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訪問調査 南砺市民病院@富山[Day1]

前回の記事で色々と楽しんだ様子を記録したのですが、今日からが本番です

この日は1日大浦先生のシャドーイングをさせていただきました。

大体のスケジュールはこんな感じ↓↓

無駄にオシャレな感じにしました
ちょっと見にくいですね、、笑


初めて院内へ

今回南砺市民病院に行くのは初めてで、というか富山に行くの自体初めてだったのですが、、
自分の想像の2倍くらい大きい!というのが一番最初の印象でした

外科系の診療科もあるし、今まで行った病院に比べるとその分医師の先生方がたくさんいるな〜と感じました。
朝のカンファレンスの見学をさせていただいた後、検査室の見学をさせていただきました。

検査室の見学

南砺市民病院ではブランチ方式を取り入れていて、
ざっくり簡単に言うと、検体検査は病院ではなく検査機器会社から派遣された技師の方が行い、生理検査は病院のスタッフである技師の方がされているという感じです。

病院の中に別の会社が運営する検査室がある、みたいな感じなのですが、驚いたのが職種間の風通しの良さ。
同じ臨床検査技師さんとはいえ、病院所属なのか会社所属なのかによって若干距離が違うのかな〜とか、割と大きい病院だから他の職種との関わりが薄いのかな〜ってに想像していたのですが、全然そんなことはなく、むしろ普段よくコミュニケーションを取られているんだろうなと感じるような距離感で雰囲気がとても良かったです✨

個人的に南砺市民病院の最大の魅力は
ここだな〜と感じています✨

大浦先生も「みんなここの病院のスタッフだと思ってるから」とおっしゃっていて、どこに所属しているのかとかそういうラベルなしに一緒に仕事できる環境は素敵だなと感じました。

外来の見学

その後、大浦先生の外来での診察の様子を見学させていただきました。

よくよく考えてみると医師の方の外来を見学する機会は今まで数えるほどしかなくて、しかも3時間弱がっつり見学させていただくのは初めてでした。

患者さんと先生がこれまで信頼関係を構築しながら、患者さんが気にするポイントや何にどれくらい時間をかけるのか様々なことを考えた上でそれぞれに合った診察をしているのが印象的でした。

こういう感じの楽で穏やかな雰囲気

例えば、お酒も飲むしタバコも吸う、みたいな人で
どっちだったらやめれそう?減らせそう?と聞いてみたり
もちろんどっちもやめれたら健康上良いに越したことはないのかもしれないけど、その人の楽しみを奪ってしまうことになる可能性はあって、「あ、それだったらちょっとできるかもな…」という感覚を持ってもらえるようにされているのを実際に見ることができました。

私の父もお酒も飲むしタバコも吸うしで、「どっちもやめてくれないかな」ってずっと思ってたのですが、大きい病気をしてからタバコはやめてお酒を飲む量も少なくなって…と思ったら最近またタバコは吸い始めて、、
みたいな、結局やめられないんかーいとは思ってるところではあるものの

「どっちもやめろ!」「無理や!!」ってなるよりは
「タバコ吸う量減らすか、週に1回休肝日作るのどっちならいける?」「あ、それだったら、、」ってちょっとでも行動変容に繋がったらその方がいいな、とか。そんなことを考えながら診察を見学していました。

病棟で患者さんとお話し

見学が終わってから少しの時間、実習に来ていた医学生と病棟へ行って患者さんとお話しする機会をもらいました。

入院生活に少し嫌気がさしてきているような患者さんで、いろんな要望や思いを話してくださいました。
病院に行くたび思いますが、患者さんから学ぶことが本当に多くて、医療者の立場から考えると見落としてしまいがち、後回しにしてしまいがちなことも、「確かに自分が患者の立場だったらそれはそう思うかもな」と気づくことがたくさんあります。

この間亡くなったおばあちゃんも
入院の度に帰りたいって言ってたなあ、、

臨床検査技師の実習では、医師や看護師の実習に比べて患者さんと接する機会が圧倒的に少ないので、毎回貴重な機会だと思ってお話しさせていただいています。普通に患者さんと話すのは大好きなのでただただ楽しんでいる部分もあります!(笑)

訪問診療

お昼ごはんを食べ終わったら訪問診療です。
訪問診療すっごく好きなんですよね、、笑
めちゃくちゃ楽しみにしていました。

大浦先生がいい感じの写真を
撮ってくださいました!笑

患者さんは住み慣れた家で診察室や病棟と比べるとだいぶリラックスしていらっしゃるし、患者さん本人だけでなく介護するご家族のお話を聞けるのがとても楽しくて。
自分がもし臨床検査技師になったら絶対にやりたいことの1つでもあります。訪問検査とか在宅検査とか

先生や看護師の方が、患者さんだけでなく、服薬や食事の管理を毎日されているご家族も労って様子も見て、家族全体を診る、ひいては地域を診る、まさに地域医療の魅力が詰まっているなあと感じます。


インタビュー

病院に戻ってからは、院長先生へのインタビューです。
初めてお会いするので少し緊張していたのですが、段々話も盛り上がっていって結局2時間ほど色々なお話をしてくださいました。

とにかく向上心の塊というか行動力の塊というか
院長という役職にいながらも自ら、それも1人で地道な作業をされたり、もっと上、さらによりよく、ということを考えてそれを行動に移し、結果を残されてきた方だということがとてもよく分かりました。そしてお茶目な所もあって、とっても素敵な方でした✨(病院に行っていろんな先生と喋るたびにどんどんファンになっていってしまうのが嬉しい悩みです笑)

中でも一番心に残った言葉は
「(医師として)一番大事なことは、言葉の内容よりも、目の前の人をどれだけ大切に想っているか」
とおっしゃっていたことでした。

どれだけ言葉がうまくて、いい事を言っていたとしても患者さんが"どれくらい自分のことを心配してくれているのか"分かるし、
言葉の表現や伝えるのが下手でもその人を大切に想って言っているのは必ず伝わる。と話されていたのがとても印象的でした。

自分もそういう医療者になりたいと改めて強く思ったし、患者の立場でもそういう医療者に診てもらいたい、すべての人がそういう医療者に診てもらえるようになってほしいと改めて感じました。

院長先生に「行動力がある」と言われて、自分は割と消極的な方だと思っていたので、そのように言っていただけてとても嬉しかったです😍

ビデオレビュー

インタビューの後、ある先生が診察をビデオで撮影したものを見るビデオレビューを一緒に見学させていただきました📹
診察の様子だけではなく、患者さんの表情や無意識のうちにしている仕草なども含めて他の先生たちと客観的に見ることができたり、その先生がどんなことを意識して診察をしているのか聞くことができました。

こういう画角で、先生の話す様子も
患者さんの顔も見ることができます。

ビデオレビューは初めて見学させてもらったので、すごくいい方法だなと思いました。私も前に出て何かをする時、自分の様子を後から客観的に映像で見てみるといいよと言われたことがあって、最初は「えー恥ずかしー」って感じだったのですが、そうしてみて初めて気づくことがあったのを思い出しました。
笑ってるつもりだけどあんまりそう見えないなとか、思ったより頭動いてるなとか、、笑

夜ご飯🍝

こうして1日目、濃厚すぎるくらいの時間があっという間に過ぎて、もうすっかり外も真っ暗。近くにある八日市通りも少し通ったりしながら、夜ご飯に連れて行っていただきました、、!! 

真っ暗な畦道を進むと突然おしゃれな看板が
現れたのでびっくりしました✨

ついたのは超素敵なイタリアンのレストラン
古民家をリノベーションしたお店で見た目はもちろん料理もとっても美味しかったです🍕


二次会はインタビュー

イタリアンで満腹になった後、大浦先生にインタビューをさせていただきました。(夜遅くまで本当にありがとうございます、!)

インタビューに乾杯🥂とか言って笑

ついさっきまで大浦先生のインタビューの文字起こしをしていたのですが、何回も聞いた内容でも思わず笑ってしまうようなお話で、大浦先生らしさ炸裂の語り口と言い回しを1時間半😳
今までのインタビューを見て何度も思いますが、皆さん1人1人にこんなお話を聞けるとはなんとも贅沢な、、✨
お忙しい中時間を割いてくださって本当に感謝です!

文字起こしは始めるまでにだいぶ気合を入れないといけない作業なのですが、始めると2時間3時間集中して、終わった時の達成感といったらもう、ね笑

と、こんな感じで

1日目は終了です!
ホテルに帰って溶けるように寝ました💤

2日目はたくさんのゲストの方がいらっしゃって、とても賑やかな見学になります🙌
そしてなんといっても、マルモカンファ、初の現地参加!
卒論の解析やら卒試やらでバタバタしてますが時間を見つけて9月中に書き上げるのが目標です(いけるかしら…笑)

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます

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