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自信について考えてみた

先日、僕は陸上競技の記録会に出場し今シーズンの初戦を迎えました
この花粉が飛び始めて頭部全面がぐちゃぐちゃになり始めると今年もついに試合シーズンが始まるなと気が引き締まります

自信についてと書き出したもののこんな主題は多分世の中の人に語りつくされているのだと思いますが、本格的な試合シーズン前に書けば考えもまとまって今年一年頑張れそうかもという何のひねりもない話になります

自信とは何か、辞書で引いてみると…


そのことをまちがいなくうまくやることが出来るという自己評価

新明解国語辞典第8版

とあります

自信はどこから来たのか

そもそも『自信』というこの感情はどうして存在するのでしょうか
正直調べても分からなかったので僕なりに考えてみました

例えば威嚇をするときに体を大きく見せる、毒のある部位をこちらに向けてくるなどの動物は想像に難くないと思います

スカンクの仲間などはおしりを威嚇相手に向けて臭い液を出すのですが、ここに『自信』が発生していると考えられると思います



臭い液を出すことで相手が嫌がって逃げる確率が高くなるし、それが出来る個体が多く生き残る
自分の身が危ない時にはこの行動をすれば自分は助かるはずだという感覚は自信と言えると思います

これに加えてライオンやトラなどの肉食動物がじりじりと近寄ってきて襲い掛かるというのもこの場所からなら捕まえられるという自信とも言えそうです

反例もありそうですが、自信は身体を維持させる活動に必要だから備わっているのではないでしょうか

自信の特性

自信を持つことで、自分の能力を肯定的に捉えて課題達成の可能性の幅を広く見れるようになり得たい目的のための身体活動をしやすくなることだと思います

要するに前向きになるということです
ただこの特性は身体を維持させる活動としたように活動の部分にエネルギーが行きすぎてしまう場合もあります
すなわち過信です

こうした良い面が実は悪い面にもなりえることが自信の特性の一つでしょう

自信をつけるには

では自信をつけるためにどうしたらいいのか
きっとこの答えは凡庸で経験です
もっと言えば成功体験
狩りで動物を捕まえる時派手に飛び出して捕まえられないとなればこのやり方ではだめだと学習するはず

タイミングを変えたり工夫をしてそれがうまくいけばこれが一番狩りを成功させるのに有効的だと分かればまた失敗が続かない限りその手段を用い続けるでしょう

ここで狩りの例を出したのは動物でこの例のようなことは皆さんもなんとなく体験したことがあると思います
人間も動物ですので動物としての本能っぽいやり方に沿えば人間にも応用が利くのではないでしょうか

最初から自信のある人もいるぞというのもありますがそれは後述するとして自信を高めるのにもう一つのやり方があるとすれば
状況を理解している(必ずしも実態に即した正しい状況である必要はない)ことです

例えば曲がり角の先に自分を驚かそうとしている人がいるとしてその人の姿が鏡に映って見えていれば驚かないですが、驚かないという自分を信じている状態と言えます

敵が奇襲してくるのが情報で入っていたとして、こう対応すればこの戦いは絶対に勝てるという判断も状況が判断出来ているからこそです

この状況判断が間違っている場合(こうするだろうと高を括った)過信になりますが
自信をつけることだけに注目すれば経験と状況理解は大切なのではないでしょうか

過信と根拠の無い自信の違い

過信は傲慢と隙につながりかねません
準備と情報収集を怠り思わぬところで足をすくわれる可能性も出てきます
すべてにおいてそうなると言い切れませんが今回うまくいっただけという状況が何度も続けば崩れ去る可能性は高くなります

そして先ほどまでの話で僕は状況理解が必要だと話ましたがウルトラ例外が居ます
それこそが根拠の無い自信です

過信は問題が起きた際の対応は想定していないですが根拠の無い自信の方は「なんとかなる」と思っているのである意味問題が発生した時の対応もカバーしていると言えます(カバーしているだけで対応できるかどうかはまた別の話)

ただ、この根拠の無い自信は目標達成に対して良いかどうかは確定できないにしても情報が得られない場面においては使えるはずです

競技者としてやっている僕としては根拠の無い自信に頼り切っていると言っていいと思います
練習で課題に向けて各工程をクリアしていけば自信になるのは確実ですがそれを実際に試合で発揮できるかどうかはいつも断定できない

そういったところを根拠の無い自信によって乗り越えてたりしなかったりしています

まとめ

自信は相手が生物、無生物に限らず相対的な尺度で図るものだと思います
だからこそ自信のあるなしに固執する必要は無くてとりあえずやってみればいいじゃんというスタンスで僕は生活しています

あくまでn=1の話なので僕個人の話でしたが何かの足しになれば幸いです

余談

本当に余談ですが合宿で滞在した滞在先のホテルのスタッフさんが陽気な外国籍の方っぽい人でWi-Fiの「パスワード私考えました」と自信満々で12345678
というパスワードを見せてきたので自信ってなんでもいいんだなと思ったからこの記事を書いていますがエピソードが弱いのでやめました


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