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歴旅京都4日目 銀閣と吉田山とミッドナイト念仏

今日はカバンは壊れるし、ホテルに忘れ物を2つもして、今日も登山になっちゃった。
なんか昨日悪いこと書いたかな。

 どうも京都を歩いていると時代の感覚がおかしくなる。神話時代から室町へ、江戸、鎌倉行ったり、幕末も戦国武将も並んでいる。こんな面白い所、他にないでしょう。

銀閣寺 庭園

 江戸時代に金閣に対して銀閣と呼ばれただけで、シルバーは全然関係なし。
第8代足利将軍義政の山荘が没後に寺院となる、正式名は東山慈照寺。
 足利義政は美意識の求道者であり、東山文化の真髄である簡素枯淡の美しさを極めた。
と言われているが、後任争いですったもんだし、応仁の乱の大元だし、諸大名は言うことを聞かず、夫人は日野富子だし・・・。山荘に引き篭もった感が拭えない。

銀閣庭園から見える吉田山

 なるほど、京の街は吉田山に隠れて見えない。確信犯か?


銀閣 庭園

 それでも銀閣の美しさは実に日本的で素晴らしい。

吉田山

吉田神社に向かうが、必要のない山越え。疲れているのに私はたぶれもの。
この山の西側は吉田神社の境内となる。お隣は京都大学。
でも気持ち良かった。足は痛いけどね。

吉田神社

吉田山は足利尊氏が南朝との決戦に布陣したり、平安京の基準点の一つになったりしているが、江戸時代には神社のトップに君臨する。全国の神社が名前や社格を変えるのに吉田神社に認可してもらっていた。明治になりトップは伊勢神宮になる。

それから金戒光明寺、平安神宮、永観堂、南禅寺を経て知恩院へ。

知恩院ミッドナイト念仏

 知恩院で毎年行われているミッドナイト念仏。国宝の山門に上がり夜7時から朝7時まで木魚を叩きながら念仏を唱えられる行事。山門内部が圧巻、木魚が120ほど並んでいる。撮影禁止。推しのラジオのAさんからの情報で初参加。入退出自由で結構入れ替わる。
 ひたすら念仏を唱えると不思議な心持ちになる。やってみないとうまく伝えられない。
 最後までいたかって?実は2時間でリタイア。これまでのスケジュール見てくれた方は許してくれるでしょう。一晩やったらそのまま浄土へ・・・。

 でも一心不乱にやることで、年取ってもレベルを上げられることもありそうだ。

【REG's Diary  たぶれ落窪草紙   4月18日(木)】

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