見出し画像

コトバはナマモノ

日常生活では見えないし触れないコトバ

いつから使えるのか覚えてないけど
今は文字として可視化してみる

日常的に使うコトバ
みんな同じようで違う

アパレルに関わる人の会話と
薬剤師や病院勤めの人の会話は違う

どちらも仕事だし勤務してる訳だが
お客様との会話
同僚との会話
上司後輩との会話

近しいがそこに出てくる言葉は違うし
一瞬で溶けていく

学生時代の休み時間
何をそんなに喋る事があるのだろうか?と
聞きたくなるくらい、コトバが飛び交ってた

楽しくて楽しかったのに
そのコトバは溶けてしまって
思い出すことはできない

ただ、楽しかった。
今を生きていた
そう思えるコトバ
あそこにはあった。

会社で決められたコトバ
良い子であるためのコトバ
自分を良く見せるためのコトバと違って
ありのままのコトバ
とても強く活きがいい

大人になると
立場的に言えず
別のコトバに言い換えたりするが
それはとても嘘っぽく
魂の抜けたコトバ
弱く冷たい

ナマモノであるコトバは
賞味期限が極端に短い
同じ言葉でも場所タイミング
が変わってくる

例えば結婚式での
“愛してる”
子どもに伝える
“愛してる”
どちらも優しくて素敵だけど
やっぱり違う味だと思う

居酒屋やカフェで
友達と喋ってる時の話も
半分は覚えてない
だけど、あの時間を楽しくできる
コトバは素晴らしい

コトバはナマモノで
すぐに忘れちゃうほど
儚いけれど
たまに鮮度が落ちないコトバもいる

恩師からのひと言や親、兄弟、友達に言われたことや
歌詞やセリフだったり

完璧とも呼べるタイミングで出た言葉は
生涯の支えになったり
夢を叶える原動力になったり
生きる道標になったりする

他の人が聞いても
なにそれ?ってなる言葉でも
誰かにとっては
最期まで心に残るコトバにもなる

無限に使えそうだけど
有限な言葉

僕はこれから、どれくらいの人を
コトバで喜ばせられるだろうか







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?