Rei H.

東京都出身 1997年、アメリカでの暮らしを夢見て『脱サラ』留学。ワシントン州を皮切…

Rei H.

東京都出身 1997年、アメリカでの暮らしを夢見て『脱サラ』留学。ワシントン州を皮切りに、オレゴン州、ジョージア州、マサチューセッツ州、メーン州、ミシシッピ州を渡り歩き、2022年夏、ワシントン州に舞い戻り暮らしています。 趣味はラグビー観戦、写真撮影、登山、映画鑑賞。

最近の記事

#10 Rugby World Cup ‐ ニース近郊の町2

10月7日にパリからスタートした、 Rugby World Cup 旅行も最終日の10月20日となりました。最後に訪れたのはニース近郊の町、カンヌ (Cannes)、アンティーブ (Antibes) そしてエズ (Eze) です。ニースにて、朝一番でレンタカーを借り出して最初の目的地カンヌへと向かいました。 カンヌは、毎年映画祭が行われる海辺の町として有名ですが、実はお金持ちが遊びにくるリゾートタウンでもあったようです。ビーチに沿って高級ホテル&高級ブランドが軒を連ねていま

    • #9 Rugby World Cup ‐ ニース近郊の町1

      この記事が、今回の旅行記の最後の予定でしたが、ニース近郊の町パート1ということになりました。 ニース滞在2日目、一日レンタカーを使ってサン=ポール=ド=ヴァンス (St-Paul-de-Vence) を訪れました。雨天にもかかわらず、今回の旅行中に訪れた小さな町の中で、最も観光客が来ていた村でした。てっきり、ここもフランスの最も美しい村の一つだと思っていたのですが、違いました!これは私の推測ですが、一部の素敵な石畳は近年作り直されたもので、中世時代の町並みが保全されていると

      • #8 Rugby World Cup ‐ ニース編

        10月18日、モナコから次の目的地のニース (Nice) へと電車を利用して行ってきました。電車でたったの30分くらいの距離です。旅行前、友人からニースは良い街だと聞いていたのですが、実際、彼の言う通りだったと思います。なかなかの観光地で人も大勢いたのですが、全体的にきれいな町でしたし、古さと新しさがちょうど良いくらいに混ざっていました。特に、絵になる裏路地が多いのが嬉しかったですね。 ニースには4泊しています。初日と三日目はニース市内観光、二日目と四日目はレンタカーをして近

        • #7 Rugby World Cup ‐ モナコ編

           モナコ公国 (Principality of Monaco) にて2泊し、ヨーロッパの老舗お金持ちリゾート国を満喫しました。最初に残念なことを書くのですが、それは8割、いや9割くらいの部屋が空室だったことです。写真を見ていただくと分かると思いますが、殆どの高層ビルは、(多分) リゾート・マンション(あるいはコンドミニアムとか別荘とも呼ばれる代物) だと思われ、私の訪れた10月はモナコの観光シーズンでは無かったのでないですかね。夜も明かりの点かない部屋だらけでした。きっとその

        #10 Rugby World Cup ‐ ニース近郊の町2

          #6 Rugby World Cup ‐ ムスティエ=サント=マリー編

          フランスの最も美しい村の一つ、ムスティエ=サント=マリー (Moustiers-Ste-Marie) を訪れました。マルセイユから車で2時間くらいの場所にあるこの村へは、レンタカーでないとアクセスするのは難しいかもしれません。この村は17世紀頃、陶器の生産地としてフランスでは知られていたらしいです。今も陶器工房があり、見学もできるようですが、残念ながら時間が無く、私は食器屋さんをのぞいただけです。素敵な絵柄の皿やカップがたくさんありましたが、それほど高いものではないのでお土産

          #6 Rugby World Cup ‐ ムスティエ=サント=マリー編

          #5 Rugby World Cup ‐ マルセイユ編

          ようやく Rugby World Cup 観戦の地、マルセイユ (Marseille) へとやってきました。Rugby World Cup と題名にありながら観戦したのは準々決勝の ウェールズ vs アルゼンチンとイングランドvs フィジーの2試合のみです。それはともかく、桜の戦士が予選プールを勝ち抜いてくれていたらば、日本がウェールズかフィジーと対戦していたので、それが叶わなかったのが残念です。それでも、各国のファンから溢れ出る応援と熱気の中での観戦は最高でした。特に、度々

          #5 Rugby World Cup ‐ マルセイユ編

          #4 Rugby World Cup ‐ モンブラン編

          モンブラン(Mont Blanc)、フランスが誇る標高 4,808 m の雄姿も楽しできました。スキーリゾートで有名な町であるシャモニー (Chamonix-Mont-Blanc) に聳えるこの名峰は、フランスの最高峰と同時にヨーロッパ・アルプスの最高峰でもあります。 モンブランもアマチュアが頂上を狙えるような山では無いので、目指すはエギーユ・デュ・ミディ (Aiguille du Midi) 展望台です。標高 1,035 m のシャモニーの町からゴンドラで、途中一回の乗り

          #4 Rugby World Cup ‐ モンブラン編

          #3 Rugby World Cup ‐ マッターホルン編

          今回は標高 4,478 mのマッターホルン (Matterhorn) です。アルプス三大北壁に数えられるマッターホルンですが、他の二大北壁であるアイガーやグランド・ジョラスに比べると、あまり高度な登山技術が無くとも登頂が可能かもしれません(勿論アイゼンは必須だと思いますし、高山病や滑落などの危険はあるが、垂壁には固定ロープが常設されているようです)。とはいえ、私は登頂を目指したわけではなく、目指したのはマッターホルンを目の前に仰ぎ見ることができる展望台です。マッターホルン麓の

          #3 Rugby World Cup ‐ マッターホルン編

          #2 Rugby World Cup ‐ アイガー北壁&ユングフラウヨッホ編

          10月9日、パリでレンタカーを借り出し、目指したのはスイスの Grindelwald です。ここはアイガー北壁で有名な名峰アイガーを筆頭にメンヒ、ユングフラウのオーバーラント三山が聳える麓の街です。パリからこの Grindelwald への道中について、冒頭でかるく触れるつもりが、長文となってしまったので、下の方に余談として載せています。と言うことで、本題のスタート。 この Grindelwald は、前述した通り、オーバーラント三山の麓にある小さな街ですが、登山愛好家や新

          #2 Rugby World Cup ‐ アイガー北壁&ユングフラウヨッホ編

          #1 Rugby World Cup ‐ パリ編

          2年前にチケットを購入してから楽しみにしていた、ラグビー・ワールドカップ・フランス大会へと行ってきました。ラグビーの観戦に合わせ、フランスやスイスの町々を旅行してきたので、これから書き始めるのは、ほぼ旅行の話です。 まず、パリへと飛んだのは10月6日のことになります。当初の予定では、パリから(試合のあった地中海沿岸の街)マルセイユに向けて、フランスのちょうど真ん中を縦断する感じでの旅程を立てていたのですが、出発する数週間前に同行者からのリクエストで、急遽パリからスイスへと行

          #1 Rugby World Cup ‐ パリ編

          Alpine Scrambling #5 - Echo Rock

          Alpine Scrambling No. 5 は Echo Rock です。この Echo Rock はマウントレーニア国立公園の中にあり、隣にそびえるObservation Rockと共に、まるでMt. Rainierの前衛砦を思わせる迫力がありました。この scrambling も The Mountaineers のメンバー8人と行ってきました。 今回の scramblingは標高を 1200m ほど上昇するだけのもので、岩場以外はゆったりとした登山道が続き、僅か6

          Alpine Scrambling #5 - Echo Rock

          Alpine Scrambling #4 - 雑談

          雑談1‐ 怪我 7月2日と15日、Alpine Scrambling の予定でしたが、その少し前、日課のランニング中に膝を捻ってしまい、この痛みが思いの外引かず、あえなく2つともキャンセルしました。今は走ると軽い痛みを感じる程度なので、今週末のScrambling には行けそう。 雑談2‐ 岩稜登山 友人から「日本でAlpine Scramblingって何と言われているの?」と聞かれました。アメリカにおける定義は Alpine Scrambling #1 で紹介しましたが、

          Alpine Scrambling #4 - 雑談

          Alpine Scrambling #3 - Lightning Peak

          Alpine Scrambling No. 3 の目的地は Lightning Peak です。下の地図には名前が表示されない、つまるところ、周囲の山々に比べて標高が高いとか、人気のある山ではありませんし、Olympic National Park からもギリギリ外れています。Seattle からだと3時間くらいかかる場所にあります。 標高:      1,343 m (4,406 フィート) 標高差:     約1,189 m 距離(往復): 約1

          Alpine Scrambling #3 - Lightning Peak

          The Mountaineers が提供する講習

          前回アップした Alpine Scrambling #2 - Silver King の中で触れたThe Mountaineersの講習について、ちょっとご紹介します。 The Mountaineers の会員になると様々なアウトドアアクティビティ(ロッククライミングやシーカヤックなど)に無料で参加できると書きましたが、一部の危険なアクティビティについては経験や資格が必要な場合があります。例えば、ロッククライミングやシーカヤックです。また、他のメンバーに迷惑をかける可能性が

          The Mountaineers が提供する講習

          Alpine Scrambling #2 - Silver King

          アルパイン・スクランブリング No 2 は Mt. Rainier National Park 内の Silver King です。 2023年6月11日 標高 2,116 m 頂上と登山口の標高差 1,019 m (累積でもこれくらい) 距離 13 km 写真をアップする前に、私がどんな人たちと出かけているのかを紹介したいと思います。私を含めた同行メンバーは、シアトルを拠点にしている非営利アウトドアスポーツ団体 The Mountaineers に所属しており、年

          Alpine Scrambling #2 - Silver King

          Alpine Scrambling #1 - Second Peak

          ついに、長年憧れていた Alpine Scrambling (AS) に足を踏み入れました。アルパイン・スクランブリングとは、登山の一形態であり、アメリカの登山愛好家でも、その定義を知らない人が多いかもしれません。まず、単語を分解してみると、"Alpine"は「高い山」や「アルプス」という意味を持ち、"scrambling"は「(ロッククライミングのような特殊な装備を使わずに)岩場を登る」という意味を指します。それに基づいて定義すると、 アルパイン・スクランブリングとは、明

          Alpine Scrambling #1 - Second Peak