3DCADやCGソフトには様々な木目のテクスチャが用意されていますが、その中でもFusion360の外観（テクスチャ）に用意されているWood(Solid)シリーズが最高です！！板目・柾目などをリアルに表現できます！！
最高すぎる機能なのに意外と知られていないように思うのが残念なので紹介記事を書きました

よくあるテクスチャだとこうなる

Fusion360で150ｍｍｘ150ｍｍの角柱にオーク材の外観を適用してみました

これだけを見ているとそんなに違和感を感じないかもしれませんが、よくみると上面と右側面との木目が繋がっていないのが気になってきます

Wood(Solid) の中にあるテクスチャ！！

次はWood(Solid) > Unfinished > 3D Pine Unfinished を適用してみました

上の面には年輪の丸い形が表現され、その年輪とつながるように側面の木目も表現されています！
並べてみると一目瞭然！よくあるテクスチャのオーク材は表面を化粧した安っぽい木材のように見えてきます

複雑な形状でも大丈夫！

Wood(Solid) 系の外観はこのように複雑な形状にしても木目が綺麗につながってくれます！！

円柱に適用したあとに切断する位置を変えて板目と柾目とを作ってみるとこんな感じ

テクスチャマップコントロールで芯の位置や方向を変更できる

ボディに外観を適用するとこんな感じで長手方向が繊維方向になるようにかつ、年輪の芯が中心になるように合わせてくれるようです

ボディを右クリックしてテクスチャマップコントロールを選ぶと芯の位置や向きをコントロールできます

最初はボディの中心に基準点があるので

板の幅方向にずらすと柾目になります

板の厚さ方向にずらすと板目になります

他のソフトでもできるの？

Rhinoceros　food4Rhino で PROCEDURAL WOOD COLLECTION FOR RHINO というマテリアルが公開されていました。これを使うと Rhinocerosでも同じことができます。木目テクスチャというものを使っているようです

ARCHICAD には プロシージャルシェーダ（CineRender材質） というのがあり同じことができそうなきがするのですがどうなんだろう？木目の向きをコントロールする方法が分からないのです。ご存じの方いらっしゃいましたら教えてください！

おまけ

色を変えてマグロの切り身風

Fusion360で木材の外観を適用するときにはWood(Solid)シリーズを使うと簡単にリアルな表現ができます！ぜひ使ってみてください！