レジーの「はじめてのほんづくり」①本書いてみますか #夏フェス革命

※12月11日発売 画像のリンクから予約受付中です

今年の4月ごろ、リアルサウンド編集長と話をしていた際に、『誰が音楽をタダにした?』が本当に面白かったという話題で盛り上がった。音楽の話である以上に、ノンフィクションとして素晴らしいですよねという流れの中で、「この話は基本海外の動きで、日本だとこの手の海賊盤的なものが音楽シーンのあり方を変えてしまったという話にそこまでリアリティはないのかも」「日本だとこういう“音楽のあり方を変えた”みたいな大きなムーブメントで言うと、フェスとかですかね」というような会話をした。じゃあそれ実際にまとめてみましょうか、という感じでこの本の企画は始まった。

今回本を出すにあたって友人知人から「そもそもどういう経緯で本を書くことになったのか」ということを何度か聞かれたので、すべての始まりとなった場面を思い返してみた。ただ、明確に「本を書きましょう!」もしくは「本を書かせてください!」というようなやり取りはおそらく行われなかったと思われる。この食事のあと自分で企画書を作って送って、という形で具体的な作業が始まるが、たぶんそのアクションを起こさなかったらこの本が生まれることはきっとなかったはず。

ブログを始めて5年、外部媒体で書き始めて4年、そろそろ書籍という形のものにトライしてみたいという気持ちは漠然と持っていた。また、昔から読書は好きなので、「自分の本」というものにはずっと憧れがあった。そんなわけで、今回の「初めての本づくり」は自分にとっても非常に印象深いものとなった。

発売まで約1ヶ月ありますが、noteでは本というもの、というか『夏フェス革命 〜音楽が変わる、社会が変わる』という本がどんなふうにできあがっていったかを振り返っていきたいと思います。長いあとがきだと思ってお楽しみいただけると嬉しいです。

次回は、企画書を作るとはいったものの企画書って何よ、という話をしたいと思います。

もし面白いと思っていただけたらよろしくお願いします。アウトプットの質向上のための書籍購入などに充てます。