建築人生の、生業の側面を支えてくれた本

自分が良いと思う建築を追及したり考えたりするために、様々な本を読んだり見に行ったりするのが好きなのですが、それと同時に、様々なジャンルのビジネスの本を読むのも好きです。

また、アーキテクチャーフォトが存続する為には、ビジネスの面が必須で、当たり前ですが、お金を稼がなくては、サイト自体も維持することが出来ません。サーバー代、メンテナンス代、外部サービス使用料等々、人件費を除いても、様々な費用が掛かります。それは、ネット上の家賃のような物で、リアルな事務所の家賃を大きく凌駕しています、、、。笑

そんな訳で、現実的にお金を得なければいけません。そしてそれが生業になっているからこそ、このサイトに時間を掛けられている訳であり、昼間に設計事務所の仕事をしていて、夜にサイトを更新していた時にも、常にそのことは思っていました。(お金を稼いでいないことで得られる自由なメディアというのもあると思いますが、それを続けるにはまた違ったスキルや能力が求められると思います)

そんなわけで、前例のないネットメディアを事業化するというミッションを実現する為に、様々な本やネット記事を読んだうえで実践してきたのですが、僕自身の趣向としては、なんでもよいからとにかくお金を稼ぎたい、とにかく稼いでいる人が偉い、というスタンスの本には興味が湧きませんでした。(そう思って実践できているとすれば、それはめっちゃすごいことなのですが。)

そういうものではなく、自分がこれをやりたい、この業界を目指したい、という想いがあり、その枠の中で、試行錯誤をして、自分の活動をいくらか変異させてでも生き残ろうとする人たちのスタンスや考え方に興味を持って、本を読んできたような気がします。

それは、自分自身も、建築家になりたいと学生時代に思い、設計業界に飛び込み、紆余曲折を経て、今の活動が仕事になっている、という事も大きな理由の一つだと思います。

そんな僕自身が、読んだり見たりして感銘を受けた書籍を紹介してみたいと思いました(記憶で書いているのでご了承ください)。

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①紳竜の研究 [DVD]

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