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日常の中にある大切なことがハッキリと見える

小学校1年生の息子と手を繋いで毎朝一緒に学校に行く事。

父親の僕にとって、とても大切にしていることです。

1学期が終わり、夏休みに入りました。
振り返ってみると、僕は1学期間ほぼ毎日息子と手を繋いで学校に行きました。

入学して間もない4月は皆、お父さんやお母さんと一緒に学校に来ていましたが、徐々に児童だけで登校するようになり、7月の最後まで親と一緒に来ている人はほぼいません。

何故一緒に学校に行くのか?
息子が一人で学校に行けないからではありません。
もうとっくに一人で行けるのです。

それは39歳の父親の僕が息子と一緒に行きたいからです。

僕は今年から19年間勤めていた会社を転職しました。

息子にとっては幼稚園から小学生への転換期。
僕にとっても転職した変化の年。

そんなバタバタした環境がひと段落したタイミングで、なんとなく日記のようにボヤボヤと感じたことを書いてみようと思いました。

転職を経験した僕が感じた『環境の重要性』の話です。

働き過ぎて疲れている方には何か感じてもらえるかもしれません。



自宅から小学校までの距離は約5分ほど。
幼稚園ではしゃぎまくっていた彼にとって、最初は小学校の授業は苦痛で仕方なかったようです。
とても不安そうで環境に慣れるまでは気持ちは落ち込みがちでした。
その表情や、歩くスピード、手の握り方などからそれが伝わってきました。

しかし次第に環境に慣れてきて、小学校での出来事や自分の気持ちを話してくれるようになりました。

友達ができた話。
給食の余ったゼリーを取り合った話。
プールは嫌だったけど、やってみたら結構楽しかった話。
ちょっとした友達の言葉が結構傷ついていることなど・・・

夜の帰りが遅い僕にとって、この時間の細やかな会話が僕はすごく嬉しかったのです。


息子と一緒に毎朝学校に行けたのは、転職したからです。

ここからが今回特に書きたかったことです。

転職して朝少し時間に余裕が生まれました。
前職では時間的にそれが無理でした。

僕が転職した理由は一つではありません。
しかし僕の中で大きかったもの。
それは家族で過ごす時間をもう少し多くしたいということでした。

もちろん19年間も勤めた会社です。前職の方が良かった部分もあります。

しかしそこに固執せずに、より大切なことに時間を多く使っていく選択ができたことの代償が息子との朝の細やかな時間なのです。

価値観は人それぞれです。何が正解かという答えはありません。

しかしそうあるべきだと思い込んで、自分自身の声に耳を傾けないと、日常の大切なものに気づかず通り過ぎてしまうのではないでしょうか。

今までの自分に固執せずに手放していく事。

そんなことをぼんやり、夏休みに浮かれる息子を見て思いました。

最後に
小学生の男の子なので、父親と学校に行くことは恥ずかしいと思うでしょう...
それは2学期始まってすぐかもしれません。
その時はいつかわかりませんが、間近だと思います。

その時が来るまで僕は息子との登校時間を大切にしていきたいと思います。

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