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サステナブルツアーの可能性

現在住んでいる地域のサステナブルツアーに参加しました。
「そもそもサステナブルツアーってなんだろう?」という程度のレベルでのスタートだったので、以下は結構サステナツアー初心者目線です。

サステナブルツアーを改めてインターネットで検索をしてみると、「地域の自然環境を守りながら、観光業を活性化させ、住民の暮らしを良くしていくことを目指したことば。環境汚染や自然破壊などにつながる商業化を避けて、地域の自然や文化を活かした観光地作りなど」を指すそうです。

マスツーリズムを対義語としている印象を持ちました。

さて、今回連れて行ってもらったところは合計7か所。宿泊ホテルや観光スポット、第1次産業や直売所などを伺い、各事業者さんがそれぞれ取組まれている「自然や地域にとって持続可能な活動」についてお話をじっくり伺いました。
元々この地域自体、観光地として流行っているわけではありません。
ただ、今回のツアーを通じて、皆さんのお話から並ならぬ工夫をされていることが分かりました。

サステナツアーは旅行プランとして成立するのか

今回は、結果的に全て興味深く感じたけれど、事前情報が総じて地味でした。「田舎で良い取り組みをしているお店」に観光客がわざわざ行く価値を見出だせるのかが、これからの課題なのではないかなと思います。
取り組み内容や場所も、1つ1つがまだ点々バラバラとしているので、どうにかこれらが太い線へと繋がり、やがて面に広がっていけばいいなと思います。もちろん、今回のようにバスツアーで連れて行ってもらえれば行きやすいのですが。。。
(そういえば、個人旅行をするには情報が乏しかった時代では、バスツアーが主流だったな~。そう思うと、今現在黎明期のサステナブルツアーはバスツアーが現在では最適解なのかな~。。と勝手に思っています。)

「サステナブル」な取り組みとはどのように定義すればよいのだろう

今回、訪問した事業者さんそれぞれがサステナブルな取り組みをしていることは分かりました。ただ、その取組を知ることで、今度は自分たちがどのようにこのサステナブルな事業に貢献できるのか、その道標や提案、ヒントがあるともっと良いなと思いました。
確かにそれぞれの事業者さんがやっていることを持続可能にしていくために外部(我々)からお金が入ることで、その活動に貢献していることには間違いないけれど、なんかこれってただお金を落とす場所を変えただけじゃないか?ともなってしまいそう。。。
そして、各事業者さんが自分たちの守備範囲内で持続可能な事業をしていることは十分に理解できたし、素敵な取り組みをされているなと思ったのですが、では、これが地域で持続可能にしていくためには?と考えたときに、地域に住んでいる方々との関わりという点をあまり感じることができなかったんです
すごく良い商品を作っているのですが、果たしてこの商品がどれぐらい地域の方に愛されているんだろう。もしかして、ちょっとこの取り組み、外の人の方を意識しすぎてはいないか?そんなこともふと感じてしまうことがありました。
もちろん、一つ事業を立ち上げるためには、先ずは外の人にも売れるような商品を創ることは大事だと思います。地域住民に向けてどうしていくのか、それは次のステップとして考えていければ良いのかもしれませんね。

ん、いや、むしろその「どうやって地域住民にも愛されるような商品や活動にできるのか」、このことを外部からの観光客とともに練り上げて行くのはどうなのかな?とも思いました。そうすれば、商品や活動がもっとリピートされて、外からも地元からも愛される事業になるんじゃないかな、と思いました。

サステナブルツアーにたくさんの可能性を感じたのでした。

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