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マイルCSデータ解説・本命、穴馬予想



∴エリザベス女王杯後記

先週行われた、エリザベス女王杯では一番人気に支持されていたブレイディヴェーグが
見事な豪脚を魅せ、新女王に輝きました。
2着にはルージュエヴァイユ、3着にはハーパーと、僕がnoteで予想した馬での
ワン・ツー・スリーフィニッシュとなりました!これで秋のG1連勝です!(笑)
このまま、調子を維持していきたいと思います。

∴マイルCS出走予定馬

春のマイル王:ソングラインが米遠征のために不在の中、連覇を狙うセリフォスやマイル王復権を狙う、シュネルマイスター。重賞連勝中の若武者:エルトンバローズ、G1初制覇を狙う、ソーヴァリアントやナミュール等が出走予定。

∴データ解説

(☆)京都外回り1600m

4年ぶりとなる京都での開催となったが、
今年の春天のタイトルホルダーや先週のエ女杯のマリアエレーナ等、淀の急坂に合わず、
怪我をしてしまう馬も多い。それはどの馬にも当てはまることだが、できるだけ新京都を
経験したことのある馬を選んだほうがいいだろう。

(☆)前走距離・着順データ

・前走距離
前走で2000m以上だった馬は勝率:11.8%
連対率:17.6%と好走している。例えば
一昨年の覇者:グランアレグリアは秋天からの
ローテで制している。
しかし1400〜1800mとなると、勝率が平均5%と勝てていない傾向にある。1400に関しては、勝率:0%である。イコール、スワンS組は勝てていないのだ。1200組(主に前走スプリンターズS)は、勝率:22%、連対率:22%と
2000組よりも好走している。トライアル組よりも1200組を選ぶ方がいいだろう。
・前走着順
前走6着以下は苦戦傾向にある。1〜5着だった馬は勝率:7.8%(Ave)と好走。しかし、
前走6着以下は勝率:3.8%(Ave)と苦戦している。前走10着以下に関しては、勝率:0%である。近走で大敗している馬は、候補からぬいた方が良さそうだ。

(☆)安田記念出走組が優勢は嘘?!

同年の安田記念で好成績な馬は
勝率:51%(Ave)と安定した成績を残している。しかしそれは京都ではなく、阪神での
話。京都での直近10回を対象にすると、同年安田記念の1~3着馬は複勝率:23.5%、単回収率:71%、複回収率:42%に対し、
同4着以下馬は【3-7-3-46】複勝率22.0%、
単回収率:137%、複回収率:73%。安田記念で好走しようが大敗しようが複勝率にほぼ差がない。イコール、マイルCSだからこそ好走できる、「マイルCS巧者」を見つけ出せるかが
鍵となる。(しかし、そもそも実力がなければ勝てないので、安田記念が実力不足で負けたという場合は上のデータには入らない。)

(☆)同年の重賞を1番人気で勝利している馬が連勝中

2015年(モーリス)〜2022年(セリフォス)まで、同年の重賞で1番人気に応えて勝利している馬が、目下8連勝中。今回該当する馬は
ジャスティンカフェ(坂井)、シュネルマイスター(ルメール)、ナミュール(ムーア)の3頭。シュネルマイスターに関しては、新装
京都競馬場で勝利をあげている。
ジャスティンカフェ・ナミュールも共に上位を狙えるであろう。この3頭には要注意だ。

∴Reitoの本命・穴馬予想

(☆)穴馬予想

・ジャスティンカフェ
・ソーヴァリアント
・ダノンスコーピオン
・ダノンザキッド

〈ジャスティンカフェ〉
ジャスティンカフェは今年のエプソムCの
勝ち馬。前走は後方一気の末脚にかけたが、
伸びずに掲示板を外すこととなった。
しかし、上がり3F:33.2は同レースに出走していた、シュネルマイスターやソングラインよりも速い結果となった。末脚は未だ健在。
今回は坂井騎手と初コンタクトも、不安要素はほぼゼロに等しい。また、上記のデータにも当てはまる。この馬の実力を発揮すれば
いつでも届く位置にいる。
〈ソーヴァリアント〉
ソーヴァリアントは昨年のチャレンジCの勝ち馬。今年の最初の2戦は不甲斐ない結果となったものの、そこからは重賞舞台で好走。
前々走の札幌記念では、豪華メンバーが集った中、G1馬:ジャックドールやシャフリヤール、ウインマリリン等G1舞台で活躍している馬達に先着し、3着に健闘。前走の初マイルであった富士Sも3着と好走。また、ソーヴァリアントはルメール騎手の「自信アリマス」の一言を貰った馬だ。ルメール騎手が言った言葉は、数々のG1馬を生み出している。
名馬を手掛けた名手の一言。今回はマイルCS最多勝利騎手の池添謙一。G1初制覇に不安無し。いざ戴冠へ!
〈ダノンザキッド&ダノンスコーピオン〉
ダノンスコーピオン・ダノンザキッドは共に
G1馬。近走はスランプに陥っているのか、能力を発揮できてはいない。しかし、そこで
侮れないのが「ダノックス」。ダノックス所有の馬(冠名:ダノン)は京都開催のマイルCSに
おいて、過去9年間のうち、5回掲示板に入っている。また、そのうち3回は6番人気以下での入着となっているのだ。「ダノックス」所有馬は1200〜1600でG1を勝利しているケースが多い。ダノンが得意とする京都マイルCSで
再び、大穴をあける馬が出てくるのか。

(☆)Reitoの本命・対抗馬

◎ シュネルマイスター
○ ナミュール

〈◎ シュネルマイスター〉
シュネルマイスターは2021年度のNHKマイルCの勝ち馬。昨年度は不甲斐ない結果となってしまったが、今年度はこれまで3戦走って
【1・3・3】と複勝率:100%である。
前走は進路が塞がれたが、猛追して3着。
新装京都で勝利(G2:マイラーズC)をあげているアドバンテージは大きい。
ライバル馬のソングラインが米遠征で不在の中、離された実力を埋めるのはこのレースしかない。鞍上は秋のG13連勝中のC.ルメール騎手。名手と名馬が2つ目のG1奪取へ視界は良好だ。
〈○ ナミュール〉
ナミュールは富士Sの勝ち馬。阪神JF・桜花賞では1番人気に推されるほどの実力はある。しかし、今年の春2戦は不利があったので仕方ないだろう。鞍上はマジックマンこと
J.モレイラ騎手。G18回目の挑戦で遂にその手が届くのか──。マイルG1を総なめしていた、ソダシとソングラインが不在の中で
どれだけパフォーマンスが出せるかが鍵となる。



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