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【学生インターン×データサイエンス】データサイエンティストという“新しい仕事”に惹かれた。

皆さんはデータサイエンス学部(以下DS学部)をご存知ですか? 名前の通り、データサイエンス領域の学習や人材育成に特化した学部で、現在日本でDS学部がある大学は、横浜市立大学、滋賀大学、武蔵野大学の3校のみ。
今回は、その中で横浜市立大学DS学部に通う学生であり、Rejoui(リジョウイ)にインターンとして勤務している上矢 莉子(かみや りこ)さんにインタビュー。大学生活のことや実際にインターンとして仕事でデータサイエンスに携わった感想などを、ディレクターの見並(みなみ)がお聞きしました。

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Rejouiでのインターンについて

■ インターンを始めたきっかけは何ですか?
上矢:
私が通っている横浜市立大学のデータサイエンス学部の学部長の紹介がきっかけでした。授業の中で、自分が興味のある分野についてレポートを書くという課題があり、私は「HRテックに興味がある」と書きました。そこで、学部長から紹介を受けたのがRejouiでした。

見並:
Rejouiと横浜市立大学はWiDS*を始めとするさまざまな活動で連携していますから、そのご縁ということですね!ちなみに、HRテックに興味をもったのはどのような経緯ですか?

上矢:
実は教師になりたいと思っていた時期があるくらい、ヒトに関する領域にはもともと関心がありました。普段視覚化しづらいヒトに関するデータを、分析したりビジュアル化したら面白いんじゃないかな?と考えるうちに、教育だけでなく人事領域にも興味を持つようになりました。

*WiDSについて
Women in Data Scienceの略称。米国スタンフォード大学を中心に2015年から始まったジェンダーを問わずデータサイエンティストを奮起させ、教育し、この領域の女性をサポートすることを目的とした世界的な活動。

■ インターンではどのような仕事に取り組んでいますか?
上矢:
Rejouiで行っているデータ分析プロジェクトの分析アシスタントを任せてもらっています。Excelでのデータ集計や、お客様に提出する報告書のグラフ作成などが主な業務です。

見並:
Excelは苦手というビジネスパーソンも少なくありませんが、こういったツールの操作も学校で教わるのですか?

上矢:
授業で専門に学ぶことはありませんが、高校生の頃から個人的に興味があってExcelに触れていたので、とくに苦手意識はありませんでした。

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■ これまで携わった仕事の中で、チャレンジしたエピソードがあれば教えてください
上矢:
案件ではないのですが、Rejouiの社員の方々をアンケート回答データに基づいて性格因子別に分類するという分析をしたことがあります。その際に、アンケートの作成・集計・クラスター分析など未経験の領域に挑戦をしました。はじめて操作するソフトで難しかったですが、とても良い経験になりました。

見並:
仕事を経験するなかで、もっと深く学びたいと思った分野はありましたか?

上矢:
データサイエンスはデータがあれば何にでも応用可能と言われています。わたしは趣味で絵を描くことが好きなので、デザインや美術の分野とデータアナリティクスを掛け合わせた研究ができたらいいなと思っています。

見並:
それはいいですね!  デザインは定量化されている部分もありますが、一般的には感性のイメージが強い領域ですよね。そこをデータで解き明かせたらおもしろいですね!

■ 現場で実際に働いてみて、授業で学んだこととギャップは感じましたか?上矢:
授業だとRやPythonなどあらかじめ使用する言語が決められていますが、Rejouiでは案件の内容に応じて、授業では使ったことのない言語で分析することもあるので、とても勉強になっています。

見並:
仕事内容や求める成果によって選択肢が変わるという気づきがあったんですね。たしかに知らない言語をさわる機会があるという点は現場の強みかもしれません。

上矢:
わたしはプログラミングはそこまで得意なわけではないので、色んな言語をさわらせてもらえるのは嬉しいですね。
自主的に学ぶとなると何をすればいいかわからなくなってしまいますが、仕事であれば目的が決まっているので、学びやすかったです。

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データサイエンス学部について

■「データサイエンス学部」ってどんな学部?
見並:
上矢さんが通われているDS学部は、日本でも非常に数少ないデータサイエンスの専門学部のひとつですね。進学時にこの学部を選んだ理由は?

上矢:
受験生のときに大学情報を調べていたら、横浜市立大学にDS学部が新設されるというチラシを目にしました。その後のオープンキャンパスで、データサイエンティスト* の仕事について知り、「おもしろそう!」と思ったのが最初のきっかけでした。
データサイエンスについて学びたいと思っていたというよりは、データサイエンティストという「新しい仕事」に惹かれたのが理由です。

見並:
将来の仕事を見据えながら、自分が学びたいことを選ばれたんですね! 実際に入学してみて、いかがでしたか?

上矢:
座学だけでなく、実際にPythonなどのプログラミング言語に触れる機会もあるので楽しいです。いまは2年生なのですが、来年からゼミもはじまるので忙しくなりそうです。

見並:
一緒に勉強している周りの学生はどんな雰囲気ですか?

上矢:
意欲的な子が多いですね!私ももっと頑張らなきゃと焦ることもあります。

見並:
DS学部だと、学ぶ科目や専門領域を突き詰めるような授業が多いのでしょうか?

上矢:
先生によって違いますね。数学が得意な先生や理論的な授業の先生もいますし、プログラミングも理論か実践かで先生が異なります。

見並:
理論と実践で先生が違うというのはイメージになかったので驚きです!
Rejouiの取り組みのひとつに、『女性データサイエンティストの育成』がありますが、上矢さんが通うDS学部の男女比はどうですか?

上矢:
男女比で2:1くらいです。生徒は女性が特別少ないというわけではないですが、女性の先生は非常に少なく、1人だけです。

見並:
なるほど…!もっとこの領域での女性の活躍は増やしたいですね。弊社も今後、専門家としての女性データサイエンティストを増やしていけるよう取り組んでいきます。ぜひ、上矢さんもRejouiの一員としてご協力ください♪

データサイエンティストとは?
今世紀最も魅力的な職業として注目されているデータサイエンティスト。
日々生まれる膨大なデータを整理・分析し、ビジネスやスポーツ、医療などあらゆる分野に活用できるように価値を見いだしていくのがデータサイエンティストである。

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自身の今後について

見並:
現時点で卒業後にやりたいことなどのイメージはありますか?

上矢:
ゼミに入って自分の研究したいテーマがみつかれば大学院に入りたいなと考えています。仕事はいずれというか、研究の先で見つかればいいなと思っています。

見並:
では今後は、どの領域でスペシャリストになるかを決めることが課題でしょうか?

上矢:
領域はゼミに入る時点である程度決まってしまいますが、研究テーマは人それぞれなのでそこで何かしら自分の分野がみつけられたらいいなと思っています。
いまはまだ、ゼミの特徴などを詳しく聞けていないのでこれから集めて考えていくつもりです。

見並:
自発的に選択することが求められる環境ということですね。Rejouiとしても上矢さんがより多くの経験を積めるよう全力でサポートしていきますので、これからもよろしくお願いします。

上矢さん、ご協力ありがとうございました!!

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