見出し画像

【英語雑談】ラジオのアナウンサー思考を取り入れる

「海外出張で憂鬱なのは仕事じゃなくて、その後なんですよね」

海外の工場を年に数回
視察に行く生徒さんから聞いた悩み。

雑談が続かない。話す内容が思い浮かばない。


こんにちは
英語コーチの ながき れいか です。

英語のコミュニケーションの中でも
「雑談」ってレベルが高い。
難しいことは言ってないけど
トピックは幅白いし、距離感も気をつけて
臨機応変な対応も必要。

スピーチとかプレゼンの方が
準備ができる分、気が楽かもしれない。


さっきの生徒さんの場合、
仕事のこと、例えば
安全改善、生産性向上、人材確保なんかは
いくらでも話すことがあるし
長年やってきた内容だから英語が足りないところも
知識でカバーしながら何とかできる


でも仕事あとの食事会が辛い。
「ご家族は元気ですか?」
「最近ゴルフに行ってますか?」
その後の雑談が続かない

「1つの話題をもっと長く続けるには、どうしたらいいですか?」


この質問を聞いて思い出したのが
少し前に読んだ、
池上彰さんの「学び続ける力」
に書いてあった

ラジオアナウンサーの描写力


ラジオアナウンサーは、
音からの情報しかない人に伝わるように
話す必要があるから描写上手じゃなくちゃダメ

テレビだと「ごらんのように」の一言で済むことを、画像のないラジオで説明するのは大変だということです。

池上彰「学び続ける力」p.133

スポーツ大会の実況だと、
聞いている人が会場をイメージできるよう
匂い、会場の雰囲気、熱気、臨場感を
言葉で表さなくちゃいけない。

英語の雑談コミュニケーションで
求められているのは
このラジオアナウンサー思考

何を聞かれても
テレビのアナウンサー思考が発動して
「ご存知の通り…」
で話し始めると身も蓋もなく
会話がすぐに終わってしまう。


例えばA町に住んでいる人が
隣のB町にドライブに行ったとしたら、
「AからBに移動した」だけでなく
相手の頭の中にイメージが湧くように

「行く途中に面白い店があって…」
「週末から道路は混んでたけど景色が良かったよ」

道中のことを話してもいいし。

「B町に行くのは久しぶり。新しい店がオープンしたよ」
「B町にはおしゃれなカフェがたくさんあるよ」

B町のことを詳しく話してもいい。

こんなふうに
ラジオアナウンサー思考で話すと
相手が自然に興味のポイントを見つけて
質問してくれるから会話が広がっていく

話題のキッカケを提供することも
大切なコミュニケーションへの貢献

思わぬ共通点や素敵な個性が
発見できるのは枝葉の話があるからこそ

「こんな話しても面白くないし」
「ただのドライブだし」
と謙遜せずにラジオアナウンサー思考を
使ってみたい。


英語習得に役立つ情報配信中
メルマガ登録


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?