翌日、全身に筋肉痛が出ていた

出血多量だった私は、朝までカテーテルで導尿されていて、朝にやっと外してもらった

赤ちゃんを新生児室に見に行くときは、貧血が酷かったので先生の指示で車いすで連れていってもらった

改めてガラス越しにみるわが子は大きかった

周りの子たちより１周り大きい我が子が１番恥にドーーンと寝ていた。

女の子だった

先に生まれたどの赤ちゃんよりも、たくましかった

ガラス越しに見つめながら、なんだか笑ってしまった

顔は夫にそっくりだった

私は夫のことが大好きだったが、顔は私に似たほうがいいなと思っていた

それでも、夫にそっくりな娘を愛おしく思った

先生の指示で病院内の特別室に入院していた私。

特別室だけが室内にシャワーとトイレがあった。貧血で倒れたりしないようにすべて室内で済ませられるようにとのことだった。

差額代が気になったが、先生が差額代は僕が払うからお願いだから特別室に入ってと言ってくれた

元々人見知りな私はラッキー♪と単純に喜んでいた

ごはんは食べきれないほどの量で、どれもすごく豪華でおいしかった

おやつも手作りのおやつが運ばれてきて、体の痛みを一瞬忘れられた

そういえば、出産の際、私の膣内はビリビリに裂けまくり腸までいくところだったと言われた。

出血もあと少し多ければ輸血が必要になるところだったと。

中を縫うときも痛くて、ブッチンブッチンと皮膚に針を刺す感覚も伝わってきて飛び上がりそうだった

ただ、飛び上がる体力がもう残っていなかった

いぼ痔にもなり円座クッションがないと、とてもじゃないけど座ることができなかった

産後もいろんな痛みがあるんだな～と出産の大変さを実感していた私だったが、本当の痛みはまだこれからだった