桜
2024年4月6日、7日の土日。
桜の季節。
僕は桜を見た。
4月6日は土曜日。
この日は淡路島の洲本城跡へ。
南海電車の深日港で降り、フェリーに乗船。
1時間ほどで洲本港に着く。
そこから徒歩30分。
洲本城跡に着いた。
桜が満開だった。
桜の中に城跡があり、趣がある風景。
トンビが周りを飛んでいた。
観光客のお弁当狙いだろう。
大阪では中々見られない光景だ。
久々の桜に僕は心打たれた。
4月7日は日曜日。
この日は奈良県の吉野山へ。
近鉄阿部野橋駅から吉野山駅まで90分。
吉野山駅から、ひたすら歩く。
下千本から中千本、上千本、奥千本。
山中に桜が広がっていた。
千本桜とはまさにこのこと。
義経と静の別れの地。
後醍醐天皇が住んでた地。
秀吉が大規模花見を行った地。
それが吉野。
これほどの桜は見たことがない。
花見って素敵。
そう感じた。
ふとインスタを見る。
友達のストーリーを順番に見る。
そこには桜が広がっていた。
中学の友達のあいつも。
高校の友達のあいつも。
大学の友達のあいつも。
バイト一緒やったあの人も。
MENSA会員のあの人も。
世界遺産界隈のあの人も。
前の会社の同僚も。
他大学でできた知り合いも。
大学の後輩のあいつも。
大学の先輩のあの人も。
世界一周してた旅人のあの人も。
一緒に留学してたあの人も。
僕が好きでフォローしている有名人も。
みんなみんな、桜をあげていた。
普段は飲み会のストーリーとか。
ユニバのストーリーとか。
車買ってドライブ行ったりとか。
夫婦カップルの仲睦まじい様子とか。
子供の様子とか。
友達と遊んだりとか。
野球の様子とか。
そんなストーリーが多いけれど。
この2日間は、ほぼみんな桜だった。
普段どれだけ仕事に追われてても。
どれだけ海外行ってても。
どれだけ他のことに夢中でも。
この2日間は、ほぼ桜だった。
花見。それは日本の伝統の風物詩である。
桜。それは春の日本の象徴。
日本は四季があるからしんどい。
春夏秋冬と、気温が変わりすぎる。
正直、一年中半袖で過ごせる気温がいい。
そう思っていた。
でも、四季があるから美しい。
その中でも、桜の季節は1週間ほど。
桜の季節は日本のベストシーズンだと思う。
1週間と短いけれど。
短いからこそ、美しい。
短いからこそ、花見という文化がある。
仮に1年中春ならば。
仮に桜が1年中咲いてるならば。
ここまで花見は流行らないだろう。
桜の花が輝くのは一瞬。
休日に換算すると2日。
月曜日からは雨。
恐らくこの雨で桜は散るだろう。
この土日が最初で最後のチャンス。
この一瞬がみんな見たいから。
この2日が桜が輝く期間だから。
みんなこの2日は、こぞって桜を見る。
みんなが同じ時期に桜を見るから。
それが文化になる。
みんな日本人やねんなあって感じた。
なんかこの感情、説明しにくいけど。
みんなが持ってる日本人のこころ。
なんかいいよな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?