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文学フリマ分析ー出店の際の覚書ー

先週、文学フリマ大阪に参加してきた。
今度の文学フリマ京都では、是非出店者として参加したいため、今回の文学フリマで学んだことを書き連ねていこうと思う。


1.結局ジャケ買い

SNSなどの知り合いが多い出店者さんであれば、そのつながりから購入に至ることも多いだろう。
だが、知り合いも少ないという状況ではなかなか手に取ってもらいにくい。
一つずつ丁寧に見ていくことなどできない文学フリマの状況で、初見作品に惹かれる場合というのは大体、表紙のインパクトによる。したがって、魅力的な表紙は重要な要素の一つだ。

2.無配で胃袋を掴め

フリーペーパーも重要である。私もたくさん貰った。
ただ、やはり字が多いために、家に帰ってから読もう、と思わせるフリーペーパーでは勿体ない。その場で「お!?」と思わせ、少し読んで、作品も気になる!に繋げられるようなフリーペーパーが求められる。
特に色紙を使用したものや、トレーシングペーパーのような紙を利用したものなどは目を引く。

3.ショップカードも案外重要

ショップカードだけ貰っておいて、後で購入するか検討しようと思うこともある。そのため、魅力的なショップカードも大切だ。
それを踏まえて、ショップカードにはブースの記載も忘れてはならない。

4.お洒落と可愛いは正義

ロリータファッションの方や、着物の方もいらっしゃってとても素敵だった。文学フリマではコスプレなどは認められていないが、「ファッション」に留まる範囲では自由な服飾表現が認められている。作品が最も注目されるべきものではあるが、作家も見られているということを意識するべきなのだろう。
そして、作品、ブースについても独特な世界観のものより、可愛いものとお洒落なものの方が目につきやすいように思った。

5.見本誌は手に取りやすく

見本誌コーナーは別で設けられていたが、ブースにも置いておくべきだろう。その際、イーゼルなどを用いてお客さんの視線が留まりやすいようにするのが良さそうだ。

6.やっぱりコミュ力がものを言う

最後に、一番大切なのはコミュニケーション力だ。
少なからず作家さんから無言でフリーペーパーを渡されたり、無言で見つめられたりしたが、そういうブースにはあまり近づきたくなくなってしまう。
作家さんそれぞれに色々な事情もあると思うが、やはりコミュニケーション能力のある人の方が、人を寄せ付けやすいだろう。

ここまで色々と記したが、これはあくまで私が出店する際に気を付けてたいことである。
作家さん毎のこだわりや性格に鑑みて、参考にしてほしい。



ここまでお読みいただきありがとうございます。
文藝結社 日和見主義者の会もよろしくお願いします。
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