見出し画像

#412:なんで冬だけ「バチッ」となるの?

寒くなってくると 何気なくドアノブなどに触れたときに「バチッ」とくる『静電気』。突然のことで痛くてビックリもしますよね。
でもこの静電気・・よくよく考えてみると冬ばっかりではありませんか?これってなぜなんでしょう? 
静電気とは、簡単に言えば電気が循環せずに物質内(この場合は体)に溜まった状態です。
静電気は乾燥した衣類や肌の摩擦などが原因で発生する訳ですが、夏は汗もかき、さらには空気中の湿度が高いので、体から多くの静電気が逃げます。
簡単に言うと、水は電気を通すので物質の表面に水分が多い状態で静電気が発生しても分散するか、温度のある大気中に放出すると言うことです。
一方、冬は衣服を多く着て、こすれ合う面積が広くなる上に、肌や空気も乾燥して、大気中への放出もあまり期待出来ないため、体が自然放電されていない状態になっていることが多いのです。
そしてその状態で金属製のドアノブのような電気の逃げ場に触ると、瞬間的に一気に電気が流れることによって衝撃が起きるという訳なのです。
静電気は、湿度20%以下、気温20度以下の環境で発生しやすくなるといわれています。
対策としては、ハンドクリームをこまめに塗ったり、部屋を加湿したり、冬でも湿気を吸う木綿や絹の衣類を着るなどして、常に体を乾燥状態にしないように注意しましょう。(お肌にも悪いし)

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?