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【初めての都内】性同一性障害の診断書を取りに行きました!!

よし!!
今年こそは診断を受ける!!

そんな性同一性障害で長年悩み続けていた私に待ち受けていた最大の試練。
それは・・・「人生初の都内へ行く」という事。
と…都内!!!?
行ったことが…ない。(苦笑)

元々田舎生まれ田舎育ち+α内気な私は、学校時代からの心無い言葉(容姿や振る舞い等に対する心無い言動)に凹んでいた事、そして何より私自身がインターネットだけで完結する仕事をしていたり…と。
他人とリアルに直で接する範囲がとても狭く、それ故に自信喪失に陥りかけていた事もあって取引先や近所のスーパー等には普通に行っていたものの、大勢の視線を受ける都会などの場所は極力控えていて…(笑)

でも、逃げてちゃ何にも解決しない!!(当然)
診察を受けて診断書を貰わないと治療できない。
つまり、長年の苦しみから解放されない…のだ。

早速、パソコンで某精神科までの経路を調べる。
どの電車に乗って、何処で乗り換えて、ホームは何番で…etc。
迷わないように、駅の構内図も事前に把握。
そして出てきた検索結果を早速印刷っ!!!
A4用紙、約5枚分くらい印刷して・・・。
まぁ…これで迷わないよね??
大丈夫!!私は出来る。自信を持って。そう心の中で思った。

よし。電話だっ!!
そうして某精神科に予約を取るために電話をし無事予約を取った。

いよいよ予約日まで残り2日を切る・・・。
都内・・・。
初めて都内と言う強敵に立ち向かう私に、都内に行ったら何処で遊ぼうかな!!…なんて考えには到底なれなかった。

20代で初めての都内!!
どうしよう。緊張する。大丈夫かな・・・。
過去に人前で頭が真っ白になった経験のある私。
それなのに、それなのに、都内って・・・。
人…怖い。
私って他人からはどうな風に映っているのだろう。。。
ガクガクブルブル…。

そして迎えた当日。
地方駅まで車で行き、駅で発駅証明書を取って電車に乗る。
数人しか乗っていない電車に揺られてかれこれ約1.5時間。
ハブ駅となるやや大きな某駅に到着。
え!? 平日の昼間を選んだのに人が多い!!
ただ、この駅は何度か仕事で来たことがあるので難なくクリア。

そしていよいよ人生初の都内へ!!
ヤバい!!
混雑する「みどりの窓口」少なくとも30人以上は並んでいる…。
これは想定外だった。平日で…だよ?
切符が買えないっ!!
仕方なく切符売り場の発券機で「駅名検索」っと・・・。
え!? 目的地の駅名が無い!!!
仕方なく当駅で買える※1番高い切符を買って入場!!
とりあえず入ったら、着駅で駅員さんに精算してもらおう・・・。

※この方法って凄く良くて着駅の改札で「着駅までの切符が選択肢になかったので精算して下さい」と言えば「不足分を支払う」or「超過分を返金してもらう」と言う精算ができるんです。

そして都内行の電車に無事乗車。
地方の某ハブ駅からの乗車という事もあって、無事に着席。
もちろんドア横の席を選んだ。
ドア横の席に居れば、ドア上の駅名表示(なんか文字が流れているやつ)も確認できるし、降りるときも簡単に降りられる・・・。
都内に近づくにつれて、各駅でどんどん人が乗り込んでくる。
しまいには満員状態にっ!!!
若干、緊張…しそうになったが、iPadで仕事をしながら目的の駅まで過ごす。あれ?…意外に緊張しない!?

無事、目的の駅まで到着。
着駅の改札で駅員さんに精算してもらい、超過分を返金してもらった。

初めての都内・・・。
都内の某駅は、平日のお昼過ぎだというのに人でごった返していた。
なるべく混雑しない時間帯を選んだハズ・・・。
みんなの歩くスピードがとにかく速い・・・。
階段を下りるまで付いていき、その後は流されないようにソッと壁側に寄り立ち止まる。
まずは券売機へ移動し目的地までの切符を購入。
そして案内板を再度確認し経路を理解。
再び人の流れに入って移動し、無事ホームに到着、そして電車に乗る。

無事、目的地の最寄り駅まで着いた。
時間通りに着いたのでホッと一安心。

都内凄いっ!!!
思わず高層ビルを見上げたくなったが、事前に友人から「都内で高層ビルを見ても見上げるな。上京ホヤホヤと思われるぞ。そして見上げた時、大抵の人の口はポカ~ンと空いているからな?」と聞いていたこともあり平静を装った。

最寄り駅から30分程歩き、無事に某精神科に到着。
時間は予定通りだった。
受付を済ませ、待合室で待つ。
なぜか「ホッ」とした。

ようやく診察室へ!!
医師に自分史を渡し、カウンセリングを受ける。
自分史の読み合わせや診察を受けて・・・。
無事に診断書を出してもらうことが出来ました!!

会計を済ませ、病院を後にする。
やっと認められた感があって、少し涙目に・・・。

だって少なくとも約15年以上、悩んでいたんだから・・・。
うちの家系、優秀な逸材が多くて…カムアしようにも、そんなの認めません!ってね。
ま、そりゃ昔は無かった「性同一性障害」と言う概念を押し付けられても困惑するよね・・・。あまり身内の批判は好きじゃないのでこの位で。
何言われたって身内には感謝している。
だって、身内のお陰で今の私の地位があるって分かっていたから。
自分が20代になるまではグッと我慢していた。
学生時代の制服姿とかモロに嫌だったんだけどね…(笑)

という事で…これから治療を前向きに頑張ろう!!

~終~

※当記事のヘッダー画像にある切符は全て今回買いながら乗り継いで都内まで行った時のものです。






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