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母の願い「もし災害が起きても家族にあたたかいご飯を食べさせたい!」

みなさん、はじめまして、リジェンヌのミホです。プライベートでは3人の子どものママをしています。

非常用発電池をあつかう仕事柄、災害のときにご飯を炊く一番良い方法を日々考えています。

今回は、もし災害でガスや水道、電気が使えなくなったとしても、家族に温かいご飯を食べさせたいという母の願いを込めて、卓上カセットコンロと圧力鍋を使ったご飯を炊く実験をしてみました!

「研ぐ」「洗う」でどれだけ変わる?お米の味

用意したお米は「研いだ白米」「研がない白米」の2種類。無洗米ではなく、玄米を自宅で精米したものを使いました。

災害時のお水は、貴重な命の源です。できるだけ無駄使いはしたくありません。しかし、そうは言っても、食事は災害時の数少ない楽しみのひとつでもあります。気持ちが落ち込んでしまうほど味が劣るくらいなら、貴重な水を使ってでもおいしいお米を食べてほしい…母としてはそう思ってしまいます。

そこで、水を使ってお米を研いだ場合と研がない場合、それぞれどの程度、味や食感に違いがでるのか。実際につくって、子どもたちに食べくらべをしてもらいました。

<準備するもの>
○ 卓上カセットコンロ
○ カセットボンベ(使用前:350g)
○ 圧力鍋(6L用を使用)
○ 研いだ白米 1合 & お米と一緒に袋に入れる水 1と1/4カップ
○ 研がない白米 1合 & お米と一緒に袋に入れる水 1と1/4カップ
○ 湯煎できるポリ袋(高密度ポリエチレン)
○ 水 1.5リットル(圧力鍋に入れる分)

<つくり方>

1. 研いだ白米と研がない白米をそれぞれ水と一緒にポリ袋に入れて、袋の空気を抜いて上の方で縛ります。もしくはゴムなどでしっかり留めてもOK。こうしないと、炊きあがりの際に袋が破けてお米が飛び出してしまう可能性があるのでご注意を!

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2. 圧力鍋に1.5リットルの水と、白米と水の入った2つのポリ袋を入れます。

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3. 卓上カセットコンロを点火、圧力がかかるまでは強火で!(圧力がかかるまでにかかった時間は10分ほどでした)

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4. 蒸気が吹き出し、圧力がかかったことがわかります。そこから弱火にして、さらに10分。

5. 弱火で10分経ったら、火を消して、圧力が下がれば出来上がり!

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袋がパンパンにふくらんでいるのがわかります。

いざ、実食!

炊きあがりと茶碗によそったときの写真です。

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写真ではわかりにくいかもしれませんが、どちらもとてももっちりと炊けました。見た目だけでは、ほとんど区別がつきませんね。

なお、災害時は茶碗によそって食べるとお水で洗わなければならないので、ポリ袋のまま食べて、捨てることになります。

さて、もっとも気になるポイント、研いだお米と研がなかったお米の味の違いです。早速、子どもたちに味見してもらった結果、、、

▼ 長女と次女:
「研いだほうが水分が多いので柔らかくてもちもちして好き♡」
▼ 長男:
「研がないほうがもちもちもしていながら硬めで好き♡」

見事に意見が分かれてしまいました!(笑)

ちなみに、お米好きの私はどちらも美味しくいただきました。子どもたちが言うように、もちもちしている点はどちらも変わりません。圧力鍋のチカラってすごいですね!  そして、研いだり洗ったりしなくても、糠(ぬか)の臭みはまったく感じられませんでした。

米農家をやっている叔母にも話を聞いたところ、最近では精米技術も進歩し、普通に精米した米でも無洗米に近いのだそう。糠(ぬか)の臭いや粉っぽいさが気にならないのだとしたら、むしろ栄養があっていいんじゃない⁉とのことでした。

災害時、お水はとても貴重です。圧力鍋を使えば味や触感にほとんど差は出ませんので、研がずに炊くことをオススメします!

今回は一回の圧力鍋で合計2合を炊きましたが、我が家は5人家族。一度にどれくらいのエネルギーで何合炊けるかも次回は検証してみたいと思います。

使ったエネルギーはどれくらい?

カセットボンベの重さは350gから310gに減りました。

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ご飯を2合炊くのに40gのガスを使用したことになります。

カセットボンベの中に入っているガスの容量は250gと言われています。1回で40gだとすると、カセットボンベ1本でおよそ6回炊飯できることになりますね。

▶ おまけ① 玄米だったらどうなる?

わが家は玄米も食べるので、玄米でも同じように実験してみました。

<準備するもの(白米のときとの違い)>
○ 研いだ玄米 1合 & 米と一緒に袋に入れる水 1と1/4カップ
○ 研がない玄米 1合 & お米と一緒に袋に入れる水 1と1/4カップ

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炊飯器で玄米を炊くときは、一晩水に浸けてから炊かないとふっくら出来ませんでしたが、圧力鍋で炊くとちょっとの吸水時間でももっちりとした玄米を炊くことが出来ました。

また、玄米を炊いたときにはすでにお水が温まっていたので、カセットボンベの減り具合は、310gから277gへ。33gを使用しました。

▶ おまけ② もっちりお米をおやつにアレンジ

次女から「おはぎが食べたい!」とリクエストがあったので、ポリ袋に入ったもちもちの白米をそのままこねこね。おはぎ風になったお米を丸めて、以前買っておいたつぶあんで軽く包みました。

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次女は10分で出来たおはぎに大絶賛!!!「ママ天才!」と言われてドヤ顔な私でした^0^

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