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来年3月で通信制高校を卒業する僕が、通信制高校について語ります。

僕は来年3月で通信制高校を卒業する、現役高校3年生です。

この記事では、

  • 通信制高校に転校したきっかけ

  • 通信制高校をどうやって選んだか

  • 転校した先での過ごし方

  • 自分の思う通信制高校のメリット・デメリット

について書いています。

通信制高校に転校したきっかけ

最初は全日制高校に通っていた

高校1年生の最初は、全日制高校に通っていました。
しかし、周りに馴染めなかったり、勉強が忙しかったりと、自分の気づかないうちにストレスをためてしまっていました。
高校1年生の5月下旬から、僕は不登校になりました。
教室が怖くて入れない、そもそも外が怖くて出れない。
そのような症状があり、スクールカウンセラーの勧めがあったため、僕は精神科を受診しました。
そこで僕は、統合失調症と診断されました。

辛かった不登校生活

薬の副作用で、眠気がありました。12時に起きてご飯を食べてまた寝る、というような生活をしていました。
常に「いつかは戻らないといけない」というプレッシャーと闘うのがとても辛かったです。
勉強もせず、特にこれといったこともせず、自堕落な日々を送っていました。

通信制高校への転校を決意

夏休み明けに学校に再度学校に通いました。
でも、もう無理だ、という気持ちが強かったです。
そこから、母の勧めで、僕は通信制高校に転校することを決意しました。
この環境を変えられるのなら、辛いことから解放されるのなら、という思いでいっぱいでした。

通信制高校をどうやって選んだか

なるべく多くの高校を見た

僕は、育っていた家の価値観から、大学に行くことは当たり前だと思っていました。(今となってはそうとは思いませんが。)
とりあえず、ネットで大学進学のサポートが充実している高校を検索して、出てきた高校の資料請求をしました。
そのあと、それらの高校の見学に行きました。
見学のときはしっかりと見て、授業体験が受けられるところは、授業体験も受けました。

自分の意思に合うところを選んだ

僕はとにかく勉強から逃げたかったので、がっつり勉強、というような学校は避けました。
勉強以外にも充実したプログラムがあり、周りの先生や見学で関わった生徒さんの雰囲気がよかった学校にしました。
そして、レポートの提出がタブレットで完結するところにも、魅力を感じました。
選ぶ際には、レポートの提出形態や、スクーリングなどもよく考えて選んでくださいね。

転校した先での過ごし方

最初は友達をつくることを頑張った

前の高校では全く友達ができなかったので、友達をつくることを、最初は頑張りました。
様々なイベントに参加したり、サークルを見に行ったりと積極的に活動して、友達をつくれるように頑張りました。
周りの人も優しく、すぐに友達ができました。友達ができたときは、とても嬉しかったです。

話しかけられた嬉しさをお返ししたい

前の高校ではなかった話しかけられた嬉しさを、他の人にもお返ししたいと思い、僕は校内ボランティアの活動を始めました。
他にも、新しく入った人に話しかけて、交流の輪を広げられるように努めました。
気づけば、かなり友達が増えて、人と話すことが好きになりました。

勉強が好きになる

通信制高校に転校した後、時間と心に余裕ができ、僕はQuizKnockの動画にハマりました。
QuizKnockの皆さんに憧れて、自分も勉強法を工夫して勉強が好きになりました。
この経験を活かして、僕は学校でプロジェクトを立ち上げました。
周りの人に少しでも勉強を好きになってほしい、という思いで活動しています。

総合型選抜で大学を決める

僕は総合型選抜で大学を決めました。
面接とプレゼンだけの入試でした。
面接では、校内ボランティアやプロジェクトをアピールしました。
通信制高校に転校したからこそ、総合型選抜で大学を決めることができたと思っています。

自分の思う通信制高校のメリット・デメリット

※自分が今通っている高校と違う高校では、また違う事情がある場合もあります。通信制高校を選ぶ際には、よく確認してから選んでください。

通信制高校のメリット

  • 優しい人が多い

  • 自分のペースで過ごせる

  • やりたいことに挑戦できる

この3つが僕が思う通信制高校のメリットだと思います。
1つずつ説明していきます。

優しい人が多い

通信制高校に通っている人は、中学時代不登校だった、前の高校に馴染めなかった、など、挫折を知っている人が多く、分かり合える人が多いように感じました。
そして、先生も優しい人ばかりで、自分のやりたいことを応援してくれています。
人間関係が不安な人には、通信制高校はおススメです。

自分のペースで過ごせる

通信制高校では、スクーリング以外は休んでも大丈夫なことが多いので、体調に合わせて通うことができます。
体と心の健康が一番です。体調面が不安、毎日学校に通うことができるか不安、という人には、通信制高校はおススメです。

やりたいことに挑戦できる

時間に余裕ができるので、自分のやりたいことに挑戦することができます。
勉強を頑張るもよし、バイトするもよし、ボランティアをするもよし。
自分のやりたいことは、なんでも挑戦できます。
校則もあまりないところが多いので、メイクをしたり、ピアスを開けたりすることもできます。

通信制高校のデメリット

  • 自分を律する必要がある

  • 勉強を頑張りたい人は注意が必要

この2つが、僕の思う通信制高校のデメリットです。
順番に説明していきます。

自分を律する必要がある

通信制高校は自由で過ごしやすいですが、自由、というのは自分を律する必要があることも確かです。
レポートも、締め切りまでに計画的にやらないと終わりません。
実際に、レポートが終わらない…と言っている友達をよく見ます。
受験勉強も自分で計画を立て、勉強する必要があります。
自己管理能力が上がりますが、自己管理に自信のない人は、入学前に計画的に行動する癖をつけるなど、対策をしてみてください。

勉強を頑張りたい人は注意が必要

大学、特に難関大学に行きたい人は少し注意が必要かもしれません。
自己管理をして勉強するのは大変だと思います。(実際に自分も大変でした。)
僕の通っている通信制高校には、定期テストがありません。
ラッキー、と最初は思っていましたが、常々に目標がないとそれはそれで大変でした。目標もなく勉強するのは結構きついです。
もし大学に行きたいと思う場合は、進学コースが充実している通信制高校を選ぶことをおススメします。ネットで検索すれば、様々な高校が出てくるので、自分に合った通信制高校を探してみてください。

やはり、自分に合った進路選びが大切です。
しっかり学校を調べ、見学し、自分の目指す将来像と合っているかをしっかり考えて、選ぶことが大切だと思います。

この記事が、通信制高校を検討している方の参考になれば幸いです。

もしこの記事を読んでご質問がありましたら、マシュマロのリンクを貼っておきますので、そこに質問を送っていただければと思います。




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