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甲子園出場経験があったからこそできた身体作り改革(神村学園高校OB 古川朋樹インタビュー)

最初に声をかけてくれた学校で甲子園に……

――野球を始めたきっかけについて教えてください
 兄が野球をしていたので、それにつられてという形で始めました。チームに入ったのは小学2年生の時だったと思います。

――神村学園に入学を決めた理由を教えてください
 最初に声をかけてくれた高校だったため、その高校で甲子園を目指したいと思い、神村学園へ入学しました。

身体作りを通して感じた手ごたえ

――高校時代に掲げていた目標について教えてください
 「甲子園で勝って日本一になりたい」ということをチームの皆で言い合ってやってきました。

――日本一を目標としていた当時の印象に残る出来事を教えてください
 出来事というか、一つ上の学年の時に甲子園に出させていただいて、他の選手との身体の違いなどを感じました。そこで自分たちの代からは「よりトレーニングや食事面に気を配っていこう」という話し合いをコーチとしてきたので、身体作りをメインとしてやってきました。

――身体作りを意識する中で、どのような部分が変わっていましたか?
 1週間のトレーニングとランメニューのスケジュールを前もって出されたり、1人1人の1日のタンパク質の量などを自分たちで計算したりしながら、どのようにして身体を大きくしていくかを考えていました。

――身体作りを通して実際に変わっていったという実感はありましたか?
 ピッチャーの球速が上がっていったり、バッターの飛距離も伸びていったりしたので、自分たちとしてはレベルアップしているなという実感はありました。

甲子園への思いが強くなっていた中での中止

――甲子園中止の第一報を知った時はどういった感情でしたか?
 2年生の時に甲子園に行ったからこそ、より一層甲子園に対する思いというものも強くなりましたし、そこを目指して1年間やってきました。そのため、今までの1年間が無駄になったというか、何とも言えない気持ちになりました。

――そうした中でチームメイトと話したことなどはありましたか?
 今からどういう感じで進んでいくのかだったり、これまでのキツかった練習は無駄だったのかというようなことであったり、色々なことを話しました。

――当時、監督からかけられた言葉などはありましたか?
 その時監督さんからは「まだ県大会があるかもしれないし、どういう形であるか分からないけど、開催してくれる方向に向かっているからそれまで頑張ろう」というような話がありました。

3年生全員で戦い、つかみ取った優勝

――その後、各都道府県で独自大会開催の動きが進みましたが、大会の開催を聞いたときの心境を教えてください
 甲子園があったら1年生~3年生の中からメンバーが決まると思いますが、独自大会になってからは監督さんと話をさせていただいて3年生全員で戦わせてもらうことに決めました。そこから3年生全員で優勝に向かって頑張ろうということで話し合いました。

――独自大会は例年の選手権予選とも異なる雰囲気だったと思いますが、その中で印象に残っていることなどはありましたか?
 決勝戦はベンチ入りメンバー全員が出て優勝することができたので、『3年生全員で勝ち取った勝利』だったと思います。優勝もそうですが、3年生全員で戦えたというのが一番の思い出です。

皆と野球ができることを楽しんで

――この「あの夏を取り戻せ」というプロジェクトについて聞いたときはどう思いましたか?
 こういったことができるなんて思ってもいなかったですし、実現するのであれば本当に感謝しかないです。

――当時のチームメイトの皆さんとやり取りをしたことはありますか?
 自分の方から「もしかしたら甲子園で試合ができるかもしれない」と報告した時は、皆が「それ本当なのか!?」というくらい信じ切れていないような様子でした。

――このプロジェクトでの目標について教えてください
 とにかく皆で楽しみたいというか、せっかくまたこういう形で皆と野球ができるので感謝しながら楽しみたいです。

――最後に応援してくださってる方々へ意気込みをお願いします
 開催していただくことに感謝の気持ちを忘れずに、精一杯みんなで楽しみたいと思います。
 頑張るぞ!


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