「幸せになりたい」が口癖だったあなたへ
いつからだろう。
止まっていた歯車が動き出したと感じたのは。
どうやら6年前秋田に帰ってきてから、私の時間は止まっていたようだ。
小さなころから常に刺激を求め、何かに熱中していないと気が済まなかった。
刺激のない日々なんてひどく平凡で、「現状維持」が一番嫌いな言葉だった。
東京に大学で上京して、目まぐるしく変わる生活と日々感じる刺激的な体験を楽しんでいた私は、
秋田に就職で意気揚々と帰ってきたはいいものの、
刺激成分の少ない秋田生活に段々と不満を感じていくようになった。
それでも「置かれた環境で輝きたい」と考え、仕事では、配属された営業部で飛び込み営業から一から人脈を広げ、多種多様な業界の社長と親しくなり、人脈とともに比例して増えていく接待もゴルフも楽しんでいた。
プライベートでも幅広いコミュニティに参加し、たくさんの友達を作った。
鬱陶しいくらいにいつでも周りに人はいた。
おかげで、充実した日々を過ごしていたはずなのに、
でも、何かがずっと物足りなくて、不満で…幸せではなかった。
この時から私の口癖は「幸せになりたい」になったのかもしれない。
しかし、私の止まっていた歯車が少しずつ動き出した出来事があった。
これが『POOLO』との出逢いである。
まず『POOLO』について説明すると、株式会社TABIPPOが「旅好きが大人になってからも学ぶ場所をつくりたい」という想いを込めてつくった、「旅をテーマに学ぶオンラインスクール」である。
『POOLO』はいくつかのコースに分かれており、私が今回参加したのが『POOLO LIFE』コース。
『POOLO LIFE』コースは、仲間と学んで人生をアップデートするライフデザインコース。
『POOLO LIFE』では、まず自己理解ということで、自分の強みを発見することから始まった。
ストレングスファインダーで見つけた私の強みは、
①最上志向
②ポジティブ
③共感性
④適応性
⑤個別化
一番の強みである『最上志向』は、何事に対してもより良くより良くと、上を目指し向上させる資質とのことらしい。
確かに当てはまる要素しかない。
資質について詳しく調べていく中で、気になる説明があった。
なぜ私がずっと幸せを求めてしまうのかその理由がやっとわかった気がする。
常に自分への期待と理想が高くて、完璧主義で、何事も突き止めないと自分を認められなかった。
たとえ仕事で成績を残しても、友達に囲まれていても、ゴールがない理想に向かってもがいていたにすぎない。
なんだかずっと不幸せだと感じていたことは、『最上志向』という資質に起因していたのかもしれない。
そしてそのせいでつらいこともあった。
完璧主義で理想を求めすぎてしまうため、自分を常に追い込んでいた。
仕事では営業成績を積んでも積んでも、表彰されても、自分を認められず上を目指し続けた。
悩みの原因は、本来強みであるはずの「最上志向」と私がうまく付き合えていなかったことにあったらしい。
これは、POOLOに入って自分というものを見つめなおし、仲間と対話を繰り返したことによって得られた気付きである。
次に、『幸せ』とは何なのかということについて考えたくなった。
これまでは、幸せという正解のないあやふやなものに対し、何も考えずに「幸せになりたい」と叫びながら全力で高みを目指して突き進んでいた。そして疲れた。
私の求めていた幸せの理想が高すぎた。
しかし、それでは幸せになれるわけがない。
改めて自分なりの幸せについて定義をするべきだと考えた。
ここで大事にしたい考えが、
「足るを知る」
幸せになるためには、まず自分を認めてあげることから始めようと思う。
自分が認めてあげれてないだけで、考えを変えれば、私はずっと幸せだったのかもしれない。
色々な考えがあると思うけど、
本当の幸は、幸せになることを目指すと言う直線的なことではなく、幸せだと思える瞬間を一個一個増やしていく段階的でふくらんでいくものなのかもしれない。
長くなったけど、「幸せになりたい」が口癖だった私はもうすでに幸せだったかもしれない、というお話でした。
(幸せについては文献とか偉い人の言葉とか参考にしてみたけど、またまだ分からないことばかり。)
これからの目標は、幸せオーラあふれる素敵な女性になることです。
そして幸せと思う瞬間を好きな人たちと共有していきたい。
ここで改めて、POOLO6期のみんなに感謝を伝えます。
8ヶ月間、ありがとう。
本音を話すと涙が出てくる本音話し下手の私が、本音を曝け出して対話できたのは、POOLO6期の仲間のおかげです。
これからもよろしくね。
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