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客家語教材のご紹介

みなさん、こんにちは。
「客家語を勉強したい!」とたまにネットで見かけます。
自分も客家語を学んでいますので客家語の教材について紹介したいと思っています。

紹介する前にまず客家語の文字について紹介させていただきます。
台湾語と同じ、客家語の白話字(PFS, pha̍k fa sṳの略語)と漢字が存在しています。
白話字は宣教師が作成して、百年の歴史を持つ文字です。(PFSで書かれている初めての辞書ー『客英辭典(客家語、英語辞書)』が1905年に出版されました。)一方、漢字は中華民国の教育部が1998年に多くの漢字から選んでから決めたものです。

台湾語も客家語もシナ・チベット語族に属されていて、漢字で勉強したい!と方がたくさんいらっしゃると思いますが、個人的に「白話字(PFS)」がおすすめです。なぜならば中華民国の教育部が決めた漢字は難読漢字ばかりだし、POJが分かればPFSの学習に入りやすいからです!台湾語にある声調が客家語にもある(音程が一緒)ため、POJとPFSを作成する時にそれも考慮した上でPOJとPFSを作成したのでPFSは声調符号が台湾語と一緒です。声調符号を覚え直す必要はありません。例えば、hak-kâ(客家)を見た時、台湾語の1声と5声で発音すれば良いです。

下記の写真は客家語漢字のLINEスタンプ。
見慣れない漢字がたくさんあります。

さて、本題に入りましょう。
まず紹介したい本はこちらです。

題名:大家來學客話
作者:彭德修

この本はPFSで書かれた本です!
この本を完走したらPFSをマスターできます!
が、この本に音声がついていないです。ちょっと残念です。
幸いなことに「萌典」に音声がついていますので発音を確認したいなら「萌典」でチェックできます!


続けて紹介したい本はこちらです。

https://www.books.com.tw/products/0010565573?loc=P_br_r0vq68ygz_D_2aabd0_B_1

題名:大學初級客語
作者:羅濟立

残念なのは、この本は教育部の拼音と漢字で書かれた本ということです。
簡単な文法の説明あり、音声がついていますので初心者に優しい本です。
客家語は文法が台湾語とほぼ一緒なので文法の説明のページを飛ばすことが多いですが(笑)
「萌典」に教育部の拼音とPFSがついています。いつもPFSに切り替えてチェックしています。私は、この本の拼音をPFSに直して勉強していました。そのおかげで教育部の拼音がPFSに結びつけるようになりました!


本の紹介は以上です!

「えっ、少ない!」と思っている方がいらっしゃるかもしれないですが、私はこの2冊だけで勉強していました。
あとは、言いたいことを客家語で言ってみるというやり方で勉強しているだけです。
私には客家語が話せる友達はいないし、両親は台湾語と中国語しか話せません。
客家語漬けの環境はありませんが、そのおかげで客家語をちょっと話せるようになりました!
やりたいならきっとできます!

最後までお読みくださり誠にありがとうございました。



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