Words Written by kentaro fujita c
いつかきっとお迎えが来ると思っていた
あなたは私が産まれたときから
おばあちゃんのままでした
大好きで、笑顔をたくさんくれる
私を肯定してくれる、おばあちゃんでした
学校に行けなくなったときも
進む道が見えなくて途方に暮れたときも
あなたはずっとあなたのままで
何を言うわけでもなく、見ていてくれました
突然やってきた
御別れの日は、暑い夏の夜のこと
覚悟はしていた
そろそろかもって話は聞いていた
でも、
Words Written by kentaro fujita c
絆とか、平和とか、
見えない未来に言霊をつけても
延々とメディアライズしても伝わらなかったのは
何故だか解るかい?
現実とのギャップが
大きく立ちはだかっていたんだよ
これは悪い夢なんだ
遠い場所で起きていることなんだ
同じ空の下、同じ国の下なのに
目の前にある現実や
雑踏の中から聞こえてくる、報道されない声たちが
もしかしたら、正しいのではないか?
真実は、Internetの中でさえ、隠されているの
Words Written by kentaro fujita c
たった一度の人生で、最高の恋にしたくって
こだわり続けた、これまでの日々
寄せては返す波のように
好きな気持ちがあふれ出る
こんなに想ってくれる人はいない
いつのまにか好きになっていました
ときめきが隠せなくなりました
こんな僕のこと好きって云ってくれる
どんな好きなの?なんで好きなの?
僕さえ僕の良さが分からないのに
嗚呼、やっぱり、あなたは変な人
でもね、素直な自分、見つけることができた
あなたの
Words Written by kentaro fujita c
待ち合わせの公園は
あのときと変わってない様子だった
君はまだ来ていない
会うのは何年振りだったかなぁ
胸の高鳴りが抑えられない
ベンチに座り思い起こせば
ふたりで会ったときに感じたときめきが
しばらく心から消えなかった
もう何年になるだろう
君と出会ってから現在までの日々
お互いに夢があった頃は
ふたりとも目指す場所に夢中だった
何かのきっかけがいいなとは思っていたよ
漠然と君とのことを思
Words Written by kentaro fujita c
もう僕も独立してから二十五年
最初に降り立ったのは、新居浜という街
友人に連れられて訪れてから
行きつけのお店になった味のさつま
はじめて食べたのは、ネギラーメン
トンカツ定食も、少し黒くなったおでんも、
すべて僕の原点になりました
失恋した日も、試験に合格した日も、
いつでも青春の場所でありました
UNFORGETTABLE DAYS
いろんなことを教えてもらった
これから流行するインターネット
Words Written by kentaro fujita c
あなたがくれた25粒のカケラたち
想いも、好みも、不釣合いな現実も乗せながら、
たったひとつの大切な想いのために選んだのでしょう
その想いたちを恋(戀)と呼び
愛(糸)し、愛(糸)しと云う(言う)心が、繋がって
今でもあの糸が、存在していることを知ったんだ
好奇心から始まった恋
「会いたい」がどんどん膨らんで大きくなりました
形なき運命と呼ぶ過去を
背負うことで誰が生き残れただろう
「アタシだ
Words Written by kentaro fujita c
乗っていた地下鉄が一旦停止した
緊急停止訓練だとアナウンスがあった
3月11日14時46分、
時は鎮まるかと想いながら黙祷を捧げる
頭が痺れ、胸が悼む、きっと同じ時刻から起きた
悲劇なんて夢でも見なかったことだろう
あれから、あの場所たちは再起したのだろうか?
年を追うごとに増えてゆく被災地と呼ぶ場所
風化させないでと叫ぶメディアが
不倫や失言なんて、数字になることを優先して
伝えない、日本は復興した
Words written by kentaro fujita c
肌寒い夜
月を見上げた猫
泣いている月に問い掛けた
こんなに胸が苦しいのは
生きづらくなっているからですか?
月は答えない
猫は、声が届かないのかと
大きな声で問い掛けた
どうして悲しいときに
そばにいられないんですか?
月は答えない
それでも、猫は月を見ている
おうちに帰らずに
まだ、月を見ている