談しながら進めました。当日は、自分が制作した各種アイテムが会場でどのように見えるのか気になり、ワクワクドキドキしながら会場に足を運びました。

実は、イベントのブースデザインを担当したのは今回が初めて。バナースタンドは2メートルもあり、文字のサイズを大きくしては「これでは主張し過ぎ?」、小さくしては「これでは目立たない?」など試行錯誤の連続でした。それでも、最後まで正確なスケール感は分からずに多少の不安もありましたが、当日の展示を見て「あっ!こう見えるのか...!」とようやく客観的に捉えることができました。

やはりリアルな制作物の場合は現場に行き、自分の目で見て確認するのが大切だと改めて感じました。また、会場にいるメンバーからも「スタンドがかっこいい!」「赤色のTシャツも作ってほしい!」など生の声を聞くことができ、「よし、次回も頑張ろう!」というモチベーションにもつながりました。

下記の写真は、会場の入口付近とブースの目の前で撮影したものです。

企業のイメージを表現するロゴや訴求したいメッセージは、来場者の目線が集まる上の方にレイアウトしました。各プロダクトのロゴはその下にレイアウトしたのですが、自分が考えていた以上にスタンドの下の方は椅子やテーブルなどの障害物に遮られて目立ちにくい印象を持ちました。次回はそのような点も含めて改善したいと思います。

また今回、普段からデザインの相談をさせて頂いている坪田さんもアドバイスをくださり、大変勉強になりました。ポイントを下記に引用します。

・会社PRの場で大事なのは、カラーとロゴを大胆に主張すること
・コーポレートカラーを基調に、一貫性のあるデザインを心がける
・重要でない要素は、無理に入れずに削ることも必要
・会場での展示を意識して、文字は気持ち大きめにレイアウトする

画面の中で見るスケールと会場で見るスケールでは当然ながら見え方も違ってきます。リアルな制作物をデザインする際は、いかに当日の様子を想定できるか、この点が重要だと思いました。たとえば、数メートルのバナースタンドで事前に試すというのが難しければ、会場の写真に画像を当てはめてシミュレーションするのでも良いそうです。当日の展示を見るまで、頭の中で分かっているつもりでしたが、実際に自分の目で確認し、それがどういうことなのかはっきりと実感することができました。

デザインは、必ずしも一つの画面の中では完結するものではなく、今回の場合だと、バナースタンドやテーブルクロスが置かれる会場があり、そこでTシャツを着る人がいて、さらにそこに集まる人々がいる。そういった一瞬一瞬の中で全てが連動して初めてデザインが調和し、生かされるのだと思いました。

以上が、今回のイベントブースのデザインで学んだことです。最後までお読みくださりありがとうございました。

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