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Alpine Scrambling #5 - Echo Rock

Alpine Scrambling No. 5 は Echo Rock です。この Echo Rock はマウントレーニア国立公園の中にあり、隣にそびえるObservation Rockと共に、まるでMt. Rainierの前衛砦を思わせる迫力がありました。この scrambling も The Mountaineers のメンバー8人と行ってきました。

今回の scramblingは標高を 1200m ほど上昇するだけのもので、岩場以外はゆったりとした登山道が続き、僅か6、7回のスイッチバックしかない、風光明媚な快適な行程でした。しかしながら、全行程は18km にも及び、その長さには正直、ぐったりと疲れ果てました。

ところで、この scramble 中、高さ 2m くらいの岩の上で写真を撮った直後に、そこからカメラを落としてしまったんです。なんと3回も岩と岩を跳ねて止まったのですが、カメラもレンズも無事でした。ニコンZ6というミラーレス一眼を使用していますが、これは本当にラッキーでした。

Echo Rock はレーニア山の北西に位置します。ちなみに、登山口への道(黄色、30km近く)は未舗装のガタガタ道です。車高の低いセダンなんかだと、気を配って走らないと底を擦りまくります。
赤のセクションがトレイル、青がオフトレイル (往復約3km)。残念ながらスマホのバッテリーが上がり、実際の足跡記録が取れませんでした。登山口にある湖にはキャンプ場があります。マウントレーニア国立公園の中では一番利用者が少ない(?)キャンプ場ということもあり、確か、ここでの陣取りは早い者勝ちです(テントを張ってい良い場所は決められている。他のキャンプ場は基本的には事前予約が必要)。

標高:      2,396 m (7,862 フィート)
標高差:     約1,181 m
距離(往復):             約17.7 km
時間(休憩込み):  約12時間45分
参加人数:    8人

手前の岩場は Mt. Pleasant (確か1,950mくらい)、後方に見えるのが Mt. Rainier
この辺り、地図では整備されたトレイルとしての表記でしたが、断続的なオフトレイルが続きました。
大きな岩の上からこの写真を撮った直後、手元を狂わせてニコンZ6が真っ逆さまに落下。3回跳ねるもカメラもレンズも無事!
往路の3分の1くらいのポイントにて。かすかに Echo Rock が左端に姿を現す。
左に Echo Rock、右に Observation Rock!
昨年のこの時期はもっと雪が残っていたらしいのですが、今夏はかなり溶けてしまっており、一直線に登攀することができず、かなり時間を費やしてしまいました (この地点は既にオフトレイルだったのですが、草花を踏み荒らすわけにはいかないので、ガレ場伝での登攀となり、傾斜は緩やかにも関わらず、スイッチバックを繰り返すように登攀)。
Echo Rock 頂上へのルートを検討中。
Echo Rock 頂上より Mt. Rainier の勇姿。ちなみに、昔(1890年頃)、日本人がSeattleや隣のTacoma市へ移民してきた際、彼らはこのMt. Rainierを見て 『Tacoma Fuji』と称し、故郷日本を懐かしんだと伝えられています。SeattleやTacomaから望むと、Mt. Rainierはまるで富士山のように見えるのですが、別の角度から眺めると、全く異なる姿に見えます。
こちらも Echo Rock 頂上より。この頂上での昼食後、下山への道につきました。


次回の alpine scrambling は10月末になりそうです。残念ながら、私の予定と、興味のある scrambling の日程が合わないためです。

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