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人の価値はみんな同じ

人の価値は何で決まるのでしょうか?
お金をいっぱい持っている人の方が価値があるのか。自分で稼げない人は価値がないのか。SNSのフォロワー数が多い人の方が価値があるのか。友だちが少ない人は価値がないのか。

そんなことはないですよね。
人の価値はみんな同じです。
比較できるものじゃないはずです。
そう信じたい・・・

だけど、そう言っているってことは、僕自身が人の価値を手にしているモノで判断しているということかもしれないです。「信じたい」ってことは「信じてない」ってことなので。

世の中にいっぱい貢献している人の方が、人に迷惑をかける人よりもやっぱり価値があるって思ってしまいます。それに、noteのフォロワー数が全然増えない自分に対して、無価値感を感じてしまうこともあります。

アドラー心理学で有名な「嫌われる勇気」という本に、人間関係に対して縦の関係と横の関係という言葉がありましたが、僕は縦の関係ですね。

いやぁ〜、手放したいですね。
この人に対して優劣をつけて判断してしまったり、上か下かで見てしまう考え方。

ただ、最近横の関係というのがちょっと見えてきました。

この前の日曜日に作家の本田健さんのセミナーのお手伝いをさせていただきましたが、健さんと接する中でふと気がついたんです。

健さんは典型的な横の関係の人です。日本ではベストセラー作家として、自己啓発の分野ではトップクラスの人です。なのに、とても気さくでフレンドリー。僕にも気軽に声をかけてくれます。

まさに横の関係です。
誰に対しても対等です。

そんな健さんに、懇親会で質問しました。
「どうしてそんなにすごいのに偉そうになったりしないんですか?」って。

我ながら変な質問です。

すると、「別に偉いなんて思ってないよ。本が売れたって価値があるわけじゃないよ。」と言った感じで答えてくれました。

僕は続けて「本がそれだけ売れたら、自分の価値が高くなったような感じにならないんですか?」と聞くと、「まったくならないよ。」とのことでした。

本が売れたことに価値を置いていないのかはよくわかりませんでしたが、人の価値と、本が売れたことの価値をまったく分けているのはよくわかりました。

自分の価値と自分の実績ってどこかくっつけて考えてしまうことってありません?僕は自分が成果を出すと、自分の価値が高まったような気がします。

僕は「どうやって自分の価値と成功を切り離しているんですか?」と聞いたら、「切り離すもなにも、最初からつなげてないよ。」と教えてくれました。

なんていうか、執着がまったくないような感じがしたし、あらゆる物事を分けて考えているように思いました。

その人をそのまんま見ている感じです。
その人が何をしている人で、どんな実績を持っている人かは、その人の価値とは関係ないんです。

僕の場合だと、その人がすごい実績を持っていると、その人がすごい価値のある人に思えてしまうんですが、それって、その人を見ているようで、実績しか見えていないのかもしれないって気がつきました。

僕はその人のことをそのまんま見ていなかったのかもしれません。その人が持っているものや実績で判断していたように思います。

持っているものが自分より少なければ下で、多ければ上みたいな感じです。自分が周りの人をそう見ていると、周りからもそう見られているように思ってしまいます。

我ながら嫌なやつです(笑)

それだと、失敗も怖くなるし、人を信頼することも大変な気がします。そんな生き方はもう変えようと思いました。

その人のどこを見ているか?

この見方が上下関係なのか対等な関係なのかを分けるポイントのような気がします。

その人がお金を持っていても持っていなくても、実績があってもなくても、肩書きがあってもなくても、その人自身を見れるようになりたいです。

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