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2023年度 実技試験

今まで、合唱の演奏会を記録していたこのアカウント。
独唱のことについて書いても読んでくれるのか…!?とか思いつつ、自分の気持ちの整理や記録としておいておきたいので書きます!

音大の実技試験の裏側ってこんな感じなんだ~って思ってもらえると嬉しいです!声楽専攻の場合だし、担当の教授によっても違うと思うので参考程度で💦


レッスンの曲について

私の場合は、新年度最初のレッスンでその年にどんな曲をしたいか、を決める形式。

今年は、「ドイツ歌曲への挑戦!」を自分のテーマに掲げていたので、ひたすらドイツ語と戦う日々でした!
それと同時進行で進んでいく大曲は私の場合、常にオペラアリア(オラトリオとかミュージカル曲の人もいる)なので、日々増えていく音符の数に戦々恐々…。

試験曲目決定

実技試験の場合、大体1か月半前くらいが曲目提出の締め切り。
今回は試験が2月5日or6日になってて、曲目提出が12月23日締め切りだった気がする。
レッスン担当教員との相談も必要なので早めの相談がおすすめ。私は3週間前くらいには先生に相談してた気がする。
理由は読んでいけば分かる…うん…。

「Zueignung(献呈)」R.シュトラウス

来年の卒業演奏会で日本歌曲を歌うことを見越して、設定した「ドイツ歌曲」という縛り。
選曲日までに6曲ほどドイツ歌曲を取り組んでいた為、その中から選ぶものだと思っていた。が!私の先生、そんなに甘くない…。
「あ、最終決定日までに時間あるし、これ軽く見てきて?これがいいと思うから!」

…ん?え?このタイミングで増やして、しかもその曲になりそうなん!?と焦る焦る…。その日の夜大急ぎで楽譜を図書室から借りて譜読みして…(。´・ω・)ん?

最終的に、あまりにも私の声に合いすぎてその曲になりました…
(先生の観察力?恐るべし…)

Lucrezia Borgiaより「Com'e bello! ...quale incanto」

はい、大問題のこの曲。
楽譜見た瞬間に「は?これ歌うの…?」って声が出た曲No.1。
めっっっちゃ転がすし、ワンフレーズの中で上のHから下のHまで2オクターブ動くところあるし、ブレスしてから上のHで入るところあるし…本当に歌えるのかも分からないまま譜読みを始めたこの曲。

結論、まぁじで大変でした…。
でも、めちゃくちゃ楽しかったです!
こんなにも「高い音楽しい~~!!!」って思いながら本番できたのは初めてで、試験曲にしてよかった!ってなったのでおkですw

2023年度の独唱について

日本歌曲試演会

9月の大学主催の本番。
一人一曲ずつ「日本歌曲」を歌う演奏会。
選曲にめっっっちゃ迷いました😢

元々、合唱ヲタクの私。
早稲女に入ってから、以前よりも「合唱ヲタクの音大生」としてできることは何か、自分にしかできないことは何か、を考える機会が増えていました。
だからこそ、今回も「合唱曲になっている独唱曲」でなおかつ独唱曲としての知名度が低いもの、と決めて選曲を進めていました。

最終的に私が選んだのは「寂庵の祈り」。
瀬戸内寂聴さんのとても素朴で素敵な詩に、大好きな千原英喜さんが曲を書いた名曲。

昨年の実技試験で取り組んだ、「Greetings」に引き続き、ほんとうに幸せな経験でした。

東混レジデントメンバーオーデション

Twitterでは言及していませんでしたが、実は動画提出してました。

実際、準備が結構大変…。
結果は動画審査落ちだったのですが、思い切って応募できたこと、それだけでいい経験になりました!

また、ビデオを撮影するまでの期間、本番を意識しながら声と向き合い続ける日々は私にとっては新鮮で、自分の歌への向き合い方を見つめ直すいい機会でした!
応募して良かったです♬

実技試験

まずは何よりも、今回ご一緒してくださったピアノの藤井麻理先生に大感謝です…。

実技試験でのピアノをお願いしたのが大学一年の時ぶりで、楽しみかつ、緊張していた私。
最初のピアノ合わせで「れいかちゃんってこんなに高音出たっけ!?え、声変わり過ぎじゃない!?すごーい!!」と褒めまくっていただけて、本当に泣きそうでした。

振り返れば、大学一年の頃は、五線のいちばん上の「F」を出すのも精一杯で、早いパッセージなんて全然できなくて…今の私よりもポンコツで…。(今の私もまだまだポンコツ💦)
…色々あったけど、がんばったなぁって思います。

そんな温かくて大好きな麻理先生との本番。
歌詞一回飛んだものの、自分のベストは出せた、2023年のまとめとしてふさわしい本番だったように思います。

まとめ

わたしは、やっぱり年数も技術も周りに比べたらまだまだで、音楽的なこと、たくさんトレーニングしていかなきゃいけない。
向き合い方も生半可だったんだなって痛感することがたくさんあって、悔しい思いもたくさんしてる。
それらを赤裸々に話しつつ、まだまだ前を向いて、上を見て音楽を続けていけたらいいなって思います♬

これからもみなさん、よろしくおねがいします!

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