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忙しいと絵の上達は早まる!?時間がないのに上手くなる人のカラクリ

「忙しくてあまり絵を描けない」
「こんなんじゃ中々上達できないよ…」

なんて思ってませんか?


こんにちは。
社畜時代は仕事かお絵描きのことしか考えてなかったReLです。
「仕事終わりに飲み会…?休日に外出…?知らない文化ですね…。」
という状態でした🤣


今回は、忙しい日々をお過ごしのあなたへ。
「忙しさ」と「絵の上達」の関係についてです。

忙しいと絵の上達も遅くなると思っていませんか?

普通に考えると、時間がある人と比べれば
絵を描くのに使える時間は少ないわけですし、
完成させられる絵の数も少なくなると思いますよね。

だから絵の上達自体も
時間がある人と比べると遅くなってしまう、
と思うのは不思議なことではありません。

確かに、お絵かきに使える時間が少ないのは間違いのない事実です。
が、「だから絵の上達も遅くなる」というのは
実は間違った認識なんです。
現実には、全然そんなことはありません。

というか忙しいことと絵の上達が遅いことに
因果関係ってあまりない
んです。
忙しくても上達する人は上達していくものです。


一体どういうことでしょうか?
どういう人がそうなるんでしょう?

  • 「忙しい」ことと「絵の上達速度」があまり関係ない理由

  • 忙しくても絵が上達していく人にはどんな特徴があるのか

この記事では、この2点について解説します。
こういうことを知っていれば
忙しからといって不安になることもないし、
忙しくても上達していく人の特徴を取り入れれば
あなただってそうなれます。

時間がたっぷりある人と同等以上に上達して
「忙しいけどフツーに絵上手くなったわ😎」
って言えたらカッコイイと思いませんか?

それではいってみましょう٩( 'ω' )و



「たくさん時間があればたくさん絵を描ける」という幻想


パーキンソンの法則」をご存知でしょうか。

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

という、社会人なら知ってる人も多い有名な法則ですね。

これは簡単に言えば、同じ仕事でも
時間があればある分だけ使ってしまう
という人間の行動に関する法則です。

「この仕事○○までにやっといてね」
って渡された○○が明日だろうと1週間後だろうと、
人間はその期日が来るまで
その仕事を終わらせない傾向にあるよ、ということです。

もちろん1週間ずっとその仕事だけやってるわけではなく、
時間に余裕があることで「後でやればいいや」と
無意識に優先度を下げてしまう、ということが起こるんです。

要するに「後回し癖」のことですね。
「人間、時間をたっぷり与えられたら後回しにしてしまう傾向が強いよ」
ということです。

心当たりありませんか?
僕はありまくりますよ。
夏休みの宿題を最後の1週間になるまでやらないのなんて、
まさにこれです🤣


そしてこの法則は、お絵描きにもそのまま当てはまるんです。

例えば、新しく絵を描くときのことを想像してみてください。
めっちゃ集中すれば3日で描けるとしましょう。

だけど
「そこまで切羽詰まってるわけじゃないから
 2週間くらいあれば描けるかなー」
という状況だったとしたら、
実際に完成するのは2週間後になる可能性が高いということです。

誰かの誕生日絵を描いていて、
誕生日まで残り3日しかなければ
「時間がねぇ!」という意識が働いて
集中して描き上げますよね。

だけど2週間あったら描き始めが遅れたり、
途中で用事をこなしたりゲームをやりたくなったり…。
で、結局ダラダラと2週間全部使ってしまうものなんです。

うわぁ…自分で書いててめっちゃ心当たりある…🤣


何が言いたいかというと、
「これが時間を持て余した人間の現実なんだよ」
ってことです。

「たくさん時間があればたくさん絵を描ける」
というのは完全に幻想
なんですよ。

僕らは機械ではないので理想通りにはいかないんです。



「限られた時間」は
高い集中力と高い成果を生む


時間がたくさんあっても、
人間はその時間をすべて有効に使えるわけではありません。
むしろ時間があると余計なことを考える隙が生まれてしまうものです。

余計なことというのは、例えばこんなこと。

「あの人、上達早いなー…。嫉妬するわ…😒」
「実はもっと簡単に上手くなる方法あるんじゃね…?🤔」
「時間はあるんだから、絵描くの明日にしてゲームしようかな🤭」

忙しくても上達していく人って、
こういう余計なことは考えません。

「嫉妬しても上達するわけじゃないから時間の無駄」
「あるかどうかも分からない近道を探すのも時間の無駄」
と考えますし、

時間を持て余してる人を見かけたら、きっと
「有意義に使うから持て余してるその時間を俺にくれ😬」
と思うことでしょう。


使える時間が少ないと、
最短の時間で最良の結果を出すべく思考がシンプルになるんです。

これは待ちに待った新作ゲームの発売日に
会社や学校から帰るときと似た心理状態と言えます。

「どの道を通っていけば最短最速で家までたどり着ける?」
「この裏道を通ると早いかも」
「ここの交差点は信号待ちが長いから迂回した方がいいな」

などと、1秒でも早く家につくために
普段は意識しない信号待ちのロスまで考慮に入れますよね。
ゲームじゃなくても、こういう状態になったことって
あなたも過去に経験があると思うんです。

とにかく
「一刻も早く新作ゲームをプレイするにはどうすればいいか」
しか考えないシンプルな思考状態。
そして一刻も早く新作ゲームをプレイするためにできる、
あらゆる手段・可能性を考えるわけです。


忙しくても上達していく人って、
こういう思考状態で絵を描くんですよ。

だから上で挙げたような「余計なこと」は考えもしないんです。
そして忙しくて時間がないからこそ、
最小限の時間と労力で最大の結果を得ようと工夫するんです。

「前回描いた絵で改善が必要なポイントはどこだろう?」
「どうすれば改善できる?他の人はどう描いてる?」
「次の絵で改善点をあれもこれも試したい。
 だったらこんな構図で、こういうポーズの絵を描いてみるか」

といった感じで、
思いついたことはすぐに今描いてる絵で試すか、
無理でも次の絵で試すんです。
「上手くいかないかも…」などという”雑念”は頭の片隅にもありません。

  • 目的達成に必要なことだけ考える

  • とにかく行動する、試してみる

という、上達のために一番大事な
”試行錯誤”に集中してる状態が続くので、
そりゃ当たり前に上達していくんです。



忙しくてもそうでなくても
絵の上達速度はあまり変わらない現実


これはブラック企業で社畜をしていた
僕自身の経験則でもあります。

バイトと講義の時間以外は自由で、
宿題なしの春休みと夏休みがそれぞれ2ヶ月間もあって
暇を持て余していた大学生時代の数年間があり、

そこからガラッと環境が変わって
入社1年目から19連勤もさせられるという
ブラック企業で働いていた社畜時代の数年間とがありました。
まるで天国から地獄へ叩き落されたみたいでしたね😅

ただ、そんな落差がありながらも
学生時代と社畜時代とで
絵が上達していくペースにそんなに大きな差はなかったんです。

学生時代は時間を持て余して
いろんなことに手を出しながらゆるゆると描き、
社畜時代はヒーヒー言いながら
持てる自由時間をほぼ全てお絵描きに費やして死ぬ気で描いていました。

結果的に1年間で描き上げた絵の枚数で言えば
社畜時代の方が多かったくらいです。
まぁこれは1年間で4冊もフルカラーのイラスト集を作るとかいう
頭おかしいことに挑戦してたからでもあるんですけどね😅

でもそれくらい、
時間がないことによる集中って威力が高いんです。

結局、上達するかどうかは
お絵描きに対する自分の姿勢
次第なんです。
使える時間が少ないから不利、なんてことは決してありません。



寄り道好きなカメと、
ゴールだけ見据えるウサギ


長くなったので一旦まとめます。


  • 「忙しい」ことと「絵の上達速度」があまり関係ないってどういうこと?

    • 暇を持て余すと、人間は別のことにうつつを抜かしたり
      余計なことを考えてネガティブになったりする。
      結果、お絵描きに費やす時間は思うように増えないのが現実。

    • 一方、忙しいほど思考がシンプルになって行動しまくる。
      その結果、短時間でもメキメキ上達する。

  • 忙しくても絵が上達していく人にはどんな特徴がある?

    • 頭の中がとてもシンプル。
      「最小限の時間と労力で
       最大の上達効果を得るにはどうすればいいか?」
      しか考えていない。

    • とにかく行動する。描く。試してみる。
      少ない自由時間で試行錯誤に集中している。


いかがだったでしょうか。


何度でも繰り返しますが、時間がたっぷりあっても
その時間を全部お絵描きに費やせるわけではないのが
人間という生き物の現実です。

僕らは機械ではありませんからね。
自由時間が多いほどお絵かきに費やす時間も増え、
その結果上達速度も上がっていく、、、
なんて機械のような都合のいいことは中々起こりません。

時間がたっぷりあったら
絶対に他のこともやってしまうんですよ。

新作ゲームをプレイしたり話題のアニメを見たり、
ちょっと良い買い物をして満足感を得たり。

もちろんそれが悪いわけではありません。
僕もよくやります。
それこそが人間らしさというものですからね。

この状態を童話風に例えるなら、
「寄り道好きなカメ」といったところでしょう。
あっちこっちに寄り道して楽しんで、
お絵描きもするけど途中でまた寄り道するので
上達のペースもゆっくりのんびりと。


それとは対象的に、追い詰められると
とてつもない底力を発揮するのもまた人間の現実です。
たとえ忙しくても
「絵を上達させたい!」という強い思いがあれば
メキメキ上達していくものですよ。

忙しいほど思考はシンプルに、行動は迅速になり、
少ないながらもお絵描きに費やす時間が”濃い”ものになるからです。

これも童話風に例えるなら、
「ゴールだけ見据えるウサギ」といったところですね。
やらないといけないことが多すぎて
中々その場から動けないものの、
いざ進むとなったらゴールだけ見据えているので
たった一歩でカメの何倍も進むといったイメージです。


もちろん何事にも限度はあるので、
「絵を描く暇がマジで無い!」という場合は例外ですが。

朝から深夜まで馬車馬のように働き、家には寝に帰るだけ。
帰ってきたら疲れ果てて何もできず、
泥のように眠って翌朝また重い体を起こして仕事に向かう…。
それが毎日、本来休日なはずの日も続いて生き抜くのがやっと。
最後の休日がいつだったかさえ覚えていない…

なんていう極端な状況だったら
さすがに絵を描くどころの話ではありません。
それは一日でも早くその職場から逃げ出して別の仕事を探して!
って話ですね😅

そういう人間らしい生活が成り立たないほどの
極端な状況でないのなら、
忙しくても絵は描こうと思えば描けるものです。

「ここんとこ忙しかったけど普通に絵上手くなったわ」
って涼しい顔で言えたら格好良いと思いますよ。


「忙しくてあまり絵を描けないと上達も遅くなるよね…?」
なんて心配をする必要はありません。

時間がたっぷりあっても人間そんなストイックに
絵だけ描き続ける、なんてのはできないのが現実です。
むしろストイックさが発動するのって
忙しくて追い詰められているときです。

忙しい、けどどうしても絵を上達させたい!
という思いがあるなら、
「持てる時間はすべてお絵描きに注ぐぞ!」
くらいの勢いでお絵描きに集中してみてください。

1年間でも半年間でもいいので、
期間を決めて思いっきりやってみるのが大事。
1年後に振り返ってみたら、
きっと自分でも驚くくらい上達してるはずですよ😉


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