秋大会振り返り4

決勝の将棋から。決勝が一番集中力が欠けてた気がする。体力付けないと。お相手は東北最強(個人的に)。


図1

戦型は三間対左美濃。今大会は左美濃が多い。私自身が対左美濃に若干の苦手意識があるのでもっと左美濃対策を詰めるべきだなと。この局面ははじめましての局面でかなり時間を消費。実際のところ、7筋交換をする前に46歩ぐらいは突いておくのが無難だった気もする。45歩を咎めに行くなら46歩同歩57金だがさすがに86歩~88歩が見えてしまっているので断念。違う順で45歩を咎めようとして本譜は77角と上がって次の65歩に期待したがノータイムで86歩と突かれ研究にハマっちゃったなという感じ。


図2

ここの84飛が好手で一気に苦しくなった。次の74歩が分かっていても受からない。本譜は55歩74歩95角で馬を作って粘る方針にしたが、さすがに桂損は良くない。ここは割り切って65歩から暴れるべきだったか。以下、同銀75飛64歩77桂で次に85飛を見せて頑張った方が良かった気がする。


図3

銀損と引き換えに何とか飛車を捌いた局面。お相手の次の狙いは5筋に香車を打つことなので、ここは57香から考えるべき。本譜は何を思ったか26香と打ったが、これでは51香があまりにもピッタリすぎる。苦しい局面ほど、相手の狙いを理解して先回りしてその狙いを潰すということを改めて意識しなければならないなと。


図4

若干形勢が戻ったと感じた局面。ここでは63歩、67歩、76歩の三択で対局中は76歩か67歩で迷っていたが、普通に76歩の一手だった。本譜は67歩77角成に74馬でいいと思っていたのだが55馬をうっかり。よって74馬ではなく57香と打つが76銀と躱され構想破綻。いやあひどい。最初から駒損を回復するプランで考えれば76歩の一手なので、局面を正確に見る力が低レベルだなと感じた。そこからは特に何もなく負け。決勝で指す将棋にしてはひどくお粗末だがいい経験になった。反省点を忘れず次に生かす。

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