レジーの「はじめてのほんづくり」⑦いざ書き始めてみると… #夏フェス革命

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(前回のあらすじ)ファクト集めをした。

今回の本ははじめに→イントロダクション→1章→2章→3章→4章→おわりに→あとがきという構成になってて、イントロダクションから順に書いていって全部出来上がったあとに最後「はじめに」を加えるという形で作っていった。それぞれのかたまりごとにこっちで書く→送る→フィードバック→修正というやりとりを繰り返していくというのが基本の流れ。
それぞれのかたまりをどのくらいのペースで書いたか、過去のメールを振り返ってみたらこんな感じだった。

イントロダクション、1章:8/1
2章:9/9
3章:9/24
4章、おわりに:10/15

これはあくまでも最初の原稿を先方に提出したタイミングで、このあとに細かい部分の調整、章によっては論旨に関わる部分の打ち合わせなどを都度行っている。さらに、これ以外に「はじめに」と「あとがき」を加えたりしている。

やたら3章があっさり書き終わってる感じだが、これは8月末で2章が一部を除いて書き終わっており、そこからは2章の残りと3章を並行して動かしていたのでこういうことになっている。ただ体感としては3章4章はすいすい書いたような記憶が残っている。だいぶペースが見えてきていたのかもしれない。

書くことそのものについては普段やっていることの延長ではあるのでまあやるだけという感じではあったが、今回一番しんどかったのが「これは面白いんだろうか・・・?」という漠然とした不安との戦いだった。いつもは長くても5000字くらいのものを書いたら外に出して、それに対する反応が何かしら来るというサイクルの作業が中心。ただ今回に関しては基本的には10数万字を公開せず書き進めていく。書いている分には面白いのだが、これが読まれてどうなるのかというのが全くわからないのがなかなかしんどかった。

実はこれに関して、そもそも書籍を作るにあたって「リアルサウンドで連載的にアップしながら本にしていく」というやり方もあると提案をもらっていたのだが、「連載にするとペースが縛られるので大変(仕事の都合上、どこかのタイミングでガッと進めるというようなオプションを持っておきたい)」「細々したネットの反応に惑わされずに腰をすえて書きたい」というところから断っていた。それ自体についてはいまでも間違った意思決定だったとは思っていないが、もしかしたらちょこちょこ事前に公開してたらこの「これ面白いんだろうか・・・?」という不安は発生しなかったのかもしれない。

さらっと書いた「細かい部分の調整」というような話は本が出来上がるまでずっとつきまとう話になるので、追って書いてみたい。次回は、「書くことについてはまあやるだけ」とは言ったものの、自分の生活スタイル上書く時間を捻出するのは今まで以上にしんどかったわけで、そんな話をしたいと思います。

もし面白いと思っていただけたらよろしくお願いします。アウトプットの質向上のための書籍購入などに充てます。