ふるさと便りを編集すること
2017年から萩のリトルプレスを制作する『つぎはぎ編集部』として活動してきた中で、他媒体にも携わらせていただくことがちょこちょこあります。今回はその中のひとつ、『はぎのね』のお話を。
はぎのねは元々『萩ネットワーク』として約30年もの間親しまれてきた会員誌で、主に都市部在住の萩市出身者が購読者です。
その歴史ある冊子の制作を、昨年よりつぎはぎ編集部で受託させていただくことになり、2020年1月、『はぎのね』としてリニューアルしました。
「萩のね、」と語りかけるように。
「萩の音」が伝わるように。
「萩の根」を掘り下げるように。
そんな思いがいっぱいに詰まった冊子です。
読者層の大半が都市部にいる、ということで、冊子を手にしたときに萩の空気に触れられるような、懐かしくもあたたかい気持ち、前向きな気持ちになってもらえたらいいなと思って制作しています。
特にこの一年は、萩に帰省したくてもできない、そんな人たちのためにはぎのねを通して何を伝えるべきか。たくさん意見を交わしながら形にしていきました。
vol.5となる2021年1月1日発刊号は、ほくほくなお鍋特集です。わたしたちが口にするお鍋の生産者さんのお話やお取り寄せお鍋関連商品を紹介しています。
他にも、萩の高校生にフォーカスを当てた内容や、新しいお店の情報などなど。。まだまだ生まれたばかりの「はぎのね」なので、みなさんに愛される冊子に育てられるよう模索をしているところです。
これまで長きに渡って愛され続けてきた「萩ネットワーク」ではなくなったことで、離れてしまう方もいらっしゃいました。寂しい気持ちもありますが、今の萩を見つめる当事者として、今の萩にあった冊子、これからの萩につながる冊子にしていきたいという気持ちです。
まだまだひよっこな編集部ですが、たくさんの方のご協力をいただきながら、熱量高く萩を見つめていければと思います。
最後に、
はぎのねは会員誌で、年会費2,000円で年4回冊子が届く仕組みになっています。決して安くはない価格かもしれませんが、たくさんの萩の魅力が詰まっています。(本当に素敵な人たちばかり!)
ぜひご購読いただければ幸いです。
https://www.city.hagi.lg.jp/site/h-network/
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