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ひとりぼっち世界

孤独を感じる瞬間は多々ある。


夕暮れ部屋でひとりきり。窓のスキマから、よそのお宅の夕飯の匂いがただよってきた時。

日曜日の街中ひとり買い物中、楽しそうなカップルや家族連れとすれ違う時。

予定も無く、誰からの連絡もなく、誰にも必要とされていないような気分になった時。


孤独を感じたくなくて、うわべの会話しか出来ない友人を作り、なんとなく良い感じの人と付き合い、形式的なプレゼントをし、言葉だけの愛をささやく・・・のかもしれない。


『親友』という言葉で特別なのだと確認し

コミュニティに参加し『繋がっている』事に安心する。


それもこれも『孤独』が怖いからなのかもしれない。


『ひとりが好き』と『孤独でも平気』は違うと思う。


私はひとりの時間も好きだが、孤独は嫌いだ。

だから、時々どうしようもない孤独におそわれた時に『世界にひとりぼっち』のような気分になってしまう。


このような感情は誰もが味わうものなのか?と、時々考える。

『さみしい』とか『辛い』とかよく言う人は、多分味わっていると思う。でも負の感情をめったに出さない人でも、こんな思いをする事はあるんじゃないかな。



人生で一番印象に残っている『孤独』は、20歳の時。

高校卒業後2年弱。

ルームシェアしていた友人との生活も終わりに近づき、それまでの仕事を辞め実家に戻る予定だった。

住む場所も仕事も生活リズムも、何もかもが0になる瞬間が近づいていて、未来も未定。私は『なにもない自分』と向き合う事になった。

ある日の黄昏時、ひとり部屋で、なにもせず、ただ布団にくるまって、孤独に押しつぶされていた。

実際その後半年位は『うつ』のような状態になってしまった。



孤独は怖い。


か弱い20歳の私より、紛らわせる方法はいくつか持っているけど、まだまだ不十分だ。


だからうわべじゃない、腹を割って話せる友人ももっともっと欲しい(ホントに辛い時は突然連絡できると嬉しい)し、存在意義を感じるようなスキルや仕事で生きていきたいし、一生一緒に生きていきたいと言ってくれる恋人と一生一緒にいたい(死がふたりをわかつまで)。


この所情緒不安定でなかなか難しいけど、もうしばらくは時々孤独とお友達でいなきゃならないから、まぎらわせていきます!

(ひとり時間は好きだけど、孤独は嫌いという感覚に共感してもらえる友達増やしたい非リア充の語りでした)