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小さな喜びを見つけよう

人生は大小さまざまな喜びであふれています。ただ、大きな喜びと小さな喜びでは、やっぱり小さな喜びの方が数は多いと思います。

大きな喜びのほうが、そのときの幸せ度が高いのは間違いないでしょう。近くの観光地で一泊する旅行よりも、沖縄や北海道で三泊する旅行のほうが喜びは大きくなります。もちろん、どちらも幸せという意味では変わりませんし、それぞれの楽しみ方があります。

じゃあ、本当に幸せな人生を生きている人はどういう人なのかというと、大きな喜びがたくさんある人ではなくて、小さな喜びを意識的に見つけ出している人だと思います。

お金も時間もどっちも自由を手に入れて、大きな喜びばかりの人ももちろんいるでしょう。ただ、そういう人でも、幸せではない人もいます。そういう人は小さな幸せを見ていない人なのかなぁと思います。

本当に幸せな人は、たとえ大きな喜びがたくさんあったとしても、小さな幸せもちゃんと見ています。

大きな喜びばかりを見てしまい、小さな喜びを取りこぼしてしまうと、幸せからは遠くなってしまうような気がします。小さなことに感謝できなくなってしまい、もっともっとって、欲望だけがふくらんでしまうような感じでしょうか。

人生の幸せ度を決めるのって、意外と小さな喜びのほうなのかもしれません。その小さな喜びを見出す感性が重要なのかなと思います。

小さなことに喜べる人は大きなことにも喜べますが、大きなことにしか喜べない人は小さなことには喜べません。

大は小を兼ねるという言葉がありますが、喜びについては当てはまらないのかも。喜びは大きさももちろん大切ですが、数のほうがもっと大切です。

以前の僕は、小さなことで喜ぶのは負けみたいに考えていたように思います。誰と勝ち負けを競っているんだろって感じですが(笑)。なんていうか、小さなことで喜ぶと、人間的にも小さくなってしまうような気がしてたんです。

でも、そんなことはなかったんです。むしろそういう考え方の方が小さいかもしれません。小さなことを無理して喜ぼうと勧めているわけではありませんが、ここまでは喜べない、ここから上は喜べる、そうやって線引きするのが何となく違うと思います。

もしかして幸せになりたかったら、大きなことを成し遂げようとするよりも、身近にある小さな喜びを見つけるほうが早いかもしれません。

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