れい🌙

ライター・編集者🌱webマガジンの編集を経験した後フリーランスへ。「小さな主語」を大切…

れい🌙

ライター・編集者🌱webマガジンの編集を経験した後フリーランスへ。「小さな主語」を大切に、主にインタビュー記事を執筆・個人の発信のお手伝い。関心テーマはメンタルヘルス、女性の働き方・生き方、家族やパートナーシップ。4月から通信制大学の心理学部へ

マガジン

  • バレエのこと

    15年のブランクを経て再開したバレエについて🩰

  • 旅の記録

    刺激的な旅も、のんびりマイペースな旅も。ゆるゆると記録してます。

  • 取材後の備忘録

    いろんな人や企業、地方へ取材するなかで感じたこと。

最近の記事

  • 固定された記事

【停止中】コーチングを受けてくれるクライアントさんを募集します

こんにちは。普段、フリーのライター&ライフコーチとして活動している、れいと申します。今回、コーチングセッションを継続的に受けてくれるクライアントさんを数名募集します。 ご興味を持ってくれた方は、XのDM、もしくは以下のメールまでご連絡ください。 れいって誰?初めてnoteを見てくれた方もいるかもしれないので、簡単に自己紹介を。 1995年生まれ。大学卒業後、営業職を半年で退職。未経験でWeb系の制作会社に転職し、3年間Webマガジンの編集を担う。2021年11月にフリー

    • 弱さの開示が苦手な父が、カウンセリングに向かうまで

      私の父は、58歳のときにうつ病と診断されました。詳細はは書きませんが、長年つづけた営業職からの退任など職場における環境の変化が主な要因です。 病院に頼ることや母以外の人に助けを求めることが苦手な父ですが、うつ病と診断されてから2年、ようやくカウンセリングに通うことを決めました。 心療内科や精神科に通うことやカウンセリングを受けることは、日本では心理的ハードルが高いものとされています。 (あえてカテゴライズすると)特に、父のように長年家族の大黒柱という役割を担いながら、競

      • ライターの服を脱いでみる

        映画『バービー』を観た。「女の子だって何にでもなれる」そんな夢をのせて、いろんな肌の色をして、いろんな制服を着たバービーが登場した。有色人種の大統領、医者、財務大臣…。 でも、主人公のバービーは、何者でもない普通のバービー人形だった。 「女の子だって何にでもなれる」そんな夢を与えた人形は、いずれ普通の女の子たちに「何者かにならなければいけない」という呪いをかけた。 私はずっとこの呪いにかかりつづけているわりには、「何者か」になる腹を括り切ることができず、ずっと曖昧にふわ

        • プロのバレリーナになったあの子が引退する

          中学生まで通っていたバレエ教室に1人、圧倒的に上手な子がいた。その子は小学校低学年の頃から、先生からの扱いも他の子たちとはまるで違かった。 まるでバレエをするために生まれてきたような骨格。それに加えて、すごくカラッとした明るい性格の子だった。 私が集団からいじめを受けていたとき、彼女だけはその雰囲気に流されなかった。どんな子の悪口も彼女は笑いながら、いじめに加担することなく軽やかにすり抜けていった。 実力が圧倒的なものだから、誰からも嫉妬されない。それなのに決して威張っ

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          「バレエは逃げない」15年のブランクを経て舞台に戻りました🩰

          先日15年のブランクを経てバレエの発表会に出演しました。踊ったのはライモンダのバリエーションと、シンデレラの中に出演するアラビアの娘。 少し踊っただけで汗をかくほどの暑い照明とリノリウム床の独特な感覚、見えるようで見えない客席の顔。鳴り響くクラシック。 15年ぶりのはずなのに、一気に記憶が蘇る。久しぶりすぎる舞台の上は、ずっと奥にしまい込んだパンドラの箱を一瞬にして開けてしまうような、不思議な感覚でした。 「バレエは逃げない」 バレエ教室に再度通い始めたのは、およそ1

          「バレエは逃げない」15年のブランクを経て舞台に戻りました🩰

          わたしが生きる物語 B面

          今日は国際女性デーということで、私がコーチングを学んでいるTHE COACHのハッシュタグキャンペーン #わたしが生きる物語 というテーマで私も書いてみたいと思った。(PRじゃないよ) しかし、どうにも誰かのお手本になるような物語を語れる自信が持てず、キャンペーン最終日まで手つかずになってしまった。「わたしらしく生きる」というような言葉は、正直私には眩しすぎるのだ。「わたしらしい」とは何ぞや、と頭を抱えてしまっていた。 物語に回収されなかった“断片的なもの” 最近、『断

          わたしが生きる物語 B面

          あの時選べなかったものの中に自分がいた

          最近、自分なりのささやかな幸福論を見つけた気がするので、そのことについて書いてみたいと思う。それは、あの時選べなかったものを一つひとつ選択し直すという方法だ。 私がバレエを辞めたのは中学生の頃。生理がきて体型が変わり、体が思うように動かなくなった。本気でバレリーナになるぞ!なんて夢を見ていたけれど、理想としていた役をもらえなかったり、コンクールの成績を見て、自分の現実的な立ち位置を受け入れざるを得なくなったのもこの頃だった。 緊張していた糸がプツッと切れるように、10年毎

          あの時選べなかったものの中に自分がいた

          失ったものの声がした

          実家の冷蔵庫には必ず牛乳があった。お風呂のあとにはガラスのコップに注いでグビグビ飲んで、残った分を犬のキャブちゃんに舐めさせた。すっかり私とキャブちゃんの日課になってしまい、私がお風呂を上がるのを毎日扉の前で待つようになった。嬉しそうに全力でしっぽを振り、くるくると体を回転させて、コップが地面に降りてくるのを待っていた。 キャブちゃんが亡くなって5年が経ち、久しぶりに牛乳を飲んだ。大人になってからの牛乳は正直自分のためじゃなくて、キャブちゃんのために飲んでたようなものだった

          失ったものの声がした

          私を消さないで

          「れいちゃんのおかげで一歩が踏み出せた」「れいちゃんのおかげでやっと想いを世に出すことができた」 れいちゃんのおかげで。 キラキラとした水滴が胸の中に一滴、一滴落ちていく。水を得た魚のように私は生き返る。生きてきてよかった、感謝されるたびに私はやっと人の役に立てるようになったんだと思う。 それなのに、心のどこかは空っぽだ。 公開された数々の記事の中に、私がいる。煮え切らない、黒々しいものを胸に抱えた私がいる。顔は笑っているのに、心が笑ってない。 一度あふれさせてしま

          私を消さないで

          陰鬱なアイドルオタをやめられない。NewJeansのMVを観て

          昔から女性アイドルが好きだ。男性アイドルには興味を持ったことがなくて、モーニング娘。が好きだった頃は、憧れのお姉さんを眺めては「自分もあんなふうになれたらいいのになあ」と思ってた。 大学生になってからアイドル好きの変遷がなんとなく変わってきて、「憧れのお姉さん」ではなく、陰鬱な現実をそれでも力強く生きていく、そんなコンセプトを掲げたアイドルやバンドを好きになっていった。 それで今は、こっそりK-POPにハマってる。天邪鬼なのであまり大きな声で言いたくないけど、結構ちゃんと

          陰鬱なアイドルオタをやめられない。NewJeansのMVを観て

          ヒーロー的ものがたりを、卒業しよう。ふくしま12市町村を訪れて

          人生に耳を傾けて、文章という形に落とし込んでいく作業が好きだ。 「れいちゃんは、人の物語が好きなんだね」 そう言われた時、うれしくて照れくさくて、ホクホクしたことをよく覚えている。 生き方や働き方、数々の選択をどう積み重ねるかで、その人の物語が出来上がっていく。その工程を聞くのが好きだし、葛藤や悩みを聞かせてもらうのも大好きだ。人の物語が好き、本当にその通りだと思う。 なのだけれど、人の働き方、生き様を描く『情熱大陸』が実は苦手だ。1人の人にインタビューして人生をコン

          ヒーロー的ものがたりを、卒業しよう。ふくしま12市町村を訪れて

          2022年の“不義理”は今年のうちに

          この1年の大きな変化は、やっぱり会社を辞めてフリーランスになったことだ。自由を渇望した結果、私はこの2022年、新しい出会いと引き換えに数々の不義理を残してきた。 例えば、前職の先輩。親身にキャリア相談をしてくれたのに、結果として私は退職することとなった。他にも、途中で離れることになったプロジェクトのクライアントさん。「きっとこれからも活躍できるよ」と熱いメッセージをくれたのに、私はその想いにスタンプだけを残してちゃんと返事することができなかった。 独立時に残してしまった

          2022年の“不義理”は今年のうちに

          フリーランスになって1年。振り返りと今後のこと【協力者募集】

          約1年前、フリーのライター・編集者として独立し、今月でまるっと1年が経過しました。 早いなあ。 独立時には全然想像していなかったところに来てしまったな〜という感覚。めっちゃ成長したわけでも、誰かが泣いて喜んでくれるほど社会に貢献できたわけでもなく、ただなんとなく「人生の中でいまが一番楽しいんじゃないか?」とやんわり自信が持てる、そんな感じです。 この一年で起こったことをいろいろと振り返ってみようと思います。今後やりたいこと、そのための協力者募集についても書いているので、

          フリーランスになって1年。振り返りと今後のこと【協力者募集】

          社会との接続点

          働くことの喜びは、誰かの役に立てている実感を得ること、究極その一点に尽きると思う。もっと功績を上げたい、人から尊敬されたい、その中には自己中心的な気持ちも乱れているとは思うけど、それはあとからついてくるものであって、やっぱり誰かの役に立ちたい。 誰かの役に立っている場面を想像すると、パソコンに向かっている場面があんまり浮かんでこない。誰かに手を差し伸べていたり、話を聞いたり交流する姿。そういうソーシャルワーク的なイメージが私の頭の中には浮かんでくるし、そういう人間になりたい

          社会との接続点

          変わらないものを抱きしめてみる

          昨夜、一ヶ月間のヨーロッパ旅行から家に帰ってきた。2匹の大好きな猫がいて、ほっと落ち着くけれど、一ヶ月ぶりの我が家はどこか殺風景に思えた。 いそいそと、スーツケースの中からフランスで飲んだ空のワインボトルや、棚の奥に仕舞い込んでいたドライフラワー、カゴバッグなどを取り出して飾ってみる。(この記事の写真) ひと通り並べてみて、ああ、私っぽいスペースができたと落ち着いた。 なんでこんなことを帰って早々始めたかというと、宿泊したAirb&bのお部屋がすごくかわいくて、それと比

          変わらないものを抱きしめてみる

          誰でもステージに立てる、バレエ教室をつくりたい

          私には7年近くつれそうパートナーがいます。自分の会社をつくるために着実に準備を進めている彼に、先日こんなことを聞かれました。 答えに迷っている間に、「まあ、れいちゃんはフリーランスでやりたいことやってるもんね」といなくなっちゃいました(おい)。どうなんだろう、私ってやりたいことができているんだろうか。 前回noteで書いた通り、私はいまフリーのライター・編集の一本道を進んでいます。誇りを持てているし楽しいから、それはこれからも続けていくつもりです。ただ、「ノンストレスであ

          誰でもステージに立てる、バレエ教室をつくりたい