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それってあなたの感想ですよね

「それってあなたの感想ですよね」
少し前にネットのニュースで見ましたが、この言葉が小学生の流行語ライキング1位になったそうです。小学生というのが驚きです。

この言葉って、誰かにディスられたり文句を言われたりしたときに、皮肉をこめて返す言葉だと思います。

何か悪口を言われたとしても、それって事実ではなくてあなたの感想でしょ?というわけです。事実と感想を分けて考えられるなんて、最近の小学生はすごいですね。

感想というのはあくまでもその人の主観であり、その人の意見です。なのでたしかに事実とは異なることも多いでしょう。

実は、事実と感想を分けて考えるってすごく重要だと思います。

人から心ない言葉を言われるとやっぱり傷つきます。それが事実のように思えてしまうと、より痛みも強くなります。そんなときにこの言葉はかなり使えるのではないでしょうか。

「それってあなたの感想ですよね」

あえて口に出して相手に伝えなくてもいいと思います。相手に伝えるとより関係が悪化するかもしれないので・・・

誰かに傷つけられたときには、心の中でそっとつぶやきましょう。

「それってあなたの感想ですよね」

この言葉にはその後に「それは事実ではありません」という言葉が隠れているように感じます。なので、誰かに酷い言葉を言われたときに、この言葉を心の中でつぶやけば、その言葉を事実ではなくその人のただの意見だと分けて考えられます。

今の小学生がそこまで意図して使っているのかはわかりませんが、考えれば考えるほど秀逸な言葉です。

この言葉は誰かに嫌なことを言われたときだけではなく、自分に対しても使えるような気がします。自分で自分のことを責めてしまうことってありますよね。そんなときに使ってみてはどうでしょうか。

「あぁ〜、どうして僕には文章を書く才能がないんだろう・・・」

「また同じ間違いを繰り返してしまった。なんて私はバカなんだろう」

こんなふうに自分を責めてしまうときに心の中でつぶやいてみましょう。

「それってあなたの感想ですよね」

どうでしょうか?
たしかにそうかもしれないって少し思えません?

自分に才能がないなんて、今の時点で事実かどうかはわかりません。ただ経験が不足しているだけかもしれないし、もしかしたら開花する直前かもしれません。

自分がバカかどうかも同じです。どんなに頭の良い人でも、同じ過ちを繰り返してしまうことはあります。

自分のことだと必要以上に感情が乗ってしまうものです。そうすると、より強い言葉になってしまいます。自分を否定してもいいことはありません。

自分のことって自分がいちばんわかっているようで、実はあんまりわかっていないものです。なので、自分自身に対することであっても、事実というよりは単なる意見だったりします。

自分を責めてしまうようなときは、心の中でつぶやいてみてください。

「それってあなたの感想ですよね」

これでもう大丈夫。

「えっ?本当に大丈夫かって?」
「それってあなたの感想ですよね」

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