『教室』(超短編小説)

我慢は限界を迎えようとしていた。この授業が終わるまであと30分近くもあるのに。

   昨晩、高級さつまいもの鳴門金時を食べ過ぎたことが原因なのはわかっていた。お腹の中でどんどん新しいガスが製造されているのは明白だった。

   もし今、少しでもガスが漏れれば、たちまち教室全体に充満し、やがて犯人探しが始まるだろう。赤面した犯人の表情は一生みんなの記憶に刻まれるだろう。広志は想像しただけで恐ろしか

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勝ち疲れた

勝ち続ける人生に疲れた。次勝てば楽に生きていける、を繰り返していたら疲れてしまった。自慢みたいな内容がしばしば続くが、言いたいことはそういうことじゃない。

 小中は公立だったが、常に成績は上位。特に中学は成績に順位が出るので、一つでも上に上がらねばと努力した。良い高校に上がればこの先楽が出来ると信じて。

 高校受験。地元では名門校と言われている伝統校に入った。実際は伝統があるだけで、進学実績は

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古文で物理?漢文で英語?現代文で音楽?ーー私が「国語」という枠を超えて授業をする理由。

先日、オヤノミカタの松井さんから「オヤノミカタマガジン」という共著マガジンに誘われました。
(ちなみに松井さんは、私がフリーランスになるまで勤めていた広告代理店の同僚(先輩)で、今も何かと一緒にお仕事しています)

オヤノミカタマガジンは

「『これからの教育』について、複数の視点からの意見を発信していく」

というもの。
基本スタンスは

「お互いの主張に干渉せず、同調する必要もなく、足並みを揃

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書籍紹介(自著)『18歳からの「夢を実現する人」のルール』本田篤嗣

18歳からの「夢を実現する人」のルール / 本田篤嗣(ほんだあつし)

内容(「BOOK」データベースより)
結果を出す人たちに共通する“7つの考え方”。人生の早い時期に知っておきたい思い通りの人生を歩むための術。

レビューご紹介

かえるさん
「計画をたてても続かない人は是非」
望む結果を出すためのノウハウ本というよりも、考え方や理論の本。なぜそのようなことをするとよいのかが書いてあるのでぶれ

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高校時代に見付けた、オスカー・ワイルドの息苦しい名言の思い出から

高校生の頃に「朝読書」というものが始まった。僕らの世代には懐かしい響きを持った懐かしい時間である。十五分くらい早く登校させて生徒に本を読ませる。それだけ。活字であれば本に制限はなかった。少なくとも僕のいた学校ではそうだった。なんでも、「ゲーム依存」の子供たちに読解力と集中力を身につけさせる意図があるみたいで、これはこれで如何にも文部官僚が好みそうな理念ではあるけれど、僕は案外この時間が好きだった。

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「自分と戦わない」勉強法🌸+【書評38】頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き

🌸「自分と戦わない」勉強法🌸

[著書名] 頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き
[著者名] 塚本亮
[出版社] すばる舎

◆チェックポイント◆
1⃣早朝は脳のゴールデンタイム
2⃣朝起きてすぐ、自分の好きなことをルーティンにする
3⃣「早起きカレンダー」を作る

https://kuroma-akuto.com/?p=704

『教え方2.0〜先生像のバージョンアップ〜』vol.9 「知るべき子どもたちの特性」本田篤嗣

次世代のための『教え方2.0〜先生像のバージョンアップ〜』ライブ配信

Vol.9
今回のテーマは「知るべき子どもたちの特性」


※49’20〜 回線の不具合で映像が止まり「音声だけ」の状態になりますが、問題なく聴くことができますのでお聴きください。


次世代の子どもたちのための新しい教え方とは?
現場で子どもたちに直接指導をし、新たな手法を用いた学びの場を実現する、本田篤嗣(Honda At
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一生付き合っていくと決めた夏

切っても切れない関係の相手がいる。

死ぬまでずっと、付き合っていきたいと決めた相手だ。

この相手は、人間じゃない。

でも、私と相手の関係は人間関係に例えた方が、話として伝わりやすい。あえて「人」としてnoteに書いてみようと思った。

その人との関係は、今年で29年目になる。

名前を仮に「K」とする。

わたしはKと、生きてきた人生の、ほぼ全ての時間を共有してきた。親兄弟よりも、ずっと長く

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受験にライバルは必要か

どうもこんばんわ、ばりおすです。
今回は、受験にライバルは必要かということについて語っていきたいと思います。

まず、結論から述べていきますが

必要です!!

まあ私に関しては、ですが。
皆さんはどうですか?
僕はよく他人から妥協を知らない、負けず嫌いだと言われますが、それはライバルがいたから勉強を継続できたんです。

皆同じ教室で授業を受ける。
他人の頑張っている姿や自分が知らない問題を答えて

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大学入試・情報受験を考えている方へ

(以下、Twitterの再掲です)

必要な知識

 SFCに限らず、大学入試の情報試験で必ず陥る問題が、出回っている練習問題の少なさによる演習不足です。なぜなら、情報試験を行う大学が極めて少ないのと、最近やり始めた試験だからです。SFCですら、私が受けた年を入れてまだ、4年分しかありません。だから、過去問(赤本)だけでは必ず不足します。だからといって、他の大学の過去問を解いても容量が悪いです。

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