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【Day24】とある1日の印象的なできこと


「今日はサッカーの練習を休みたい」

小学生の頃から、学校行事やコロナ以外の理由でサッカーを休むことはなかった長男からの、めったにない申し出。

友達に誘われて小学生3年生から始めたサッカー。
所属していたサッカークラブは中学生の部がないため、中学生からは新しいクラブチームへ入会。

平日の夜はナイター練習、週末の試合や練習で予定が埋まるサッカー生活。
「たまにはどこかへ遊びに行こよ!」と誘っても「サッカーを休んでまで行きたくない」という返事がくるほど、サッカーに捧げる日々。

母はちょっとつまらいないって思っていたけど、今でもサボることばっか考えている母からしたら、感心するばかりだった。

それがなぜ…

長男の言葉は、普段の言動とは対照的で印象に残った。

足が痛い

2年ほど前からサッカーをした後にかかとに痛みが出はじめた。周囲のサッカー仲間のお母さんに教えてもらった接骨院で治療を受けながら様子をみてきたが、症状の改善がみられず、整形外科へ行くことに。

そこで受けた診断は「凹足(おうあし)」。初めて聞いた言葉だった。
足の甲が高く、偏平足とは逆で非常に高いアーチ構造を持つ状態。

何がよくないかというと、足の裏のバネの役割がうまく働いていないため、足や体への衝撃の緩和が悪くなる。そのため、かかとに痛みが出てしまうという状態。

休みたいと思うほど痛みがあること、休ませないと症状が悪化する一方だということ、練習メニューを考えるとついていける状態ではないと考え、家での休息時間に変えたいということだった。

いつもと違うタイミング

以前長男と話した時、1日練習を休むと体力が落ちるし練習をゼロにするのはよくない理論を話していた。

それなのにどうしたのだろう。

今回の痛みの原因をたどり始めた。いつもは練習や試合後に痛みが出ていたが、今回はそうではなかったらしい。余計に長男の発言が気になる。

さらに詳しく話を聞いてみたところ、翌日に控えた試合のために走り込みをしたら、試合当日のアップの段階で痛みを感じたとのこと。

翌日に控えた試合というのが、中学生になって初めてのリーグ戦。
その試合に向けて自分なりの準備をしたことが仇となってしまったのか。

現在の痛みの強さと練習メニューを考慮したことに加えて、いつもと違うタイミングで出た痛みが、長男に練習を休むというより躊躇させたように感じた。

今回は聞き取りで終わらずに、長男の言葉から受けた印象を基に「痛み」に関して少し掘り下げてみることにした。

今できることって何かな

「痛み」というのは、どの場所にどの程度でているのか、本人にしかわからないから、きちんと教えてねと長男には常々言っている。
会話の最後の方で「大きな病院で診てもらいたい…」ということをもらした。

しかし母の意見としては「最近病院を変えたばかりだということ」と
「凹足の治療方法がインソールを入れることやストレッチ」といった手法
のため、すぐには結果が出ないのではないかということを伝えた。

治療はいつまで続くのか、やっている方法が本当に快方へと向かっているのか、長男の不安を感じた。

行動と対照的な言葉を受け、これを機に1つ思ったことが。普段の様子と違うことをキャッチすることも大事だけど、自分に対する印象付けを受け身なモノばかりにせず、積極的なモノにしていきたいと思った。

どういうことかというと、子どもたちの言動に疑問を持って深堀りし、調べたり考えたりして、自ら印象に残すということ。

長男との会話の後、さっそく凹足について調べてみた。改めて治療方法や原因などを知り、次に私が長男にできることは何かと考えた。

思いついたことは食生活と心理学。
自己流をやめ知識を得て、根拠あるもので子どもたちのサポートをする。
母には身体的な痛みをとることはできないが、栄養と心の勉強をすれば、精神的な痛みはとれるかもしれない。

長男の足を見たリハビリの先生が「足速いでしょ?」と言ったそうだが、実際は速くない。その言葉も気になったので、長男の自信がなくなってしまわないようにするためにも、凹足を活かせる方法を調べたいと思った。

印象から得た気づきを形にできるよう調べよう。
どのライフステージにいても、学ぶことは一生必要だと感じた。

以上、「とある1日の印象的なできこと」でした。


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