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僕の夢に、幸運を。

――今日、12月6日(水)は、全国大会への参加申し込み期限の日です


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「僕の夢に、幸運を。」というテーマで話していこうと思います。


📚僕の挑戦の現在地

僕は今、全国大学ビブリオバトルに挑戦しています。

ビブリオバトルとは、自分のお気に入りの本を5分間で紹介するプレゼンバトルのこと。リスナーはバトラーの発表を聴いていちばん読みたいと思った本に票を入れます。最も多くの票を集めた本がチャンプ本になるわけです。

高校時代から公式戦に参加してきた僕は、これまでに2度、全国の舞台に立ってきました。高校2年のときと、大学3年のとき(去年)です。しかし、どちらも途中で惜敗。全国制覇の夢を叶えるには至っていませんでした。

僕は今、大学4年生ですから、全国大学ビブリオバトルに参加できるのは今年が最後。ラストイヤーを有終の美で飾りたいという思いが強くあるのです。



10月18日に開催された茨城大学大会で紹介したのは、高野史緒の『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』。異なる世界を生きるふたりの若い男女には、「幼い頃に、グラーフ・ツェッペリンという飛行船を一緒に見た」という同じ記憶がありました。過去と未来、現実と虚構が折り重なる青春SFです。

物語の舞台が茨城県土浦だし、茨城大学の学生が登場するし、作者の高野さんは茨城大学出身だし、茨城大学大会で紹介するにはもってこいの1冊だと踏み、案の定、僕の本がチャンプ本に選ばれました。



次の舞台は、茨城決選大会。茨城県内の大学それぞれの大会で優勝した学生たちが集まり、しのぎを削りました。僕が武器にしたのは、似鳥鶏の『小説の小説』。収録されている4つの短編そのどれもが、小説の常識を覆す実験的な作品。本のカバーの裏にも仕掛けた施された紙の本ならではの楽しみ方ができる1冊でもあります。

本自体に魅力のある本は、ビブリオバトルに向いています。『小説の小説』もそう。「この作品は、全ての文章が、既存の作品か引用されてできているんです」と言われたら、誰でも少なからず興味を持ってしまいますよね。本選びに成功したこともあり、茨城決選大会でチャンプ本になったのは、『小説の小説』でした。



無事に全国大会に出場することが叶いました。3度目の全国の舞台です。あとは全国大会を制するだけ。夢が叶うまであと少しの場所まで来たのです。

発表の内容の推敲もさることながら、僕は個人的に集客することにも力を入れていました。

僕の経験上、知り合いを呼んでビブリオバトルに挑み、どんなパフォーマンスだろうと自分に手を挙げてもらうバトラーがいます。いわゆる組織票の問題です。ビブリオバトルのルール上、身内だからを理由に票を入れることを禁じているわけですが、それを破ったところで咎められることがないというのが現状で、組織票をつくって挑むバトラーは一定数いる印象です。

そこで僕は、合法的なサクラをつくることにしました。ビブリオバトルへの参加を促して、参加すると言ってくれた人には、「いちばん読みたいと思った本に投票してね!」と口酸っぱく伝えています。これは、単純にビブリオバトル全国大会の集客であって、運営側からも望まれるリスナーを呼び込むことができているわけです。


📚きっかけをくれた恩師

今日、12月6日(水)は、全国大会への参加申し込み期限の日です。今日中に申し込みフォームを送信しないと、参加できなくなってしまうということです。

したがって、僕は特にこの一週間いろんな人に会いにいってきたし、本の場所に行ったり、本のイベントに参加してきたりしました。機会を見つけて「ビブリオバトルに参加しない?」と誘う目的もありますが、何よりもビブリオバトルのために何でもいいから動いていたかったのです。



今日の昼間も人に会ってきました。

僕をビブリオバトルの世界に誘ってくれた、高校のときの恩師の小畑先生です。

僕は昨年から何度か母校に顔を出しているんですが、僕らの卒業と同時に母校から異動になったので、母校にお邪魔しても小畑先生には会えなかったんですよね。卒業以来会っていなかったし、ビブリオバトル全国大会に出場する報告をしたいと思って、今日、会いにいきました。

小畑先生は高校最後のクラスの担任を持ってくれた先生でした。受験のときも丁寧に指導してくれた先生なんですが、実は一年生の頃から文芸部の顧問としてずっとお世話になっていたんです。

さらに、文芸部の活動としてビブリオバトルの公式戦に参加することを始めた先生でして、僕の今の挑戦のきっかけをつくってくれた張本人なのです。

それまで文芸部の活動は書くことばかりで、年に3,4回部誌を出すくらいだったんですが、それに加えて僕らの代からビブリオバトル公式戦に参加するようになりました。僕が高校1年生のときです。

そこからビブリオバトルにのめりこみ、高2のとき、東京都大会で紹介した『54字の物語』がチャンプ本に選ばれ、300人くらいの頂点に立ったんです。全国大会ではあっけなく1回戦敗退でしたが、その間、ずっと指導してくださったのが小畑先生でした。

原稿の言葉選びから、発表の仕方まで、こだわりにこだわり抜いた日々を覚えています。そういえば文化祭の昼休憩のときに呼び出されて印刷室でリハーサルをしたこともあったなあ。僕は僕で文化祭忙しい人だったし、なんでこのタイミングで……と当時思っていたけれど、そういったひとつひとつの積み重ねが、東京都大会優勝の栄光をつくったのだと、今ならば振り返ることができます。



久しぶりに再会した小畑先生は元気そうでした。お互いの近況や、僕のこれからのことなどを語り合いました。伝えたいことが4年分ありましたから、気が付けば3時間近く経っていました(笑)

ビブリオバトルを続けていることを嬉しく思ってくれたし、日程調整して都合が合えば来てくれるとのことでした。

「あなたならできるよ」

そんな言葉をもらって、高校を後にしました。

この際、来てくれるかどうかは気にならなくて、ビブリオバトルの世界を教えてくれた恩師に感謝を伝えられたこと、エールをもらえたことを全国大会への糧にしていこうと思いました。


📚僕の夢に、幸運を。

集客に時間を割くのは今日で一旦終わり。これからは内容を磨き上げる作業が待っています。同時並行で卒論もやらなきゃだし、バイトもやらなきゃだし、残された時間は僅かではありますが、この1週間動いてきた自分を認めて、あとは会場の空気を自分のものにするだけだと言い聞かせて、7年越しの夢を叶えにいきます。

最後にこのnoteでも宣伝しておきますね。

ステキな本との出逢いが待っています。本のエンタメを体験できます。ご都合つく方は、是非、参加してください。僕の夢物語を聴きにきてください。

20231206 横山黎


「全国ビブリオバトル2023~首都決戦~」

日時:12月17日(日)12:00~17:15
場所:東京都昭和女子大学
費用:無料

参加申し込みは以下のフォームから可能です! 下線の引かれた「申し込みフォーム」をタップしてください! 今日12月6日(水)が申し込み期限です。是非、早めの回答をよろしくお願いします!

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