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出版するメリットって何?

3年前に歴史+医療のエッセイ本を出した経験から、出版のメリットをお話いたします。

1. 金銭的メリット

印税

言わずもがなですが、印税が入ります。額は契約にもよりますが定価の10%前後です。定価1000円の本であれば1冊100円です。1000冊で10万円、1万冊で100万円の印税ですが、私の出したジャンルで1万冊売れればベストセラーです。もちろん私の本がそんなに売れるハズはなく最初の1年の印税が10万円で、次年度からは1-2万円程度です。買ってください(切実)。

経費

執筆にあたり資料として買った本や取材費を経費にできます。

仕事依頼がくる

出版、新聞取材をキッカケに講演依頼や執筆依頼がきます。私も東海高校のサタデープログラム(学生主催の市民公開講座)や歴史同好会などの講演に講師として呼ばれました。ユーキャン様のwebサイト『マナトピ』にも記事を書きました!

某製薬会社さんの医療者向けページにもこっそり登場しております。コロナウイルスの影響で延期となりましたが、MSWの学会のランチョン講師のお話もいただけました。2020年11月にも学会関連のお仕事を頂いておりますがどうなるかな…。

2. 金銭以外のメリット

本作り自体楽しい

編集さんとの打ち合わせや、タイトル決め、表紙のデザイン選び、校正(←涙目になりすけどね。)など未経験なことばかりで大変楽しかったです。私はイラストを自作しましたが、イラストレーターさんありだとまた違う楽しみがあると思います。

箔がつく

紙の本にはチカラがあります。例えば私が「キュウリで血糖値がみるみる下がる!糖尿病はキュウリが1番」みたいなことを言い出したとしましょう。…あ、まりちゃん暑さでやられたな。と失笑されて終わります。またはtwitterでボコボコにされます。

しかし、これが本になってソコソコ売れてしまうと「出版されているからある程度効果があるに違いない」、「アマゾン健康ジャンルで3位って凄い!これは正しい治療法だろう」となります。本を出しているからといってその道の権威というわけではありません。でもそんな感じに見られるのです!お得ですが悪用してはいけませんね。

余談になりますが、トンデモ本を出している出版社は他著者でもトンデモ本を出版している傾向があります。自著『戦国診察室』は割とトンデモな内容ですが、人畜無害なので大丈夫!

人脈が広がる

普通に生活していたら出会わないような人と知り合いになれます。趣味が一致する友人は勿論、博物館や資料館の学芸員さんともご縁があり歴女生活が楽しくなります。新聞やテレビの取材を受けることもありました!その際、お世話になった方に自著を名刺がわりとして献本することもできます。あとサイン書くの楽しい。えへへ。

思いつくままに出版のメリットを挙げてみました!じゃあどうやったら本を出せるかという話になりますが、私の場合は歴史ポータルサイトの連載から棚ぼた的になので…。

最後に自著宣伝して終わりにいたします。

戦国診察室​(Amazonの販売ページ)

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