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【一筆書き】大学時代の軽い振り返り

※フリー素材の写真を入れてみました

先日「大学生の時にどんな音楽を聴いていたか」という質問を受けることがあって、そのときはちょうど例の90年代エッセイをアップした直後で「大学生の頃は正直あまり音楽を聴いていなかった」という自己認識が強くなっていたのでスッと思い出せなかったのだけど、自分の「大学生×音楽」の思い出と言えば主に大学1年生と2年生の時にたまに行ってた(と言っても年に数回程度だけど)クラブのオールナイトイベントがとても大きいのであった。

冒頭に貼ったツイートはまさにそれの象徴的な事案。高円寺のクラブだったはず。

当時はちょうどダフトパンクのワンモアタイムが流行っていてよく流れていた。

あとスギウラムもすごい好きでこれはクラブで聴いてからCDを買った。この2曲とも今聴いても超上がる。


オールナイトのイベントだけじゃなくて当時はロッキングオンが「LIVE JAPAN」とかっていうライブとクラブイベントの融合みたいな企画をやっていて(新宿時代のリキッドルームで普通に19時くらいからだったはず)、それも音楽と接する機会になっていた。あれも何回か行ったな。あそこで初めて見たPolarisのライブはなかなか衝撃的だった。


件の「大学生の時にどんな音楽を聴いていたか」という質問の話に戻ると、そのとき何と答えたかというと「キャロルキングやマービンゲイを聴いたりしていた」と答えて、あと付け加えるように「桑田佳祐の白い恋人達をよくカラオケで歌っていた」ということも言ったはず。前半部は何を気取ってるんだという感じもするがこれには理由があって、大学生の頃はアカペラサークルにいて自分たちで歌う曲を決めて楽譜を書いたりしていて、その中で比較的クラシックな音楽を掘ることが多かったのです。キャロルキングの『つづれおり』はそういう過程で初めて聴いてかなり感激した1枚だった。「It's Too Late」「You've Got a Friend」あたりはアカペラネタになることも多かったと記憶しております。

マービンゲイに関しては「Ain't no Mountain High Enough」をやっているグループを見て原曲を聴いてみようというところから。ただ実際にはそのアカペラカバーは「天使にラブソングを2」のバージョンに近かった。

そういやそのグループがスティービーワンダーの「You Are The Sunshine Of My Life」もやってた。スティービーは結構いろいろ聴いたな。

大学生になったのは2000年で、正直その当時「ゼロ年代初頭の音楽を気合入れて聴きまくってた」という実感はあまりないのですが、意外とこの時期にちょこちょこ聴いていたクラシックは自分にとって血肉化しているのかもしれない。古いソウルミュージック結構好きかも、と気づいたのもこの時期だし。

ここ最近こういう過去振り返りモードが自分の中で続いていますが、90年代の振り返りはこれよりももっとがっつりやってますので良かったら下記リンクよりこちらもよろしくお願いします。


【エッセイ「部屋とYシャツと90年代  Welcome to my utopia」】

目次

1. はじめに~バックグラウンド

●「自己防衛」「イメージ戦略」のために小5で音楽の道へ、そしてはまる

●初めて買ったCD

●小6のカセットテープ(一番偏見のなかった時代)

●「メジャー」「歌とメロディ」を重視する嗜好はいつ生まれたのか

2. 歌謡曲からJ-POPへ

●チャゲアスとサザンの明暗

●どかんとミスチル、じわじわスピッツ

●今(あえて)ビーイングを再評価した結果www

●プロデューサーに憧れて

●僕たちはいつの間にジュディマリを好きになったのか

●ビジュアル系との付き合い方

●『無罪モラトリアム』と『FIRST LOVE』、衝撃的だったのは・・・

3. メディア

●スタートはTOKYO FM

●HEY!HEY!HEY!とうたばん

●「メジャーじゃない音楽」を知る喜び ①ミュージックスクエア

●「メジャーじゃない音楽」を知る喜び ②ミュートマジャパン

●マイオリジナルVHSを作る

●ワッツイン→ミュージックマガジン→ロッキングオン

●偉大なるBUZZ

●J-ROCK magazineで勉強したジャンルの名前

●「アナログブーム」に上辺だけ突っ込む

4. 男子校と思春期

●インターネットと音楽と女の子を巡る思い出(16歳なりたて)

●ハイスタに教わった新しい「ポップ」の形とリア充カルチャー

●ゆずという存在のデカさ

●「アイドル」を一手に背負った広末涼子の歌

5. アイドル(的なもの)

●『R』『H』と『AmiGo』

●「アイドル」と「アーティスト」の狭間で ①SPEED

●「アイドル」と「アーティスト」の狭間で ②川本真琴

●マイルーツとしてのASAYAN(音楽の話)

●マイルーツとしてのASAYAN(音楽の話ではない)

●「SMAPの歌ってかっこよくない?」というスノッブの作法

6. 渋谷系など

●誰がどこでフリッパーズギター/フィッシュマンズを聴いていたんだろう?

●J-POPスターとしての小沢健二

●もう一つの「渋谷系」 -- シャ乱Qと鈴木蘭々

●「フォーキー」にかぶれる ①サニーデイからはっぴいえんどへ

●「フォーキー」にかぶれる ②かせきさいだぁとソウルセット

7. 日本のロックの夜明け

●1997年のSWEET LOVE SHOWER

●「俺たちがニッポンのミッシェルガンエレファントだ!」

●「洋楽ナイズ」された耳(と態度)に刺さった97/98世代

●「ポストミスチル」からの鮮やかな転身 GRAPEVINE

●「Raspberry」よりも「ロケットに乗って」 TRICERATOPS

●本当にスターだった Dragon Ash

●スーパーカー、くるり、ナンバーガールと高校3年生~大学生

8. おわりに

●わたしのゼロ年代 ①一足お先に「コンテンツよりコミュニケーション」を体験

●わたしのゼロ年代 ②ひたちなかエンドレス地獄

●90年代ブームと世代断絶

もし面白いと思っていただけたらよろしくお願いします。アウトプットの質向上のための書籍購入などに充てます。