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500円の英語サークルをやってモヤモヤしていたことを糧にして

こんにちは。
英語コーチの ながき れいか です。

小さい頃、おばあちゃんに
「全てのことには意味があるから、頑張って生きないとね」
と言われて全然ピンとこなくて
「ふ〜ん」って聞き流してた。

でも大人になってみると
大変だな、しんどいな、と思うたびに
この経験には意味がある」って
心の中で繰り返すよう
になっていた。


この前、レッスンが終わってから
生徒さんと雑談している時に

「自分の時間が持てなくてモヤモヤする」
「仕事も中々ままならない」

という話を聞きました。


お子さんが2人いて、最近新しい仕事を
始めたばかり、そして1ヶ月前に
英語コーチングを始めたばかり。


物理的に忙しいだけじゃなく
気持ちもバタバタするのが
想像できる。

でも、彼女は毎朝ジョギングをして
(運動の習慣うらやましい...)
英語だって毎日やって
とっても丁寧な学習の振り返りと
レポートを送ってくれます。

順調な生活

外から見ると本当に人の悩みって
見えないものですね。


そんな話を聞いて自分も子どもが
小さい頃に、すごくモヤモヤして
悶々とした毎日を過ごしていたことを
思い出しました。

15年前、まだ「ワンオペ育児」って
言葉ができる前。
実家は遠く、夫は12時間労働
1人で赤ちゃんと向き合ってました。

京都に引っ越したばかりで出産。
近所に親しい人もいなくて
マタニティヨガとベビーマッサージで
出会った新しいママ友だけ。

たまに会っても子連れだし
私も含めて、みんな新米ママだし、
子供の話しかしない...

夫にも、自分の家族(実家)にも
「よかったね〜。赤ちゃん可愛いでしょ」
「幸せに違いない」と期待されているようで
「私の人生ってなんだろう」って
自問自答して、苦しい毎日です、とは
誰にも言えなかった。

そんな時、出産前にヤマハ英語教室で
英語講師をしていたことを
知っていた人から
「小さい子向けの英語のレッスンできる?」
と声をかけていただきました。

その方は、育児支援活動をしていて
週1回20組くらいの親子が集まるから
ちょっと英語遊びをやって欲しい、と。

ボランティアとして無償で始めて、
しばらくすると

別の会場で「乳幼児向けの英語サークル」としてやってみない?

と誘っていただきました。

その時は親子1組500円。
少しステップアップ??
それでも、絵本を買ったり、
クリスマスとかのイベントで作る
工作の材料費くらいにしかならなかった。

「何をしたら楽しんでもらえるか」と
ワクワク考えるのは楽しかったし、
いろんな人と話す機会も増えて
「私の人生ってなんだろう」と暗く
考えることはなくなった。


でも、しばらくすると

「私のやっていることって500円...」
「歌って踊っての英語講師がやりたいのか?」

と別のモヤモヤが始まった。

先が見えない状態で、2年後、5年後
どんな気持ちで生きているのだろう、
と考えては「どうにかしなければ」と
思うけど赤ちゃんの世話って本当に大変で
あっという間に1日が過ぎ
考えがまとまらずに時間だけが過ぎて。

心の中は、グルグルしていたけど
側から見たら、順調な生活に
見えていたらしい。


今回、生徒さんのモヤモヤを聞いた時
自分のこの過去を思い出した。

英語を教える仕事の再スタート時
英語サークルでの機会をもらえたのは
ありがたいことだけど、
だんだん500円を受け取るのが辛くなってた。

「全てのことには意味がある」って
心の中で繰り返してた。
何かに繋がるハズって信じていた。

いまとなっては、母性が薄い私には
乳幼児向けの英語サークルは向いてない、
苦しくなって当たり前、と分かる。

でも、赤ちゃんの英語サークルから
英語の仕事に戻れたのは事実。

全てのことには意味があるし、
糧になる。

いまも現在進行形で進化の過程だけど
今日や明日の出来事も糧になる。

「いまモヤモヤしていても大丈夫」
と生徒さんに伝えられて嬉しい。
彼女の顔が少し明るくなったように見えた。

それも500円にモヤモヤした私がいたから

やっぱり、おばあちゃんの言葉は尊い

「全てのことには意味があるから、頑張って生きないとね」


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