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令和4年のGO ACTION〜第八回・VOLCANO〜

はじめに

2022.3.13、横浜武道館。

元日の日本武道館以来となる、プロレスリング・ノアの関東圏ビッグマッチ。
武藤敬司の長期欠場により返上→空位となったGHCタッグ王座の王者決定トーナメントに、『原田大輔vs Eita』のGHC Jrヘビー級王座戦が組まれる中、私の中で興味を惹かれるカードが組まれた。

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『潮崎豪vs征矢学』

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年始からシングルマッチで連敗が続いている潮崎と、王座獲りまで後一歩の状況が続く征矢の一騎討ち。

誤解を恐れずに言えば、半ば会社決定感が強い、唐突にも感じられたカード。
ただ、両者が浮上を期す意味で、絶対に負けられない一戦になるという期待と予感を、このカードに強く感じたのも事実。

直前まで迷った末、私は勝負の行方を見届けるべく、横浜武道館へ行く事を決断したのでした…。

2022.3.13『潮崎豪vs征矢学』

タッグで対戦は何度となくありましたが、GHCをかけて対戦した事は無かったカード。

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前述のように、どこか会社決定感漂うシチュエーションではありましたが、実際はガッツリした、手に汗握る展開!
最近のNOAH名物と化している、【王座戦ばりに盛り上がるノンタイトルマッチ】を象徴する熱戦でした。

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チョップと体がぶつかり合う衝撃音の数々は、まさに活火山の如し!

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私自身、この試合で印象的だったのはフィニッシュシーン。

潮崎の豪腕ラリアットと、征矢の弾道が同時にぶつかり合う刹那、征矢が倒れて潮崎がそのまま覆いかぶさり、3カウント。

(14:20~)


互いのフィニッシュホールド同士が、双方避けずにヒットしてからの決着…。
私が最近見たプロレスの試合の中で、最も終わりが美しいと感じる瞬間でもありました。

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試合数が多かった今大会においても(全10試合)、終盤に向けて火を点ける起爆剤となった試合。

非常に見応えあったと同時に、征矢はもっと報われてほしいと感じた試合でした。

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まとめ

ノンタイトルというシチュエーションながら、征矢学との負けられない一戦に勝利した潮崎。

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年始からのシングルマッチ連敗を止めたものの、勝利の余韻に浸らせてくれないのは、GHC復権を課せられた漢の宿命か否か。


荊の道は、春になっても続くのでした…。


~続~


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